【新日本】<11.7大阪決戦>内藤がEVILを撃破し二冠防衛、飯伏がジェイに敗れる大波乱!〔その他全試合結果・バックステージコメント掲載〕

<第4試合>

第4試合 60分1本勝負
IWGP USヘビー級王座挑戦権利証争奪戦
<権利証保持者/NJCUSA優勝者>
〇KENTA
vs
<チャレンジャー>
×棚橋 弘至
19分57秒  GAME OVER

※KENTAがIWGP US王座挑戦権利証の防衛に成功

▼バックステージコメント

棚橋「(仰向けに倒れ込み)クソぉ……。悔しいね。負けたことも悔しいし、いい結果をみんなに伝えられなかったことも悔しいよ。さあ、どこに向かおうか? 東京ドームに行きてえなぁ。東京ドームで試合してえな。積み上げていかないと。時間ないけど、考えて、考えて。俺に暗い話題は似合わないでしょ」

KENTA「(勝利者用に用意されたイスとテーブルをどけると、ZIMAを一本だけ手にとって、床に座り、権利証の入ったケースの破損部分を見せながら)これは約束通り、弁償していただきましょうかね、棚橋くん。で、今日、新たに裏も壊れたよ。どん頭してんだよ、お前の頭は。しっかり直して返してくださいよ。まあ、今シリーズ通して、楽しかったな、単純に。『G1』終わってからずっと続いてるような感じで。『G1』の感覚やテンションを忘れてないし、もちろん『ニュージャパンワールド』のカメラへの気持ちも忘れてないよ。そんな簡単に、そんな簡単に諦めろっていうほうが無理だよ。好きになっちまったんだからよ。

まあ、でも、棚橋、今シリーズやって、今の歳の棚橋と今の歳の俺で、お互いこの歳でやって。もちろん、10年前、15年前、そこでやってたら……っていう人もいるかもしれないけど、でも、やっぱり今の棚橋と今の俺でやれたことに、おもしれえなって思うし。いつだったかな? 昔、俺がWWEっていう団体にいた時、台湾への遠征があって、その時になんかの撮影で棚橋も台湾に来てて、こっちもこっちで中邑真輔、ASUKAがいて、試合が終わって『食事でも行きましょうか』みたいな感じになって。棚橋弘至、中邑真輔、ASUKA、自分で輝いてる人たちを見て、なんかその中に入っていけない自分がいたんだよね、あん時。それが凄い悔しくて、情けなくて。

もう一回、このままで終わってたまるかって、ずっと……まああれからじゃないけど、またあれでさらに気持ちを強くしてここまで来て、輝いてるかどうか、それは人が決めることだからわからないけど、少なくとも俺は今やれてることに充実感があるし、リングに上がるのが凄く楽しいし、それでいいんじゃないかなって。今、もう一回、あの会があったとしても、今の俺だったら胸を張って、そこに入って行ける。そういうこと。まあ、結局、今シリーズ通して、俺が何が言いたかったかって言うと、人生最後に笑えばそれでいいじゃんってこと」

<第5試合>

▼第5試合 60分1本勝負
東京ドーム・IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル王座挑戦権利証争奪戦
<権利証保持者/G1 CLIMAX 30優勝者>
×飯伏 幸太
vs
<チャレンジャー>
〇ジェイ・ホワイト
18分47秒  逆さ押さえ込み
※ジェイがIWGPダブル王座挑戦権利証を獲得

▼バックステージコメント

ジェイ「(※外道とともに自らも拍手しながら)オイ、勝者に拍手はないのか? 何度同じことを言えば、お前らはわかるんだ? だから言っただろ! それが俺からの言葉だ! 飯伏は真の『G1』優勝者でもなければ、あいつが権利証を防衛することもないし、トーキョードームでダブル王座に挑戦することもないと言っただろ! 宣言通り、これで権利証は、真の勝者である俺のものだ。俺がトーキョードームのメインで、ダブル王座戦に挑戦するんだ! そしてもちろん、この俺が勝つ。どっちと闘うことになるのか? その答えはもうすぐわかる。EVIL、お前は有言実行できるのか? それともナイトーとが勝つのか? 今に答えは出る。それまで辛抱強く待とう」

飯伏「(うつむきながら歩いてやって来て)こんな現実があるんですか……? 本当にこれからだったのに……。こういう現実があるんですか……。でも、レフェリーが3カウント叩いたわけだから……。こんなところで終わっていいのか……? 本当にあり得ない。この現実が……受け入れられない……」

<第6試合>

▼第6試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合
<第72代IWGPヘビー級&第26代IWGPインターコンチネンタルチャンピオン>
〇内藤 哲也
vs
<チャレンジャー>
דキング・オブ・ダークネス”EVIL
※両王座ともに初防衛戦
33分08秒  デスティーノ→片エビ固め
※内藤がIWGPダブル王座の初防衛に成功

▼バックステージコメント

内藤「(バックステージにやってくるなり)おっと、俺はカンサードじゃないから、テーブルとイスは必要ないかな(と言って、テーブルを足でどけて、イスを蹴飛ばし、床に2本のベルトを並べて片膝立ちで)これで東京ドーム大会のメインイベントに出場することが決定したね。う~ん、ジェイ・ホワイトはなんて言ってたのかな? ちょっとさあ、俺、英語よくわかんないんだよね。俺の出た高校ではさ、あんまり英語を習わなかったんだよね。むしろスペイン語を習ってたからさ。あんまりよくわかんなかったけど、シンコ・デ・エネロ(cinco de enero、スペイン語で1月5日)って言ってたのかな? シンコ・デ・エネロ?」

──1月5日っていうふうに言っていました。

内藤「シンコ・デ・エネロ?」

──「January 5th」と言ってました。

内藤「いや、ちょっと英語わかんない。スペイン語ではなんですか?」

──スペイン語は私がわからない……。

内藤「アナウンサーでしょ? 勉強しないの、そういうとこ? これからは英語も大事かもしれない。でも、スペイン語も勉強することを、テレビ朝日様におすすめ致しますよ。というわけでさ、俺、ジェイのマイク、聞き取れてないよ。あんなの聞き取れないよ。あとでモバイルサイトでチェックするわ。とりあえず、東京ドームのメインイベント、一番最後に入場することが決定したわけでさ、ちょっとワクワクしちゃうよね。メインイベントに出たことはあるよ? でも、挑戦者として出たから、一番最後の入場ではなかった。それが今回は一番最後に入場できるわけでさ、想像しただけでワクワクしちゃうよ。こういうプロレスファン気質が抜けないあたり、俺らしいでしょ? だってワクワクしちゃうんだもん。皆様、想像してみてよ。プロレスファンの皆様、想像してみてよ。東京ドーム大会の一番最後に花道を歩くんだよ? ワクワクしないわけないじゃん。まあ、東京ドーム大会のメインイベント、ワクワクします。それ以外のこと、う~ん、今は残念ながらちょっと話せないな。なぜなら、ちょっと疲れちゃったからさ。座らなくても結構だけど、頭で考えることに関しては、今日はちょっとカンサードですわ。疲れちまいましたよ。まあ、俺、内藤だからね。オカダ、棚橋じゃないからさ。どうかわからないけど、おそらく、おそらく、明日か明後日か明々後日ぐらいには、会見があるでしょう。さすがにあるでしょ? じゃあさ、その時に話しますよ。その時にもうこれでもかっていうぐらい質問をお受けしますよ。今日はさ、ちょっと横にならせてよ。疲れちまったよ。カンサードだよ。じゃあ、明日か明後日か明々後日かその次か来週か来月か、いつか知らないけど、きっと開かれるであろう会見で、またお会いしましょう。アスタ・ルエゴ! アディオス!」

※EVILはノーコメント

ジェイ「(※権利証の入ったブリーフケースを抱え、飯伏が追ってきているか後ろを気にしながら足早に引き揚げてくる。外道に向かって)まだイブシは俺を追ってきてるか?」

外道「大丈夫だ。俺が見張ってる」

ジェイ「権利証が動いたのはこれが初めてだろ。よく覚えておくんだな。もっとお前ら記者の相手をしてやりたいところだが、今はやタイミングが悪い。(※祝杯用に用意されいたZIMAを奪い取るようにつかんで)ナイトー、カンパイ。だがイブシ、権利証はもう俺の物だ。(※飯伏がいるだろうと思われる方向にの向かって叫ぶ)イブシ、ZIMAが飲みたいか? お前が『G1』を優勝した時のように、もう一度祝杯を上げてもいいぞ!」

外道「さ、もう行け、行け」

飯伏「いやあ、残念だと思ったけど、反則じゃねえか。負けてないよ。全然負けてないよ。(手を叩きながら)3カウント、ロープ、なんでレフェリーは見てないの? 俺はチェックしたから。ちゃんとチェックしてから、3カウント叩いて。俺はまだ諦めてないから」

<写真提供:新日本プロレス>

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