【丸藤正道インタビュー】秋山準とのタッグは「新しいものが生まれる感覚!」”聖地”日本武道館に帰還をきっかけに目指すものとは?

■サイバーファイト副社長として経営者目線で2021年の目標

--サイバーファイトとして新しい会社になりましたが、その副社長として経営者目線として、2021年の目標みたいなものはありますか。

丸藤 目標。そうですね、やっぱりこのコロナの中でも興行を開催してるからにはできる限りのお客さんに見に来てほしいと思いますし、ABEMAとかも使って何十万という視聴者数はいただいてるんで、それが形にしっかり表れるようにしたいと思うし、そのコロナ禍の中でやってきた、例えば無観客試合で試合を配信してきたとか、そういうものをうまく織り交ぜてやれたらいいなとは思いますよね。

--なるほど。確かにABEMAっていう大きなメディアが後押ししてくれる部分というのはファン層の拡大にはすごくいいですよね。

丸藤 そうですね、確実に拡大はしてきていると思うんで、それを目で見える形にもっと会場で結果を出したい。あと、あともう何歩かだと思うんですよね。

--コロナが落ち着くと今までとは違うファンも会場に来てくれるようになると、実感が皆さんもされるんじゃないかなと思うんですよね。

丸藤 あとはABEMAとかを通してあれだけの人が見てくれているという中で、ABEMAで見ればいいやっていう感覚じゃなくて、これは会場に見に行かなくちゃ、見に行けないなとか見に行きたいなと思わせるものを見つけたら一気にいろいろひっくり返るんじゃないかなと。

--テレビで見てた人が生でプロレスを初めて見ると驚きと感動があると思います。リアルなチョップの音なんかはすごい迫力が伝わるじゃないですか。メディアとしても初めて見る方には、プロレスの魅力を伝えられるように微力ながら頑張っていきます。

丸藤 よろしくお願いします。

 

■M’s alliance(エムズアライアンス)メンバー増強について

--M’s alliance(エムズアライアンス)は今すごい拡大していますが、こんな選手も入ってきたんだというふうにいろんなパイプを使って入ってこられてると思うんですけど、どこまで拡大路線なんでしょうか?

丸藤 その、イニシャルがエムだからって誰でも入れるってわけじゃないんで。

--(笑) ですよね。誰が決めるんですか。丸藤選手?

丸藤 けっこう僕が多いですかね。あと会社のオススメもあったりとか。

--なるほど、武藤選手と相談して、この人どうですかみたいなそんな感じで決めていくんですか。

丸藤 武藤さんあんまり知らないです(笑) 

--(笑) 丸藤さんがもうメインで、このひといいなと思ったらちょっとオファーかけるというそんな感じですか。

丸藤 そういう形が多いですかね。だからなんですかね、そのレジェンドと言われる人たちもエムズアライアンスに限らず、ノアではもう何ですかね、ゲスト扱いするつもりはないので。

--確かに今回の武藤選手のGHC挑戦ヘビー級挑戦も驚きました。

丸藤 みんな、武藤さんしかり船木さんしかり桜庭さんもそうですけど、結構いい意味でノアのプロレスを楽しんでくれてるんで。

--桜庭選手は本当になんかプロレスラーとして蘇ったというか、なかなかちょっと言い方あれなんですけど。

丸藤 楽しみすぎてると思う部分もあるんですけど(笑)

--(笑)

丸藤 これ大丈夫?みたいな。でもあの人が築いてきたものっていうのは間違いなく本物なんで、はい。

--拳王選手とのシングルも凄く盛り上がりました。今までの桜庭選手のイメージとは違って、ノアのリングに来てしっかりプロレスラーとしての受けの部分も体感してるような気がしますね。

丸藤 チョップ合戦とかも仕掛けていきますもんね(笑) 

--(笑) 野球でいうと昔の野村再生工場じゃないですけど、ノア再生工場のように選手が息を吹き返してバリバリ活躍されてる姿が、選手を応援してたファンにとってはすごく嬉しいような感じがします。

丸藤 情報だけであまり見てない方たちってのはおそらくその何て言うんですかね、今のノアはそういう一昔前の人たちを使ってみたいなイメージがあるとは思うんですけど、僕から言わせてもらえれば、今しか見れない武藤敬司、今しか見れない船木誠勝、今しか見れない桜庭和志とか、今しか見れないその人たちが見れるっていうのを、もうちょっとこう伝えたいなと思いますよね。

--これからのM’s allianceの拡張路線もすごく楽しみです。

 

■丸藤正道選手としての2021年、今年の目標

--最後に、丸藤選手として今年の目標をお聞きしたいと思います。

丸藤 2020年はノアの20周年という年で、僕としてはその旗揚げからずっとここにいたからにはこの20周年を頂点で迎えたいと思っていた中で、自分の実力不足でそれはならなかったので。この2021年から武道館をきっかけに、また新たなスタートを切るならば、そこをまた一つの境目として僕ももう一度しっかりトップに立ちたいなと。

--それはGHCヘビーのチャンピオンになると。

丸藤 はい。

--2016年1月からベルトを失ってるんで、ちょうど5年ぐらい失ってるって感じですもんね。

丸藤 そうですね。

--でもまだまだ丸藤選手は年齢的にも若いし、ヘビー級で最多戴冠や最長防衛記録だとか、何かそういうのを打ち立ててほしいなと思います。

丸藤 そうですね、もうあと何かやっぱり自分の中でもしっかり結果を残して、もうちょっと丸藤というプロレスラーをステージアップさせたいなと思うんで。

--でももう、全日本プロレスでチャンピオンカーニバルも優勝したし、ノアのベルトも全部取ったし(笑)

丸藤 (笑)

--これ以上ステップアップって言ったら、次なにが…

丸藤 それは一番はやっぱりノアにお客さんがしっかり入るようにするっていうのが、僕の中で今一番大事なことなんで。

--なるほど、本日は有難うございました。日本武道館大会も楽しみにしております!

丸藤 はい、頑張りますので皆さん応援ヨロシクお願いします!

(インタビュアー:プロレスTODAY総監督 山口義徳)

ABEMA presents DESTINATION 2021 ~BACK TO BUDOKAN~
日程:2021年2月12日(金)
会場:東京・日本武道館
 
全9試合を第1部・第2部に分けて実施。
第1部 16時30分開始 
第1試合~第4試合

第2部 17時45分開始 
第5試合~第9試合<メインイベント>

当日の放送について
・ABEMA格闘チャンネル 第2部の5試合を生中継。
・ABEMA PPV 第1部&2部の全9試合を生中継。
・FITE TV 英語実況にて第1部&2部の全9試合を生中継 
https://www.fite.tv/watch/destination-2021-back-to-budokan/2p8nk/
・WRESTLE UNIVERSE 英語実況にて第2部の5試合を生中継
https://www.ddtpro.com/universe/videos/9524

全対戦カード

(第1部)
<第1試合・シングルマッチ>
齋藤彰俊 vs 岡田欣也

<第2試合・6人タッグマッチ>
小峠篤司 稲葉大樹 矢野安崇 vs 大原はじめ YO-HEY 藤村加偉

<第3試合・タッグマッチ>
モハメドヨネ 谷口周平 vs 望月成晃 田中将斗

<第4試合・12人タッグマッチ>
杉浦貴 桜庭和志 藤田和之 村上和成 ケンドー・カシン NOSAWA論外
VS
中嶋勝彦 マサ北宮 征矢学 覇王 仁王 タダスケ

(第2部)
<第5試合・GHCジュニアヘビー級タッグ選手権>
(選手権者)小川良成 HAYATA VS  鈴木鼓太郎 日高郁人(挑戦者)

<第6試合・GHCジュニアヘビー級選手権>
(選手権者)原田大輔 VS 吉岡世起(挑戦者)

<第7試合・タッグマッチ・NOAH GENERATION>
丸藤正道 秋山準 VS 清宮海斗 稲村愛輝

<第8試合 セミファイナル・GHCナショナル選手権>
(選手権者)拳王 VS 船木誠勝(挑戦者)

<第9試合 メインイベント・GHCヘビー級選手権>
(選手権者)潮崎豪 VS 武藤敬司(挑戦者)

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