【DDT】遠藤哲哉が「いつどこ」行使の上野勇希を退けKO-D王座初V!6.27新宿でのタッグ王座挑戦決定で3冠獲りへ

「WRESTLE PETER PAN 2020【DAY2】」(7日配信)で、田中将斗(47=ZERO1)を破り、KO-D無差別級王座を奪還したばかりの遠藤哲哉(28)が早くも初防衛に成功した。

13日、無観客による「DDT TV SHOW #6」(DDT TV SHOWスタジオ)が動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」で放送され、メインイベントでは遠藤、T-Hawk(30)の「ダムハーツ」(ダムネーションとストロングハーツの業務提携軍)が、「オールアウト」の竹下幸之介(25)、彰人(33)組と対戦。

遠藤は竹下組から徹底的に左足を狙われたが、彰人とぶつかったレフェリーが昏倒している隙に、セコンドのエル・リンダマンが乱入してアシスト。このチャンスを逃さなかった遠藤はトーチャーラックボムからシューティングスター・プレスの必殺パターンで彰人からフォールを奪った。

すると、この日のセミファイナルでの「いつでもどこでも挑戦権争奪戦」でMAOをウラカンラナ・インベルティダで制した上野勇希(24)が脱兎のごとく現れ、遠藤にミサイルキックを見舞って権利の行使を宣言。緊急決定試合として、急きょタイトル戦が行なわれるに至った。

上野はSTFから、チョップ、エルボー、ドロップキックなどで攻め立てたが、耐えた遠藤は15分過ぎ、スワン式ダイビング・エルボーを繰り出した。上野は雪崩式フランケンシュタイナーから、フライング・ボディプレスで反撃するもカウントは2。上野はさらにムーサルトプレスを狙うも、遠藤は剣山でカット。

そして、遠藤は変形ゆりかもめで絞め上げると、上野はたまらずギブアップ。メイン終了後、休む暇もなくタイトル戦に臨んだ遠藤が初Vを成し遂げた。

遠藤は「上野! 『いつどこ』の使い方間違いじゃねぇよ。相変わらず空気が読めないな。このオレは、田中将斗からベルトを獲った男だ。今のオレは強いって。テメエがそんなやり方で挑戦してこようが勝てるはずがない。先週(7日)、タッグ王座防衛したよな。オレたちの挑戦を断る理由ないよな。こっちにも空気読めない人間が一人いる。ノブ(島谷常寛)! オマエがパートナーだ」と、島谷と組んで、上野と吉村直巳が保持するKO-Dタッグ王座への挑戦をアピール。

上野が「レスラーとしての目標決めた。あなたからシングルのベルト獲ります! そのために必要なら、タッグ受けてもいいですよね」と応じ、吉村も同意。ここで、今林久弥アシスタントプロデューサーが27日の東京・新宿FACE大会でタッグ選手権戦を行なうことをアナウンスした。

続けて、遠藤は「ノブ、タッグベルト挑戦は初めてか? ベルトはレスラーの人生そのもの。相応の覚悟をもって臨めよ! 今日もガラガラだな。でも(無観客の)TVマッチは今日で最後。明日から有観客マッチ。今日の上野の『いつどこ』の使い方は大正解だけど、オレにはベルト防衛しなきゃいけない理由がある。こんなところで負けられない。ノブ! 必ず獲るぞ」とマイクで締めくくった。

バックステージで遠藤は「先週、田中選手からシングル獲って、今日の試合は1週間ぶり。田中選手を経験してしまうと、全然きつくない。見てて感じたでしょ? オレの余裕。足攻められてたけど、田中選手と比べたら、どうってことない。アイツ(上野)がDDTに入ってきたときから、ずっとわかってた。このベルトに挑戦するところまではよかった。このベルトを田中選手から獲ったというのがアイツの敗因。(島谷は)相応の覚悟が必要。なんでオマエを指名したか? 『WRESTLE PETER PAN』で、オマエの覚悟見たから指名した。そのつもりで臨め!」とコメント。

抜擢を受けた島谷は「最強の遠藤哲哉と組んで、ダムネーションのマネジャーとして、一発で獲って、DDTにレギュラー参戦だけじゃない。トップ戦線に乗り込んでやる」と気合を入れた。

無差別級王座奪取がならなかった上野は「タッグタイトル戦で、ストロングハーツ(T-Hawk、リンダマン)の攻める姿勢を感じ取った。テンション上がって挑戦したけど、強かった。もっといけますんで、今後も無差別級目指してがんばる。遠藤選手も挑戦してくるというから、タッグ王座懸けてやります。島谷選手はボクら以上に試合してないと思うけど、コンディションよさそうだし、遠藤選手が二人いるつもりでやって防衛したい」とタッグ王座死守を誓っていた。

DDT TV SHOW!#6
【日時】2020年6月13日(土)
【会場】DDT TV SHOWスタジオ

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
大鷲透&松永智充&○納谷幸男 vs 勝俣瞬馬&飯野雄貴&岡谷英樹●
8分8秒 コブラツイスト

▼第二試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権試合 30分一本勝負
<王者>●男色ディーノ vs アントーニオ本多○<挑戦者>
8分41秒 スーパーごんぎつね3
※ディーノが防衛に失敗、アントンが第1480代王者となる。

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●アントーニオ本多 vs 男色ディーノ○<挑戦者>
19時31分 体固め
※リップロック。アントンが防衛に失敗、ディーノが第1481代王者となる。

▼第三試合 #DAMNHEARTSvsEruption! 30分一本勝負
マッド・ポーリー&エル・リンダマン&●島谷常寛 vs 樋口和貞&坂口征夫○&赤井沙希
10分39秒 片エビ固め
※神の右膝

▼第四試合 30分一本勝負
秋山準&○渡瀬瑞基 vs クリス・ブルックス&中村圭吾●
10分7秒 片エビ固め
※バックドロップ

▼第五試合 DAMNATIONvsDISASTER BOX! 30分一本勝負
○佐々木大輔&高尾蒼馬 vs HARASHIMA&吉村直巳●
11分2秒 エビ固め
※ササタニック

▼セミファイナル いつでもどこでも挑戦権争奪戦 30分一本勝負
○上野勇希 vs MAO●
7分38秒 ウラカンラナ・インベルティダ
※上野がいつでもどこでも挑戦権を獲得。

▼メインイベント #DAMNHEARTSvsALL OUT! 30分一本勝負
○遠藤哲哉&T-Hawk vs 竹下幸之介&彰人●
18分16秒 エビ固め
※シューティングスター・プレス

▼緊急決定試合 いつでもどこでも挑戦権使用~KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>○遠藤哲哉 vs 上野勇希●<挑戦者>
16分54秒 変形ゆりかもめ
※第75代王者が初防衛に成功。

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