【新日本】NEVER6人タッグはCHAOSが防衛成功!YOSHI-HASHIも棒を奪還!後藤「以前の日常を取り戻すまで、生きて、生きて、生き抜こうぜ!」4.20後楽園<全試合結果>

新日本プロレスは4月20日(火)、東京・後楽園ホールで『Road to レスリングどんたく 2021』第8戦を開催した。

メインはNEVER無差別級6人タッグ選手権試合(王者組・後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIvs挑戦者組・KENTA&高橋裕二郎&石森太二)がマッチメオクされた。

この日までの前哨戦でも両軍ヒートアップしている中でのチャンピオンシップとあって、激しく意地のぶつかり合いが行われた。

中でもYOSHI-HASHIとKENTAの棒をめぐっての争いも過熱。

最後は石森にシングルで敗戦している後藤が意地を見せ、GTRで前夜の屈辱を晴らし、王者組が防衛に成功。

勝利を収めた後藤は試合後のマイクで「また超満員の後楽園ホールを見るまでは、オレたちは負けません!大歓声をもう一度聞くまでは、プロレスは負けません!」と力強くアピール。

※全試合結果 & 試合後バックステージコメントを掲載。

『Road to レスリングどんたく 2021』
日時:2021年4月20日(火) 17:30開場 18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:366人

▼第1試合 20分1本勝負
本間 朋晃
SHO ×
YOH
vs
鈴木 みのる
金丸 義信 〇
エル・デスペラード
10分38秒  エビ固め

◆試合後バックステージコメント

※デスペラードは金丸に拍手。

金丸「毎回毎回、もう話すことなんかねぇぞ、オイ! いつもと一緒だよ! オイ、どっちがチャンピオンか分かんねぇだろ! しっかりしてくれよ!」

デスペラード「本当です。チャンピオンは、勝って、(※両手を挙げて)『俺たちがチャンピオンだぜ!』って」

金丸「ほら、二人とも話すことねぇんだよ! そうそうそう(※と、先に控室へ)」

デスペラード「帰っちゃった(笑)。だから、そういう像を見せてくれっての。オマエらは、流れがキレイなタッグワークとか、何だっけ……3Kか。あと、モーターシティ・マシンガンズのをそのままやってるヤツとか、ああいうの、たどたどしいんだよ、見てて。だから、得意なことだけやりゃあいいんじゃない? 不得意なことを得意に見せなくていいよ。(※控室に向かいながら)俺たち、得意なことしかやってないから、上手に、見え……いや、上手なんです」

※鈴木はノーコメント。

本間「やっぱさぁ~、昨日今日覚えたような腕ひしぎじゃ、極まんねぇか、クソー! 極まると思ったんだけどな! 今日で俺は終わりだが、まだまだ! 次のシリーズに向けて仕上げる!」

※インタビュースペースに着くと、YOHはヒザを少し曲げたまましばらく無言。その横でSHOは「すみません……」とつぶやく。

YOH「いろいろプレッシャーをかけられてきてるけど……分かるよ、言ってること。それを全部受け止めて、全部吸収して、キャリア史上最悪のピンチから、キャリア史上最高のチャンス。

プロレスはさぁ、逆境のスポーツだろ。結果出してやるよ。それが、証明になるからね(※先に控室へ)」

SHO「今日の負けはたまたまなんかじゃないぞ。今日のところはな。さすが、チャレンジャー。さすが、エル・デスペラード、金丸義信。さすがだよ。たまたまなんかじゃない。負けはしっかり認める。今日の前哨戦は、オマエたちの勝利だ。だけど、この前の後楽園の前哨戦の勝ちも俺たちのたまたまの勝利なのか? そうは言わせねぇぞ。もちろん鹿児島でしっかり(※手にしていたIWGPジュニアタッグのベルトを叩いて)全部、全部を守ってやる。このベルトがかかってることはもちろん、俺たちには、俺たちには、俺とYOHさんには、このベルト、それから、もっともっとすげぇもん、かかってんだ。これからどんどん戦っていくしかない」

 

▼第2試合 20分1本勝負
DOUKI
ザック・セイバーJr. ×
タイチ
vs
邪道
タンガ・ロア 〇
タマ・トンガ
12分33秒  エイプシット→片エビ固め

◆試合後バックステージコメント

タンガ「ザック・セイバーJr.、俺のマイクはちゃんと聞いてたか? 毎日毎日ベルトに挑戦させろってうるさいから、返事してやったぞ。俺に潰されてリングで大の字になってたからマイクを聞く余裕がなかったか? じゃ、後でちゃんとチェックするんだな。

万が一お前がシングルでこの俺に勝ったら、お前とタイチにベルトに挑戦させてやる。だがもちろん俺はお前を倒し、もう2度とこのベルトに挑戦できなくしてやる!」

※タマはタンガのコメントを聞き終わると、頷きながら控室へ

※邪道はノーコメント

※タイチ、ザック、DOUKIはノーコメント

 

▼第3試合 20分1本勝負
矢野 通
棚橋 弘至 〇
vs
外道 ×
 “キング・オブ・ダークネス”EVIL
6分34秒  反則

◆試合後バックステージコメント

矢野「(※号泣しながら階段を降りてきて)ああ~っ! あぁ……、あぁ~! 何てことをするんだ! ああ~っ!

(※黒く染まったトロフィーを示して)トロフィーに、何てことを! 何てことをするんだ~っ! どうなってんだ! 何てことをするんだ~っ! あぁ~!(※号泣しながらそのまま控室へ)」

棚橋「外道相手にこんな勝ち方をしてるようじゃ、ジェイ・ホワイトは、遠い。それは過去何度も戦ってきた俺の感覚。(※自分に言い聞かせるように)大丈夫、油断してない。大丈夫」

外道「棚橋! 棚橋! 棚橋、分かったかオイ! ジェイ・ホワイトが出るまでもねぇな、あぁ!? 俺がよぉ、毎晩テメェをぶちのめしてよぉ、博多まで、ジェイを、待っててやるよ!」

EVIL「(※東郷を従え、持参したイスに座って)オイ矢野、次はテメェがああなるってことだよ。つまり、テメェはもう死んでるってことだ。よく、覚えとけ! (※東郷に)行くぞ!」

 

▼第4試合 30分1本勝負
BUSHI ×
SANADA
内藤 哲也 
鷹木 信悟
vs
ジェフ・コブ
アーロン・ヘナーレ
グレート-O-カーン 〇
ウィル・オスプレイ
14分41秒  エリミネーター→片エビ固め

◆試合後バックステージコメント

オスプレイ「ナイトーの奴、今日はオーカーンのTシャツ着て現れたな。あいつ連日のように観客の何人がロスインゴのTシャツかUEのTシャツどっちを着てるかってうるさいんだよ。いい加減にしろよ、この野郎。でもお前は俺たちより随分前から新日本リングに上がってるくせに、人気が出たのはここ数年のことだ。俺たちは出来てまだ6ヶ月そこらのユニットだけど、もう1番の宝(IWGP世界ヘビー級王座)を手に入れた。だからあまり調子に乗るな。

どうせお前はヒロシマでオーカーンに始末されるんだから。タカギ、今日は随分マシだった。昨日のお前たちの動きはひどかったからな。目の周りをドラゴンみたいなメイクでカバーしてるけど、疲れは隠せてないぞ。お前がどう足掻いたって27歳のウィル・オスプレイの動きにはついてこれない。まぁ正確にはあと3日で28歳だ。2年後には俺も30歳か。でもこの若さで既に新日本のトップに上り詰めた。

俺はキングピン、アサシン、BILLY GOAT、その全部だ。俺はニュージャパンのナンバーワン、いや、世界ナンバーワンだ。何一つ疑うことなく自分をナンバーワンと呼ぶぞ。世界を見渡しても俺ほどの実力を持ったレスラーは誰一人としていない。ウィル・オスプレイは唯一無二で、レベルが違う」

ヘナーレ「オスプレイが言うように、俺たちはレベルが違う。SANADA、今シリーズは連日お前ら俺たちにやられっぱなしじゃないか。ちなみに俺が着けてるこのサングラスは安物じゃないぞ。欲しけりゃ5万で売ってやる。ヒロシマが楽しみだ。

この勢いのままヒロシマで俺がSANADAを倒し、オーカーンがオカダを片付けてくれる。そしてフクオカでオスプレイがタカギをぶっ潰してくれることだろう。俺たちが歩むのは血と金と栄光で覆われた道だ。KILL THEM ALL!」

オーカーン「(※持参した折りたたみ椅子に座ると)はぁ……。内藤、貴様本当にバカだったんだな。リーダーがいないと言いながら結局いるんじゃねーかよ。今は鷹木がリーダー。ああ、あんなオスプレイの引き立て役なんかどーだっていいんだよ。余が貴様の言葉を借りるならば“広島で負けたら2度と先頭走るな”ってことだ。日替わりだろうがシリーズごとだろうがどうだっていいよ。

結局いるんだろ? だったら今後、ずっと2番手として生きろ。“ニホンゴ、ワカリマスカァ?”、それとバカついでに言うが……7連敗だこれで、ロスインゴは。都合のいいことは忘れる。鳥あたまか。なぜ、自分たちが負けてることは言葉にしない。貴様の言う、貴様の大事なお客様は負け惜しみでこう言ってたよ。“ロスインゴは、内藤さんはまだ本気出してないだけ”だってなあ。ああ、舐められてんぞおまえ。

内藤は、前哨戦、タッグマッチ、自分がフォール取られなければ、問題ない、別にどうだっていいって。あ? 舐められてんだよ。まあそれが本当かどうか、どうだっていいんだよ。それもリングで示せ。ああ、ああ……。そういうことは何も言わず、リングでどんどんどんどん熱くなるもんだとばかり思ってたよ。だから余も、こうやってけしかけてんのに、熱くなるのはTシャツの売上だけか? まあこんなつまんない男だとは思わなかったよ。本当に残念だ。

まあいいやもう。貴様のホームの広島、楽しみだよ。貴様のホームなんだろ? 貴様目的に、会場が満員になって、ロスインゴのTシャツを全員が着て、声に出せなくても余にブーイングを送ってくれるんだろ? 最高のステージを届けてくれるんだろ? なあ、今日の、なあこのシリーズ、お客様が入ってないのは貴様が本気出してないからだよなあ? 楽しみにしとくよ。逆転してくれよ」

※コブはノーコメント

鷹木「UNITED EMPIRE、調子に乗るの、大概にしろコノヤロー。俺たちも! こんなもんじゃねーからな。結果的にな、このシリーズ終わったら、広島も、福岡も、俺達が全勝してみせる。それからオスプレイ……なんだと! 言ってくれるじゃねーか!! “おまえに、本気で獲る自信があるか?”、あるから行動移してるんだろ!!

オイ、じゃなかったらオイ、4.4両国のメイン後、あんな行動起こさねえよ。なあ、空気読まずにメイン後出てったんだよ。ええ? それ相当の覚悟がなければ、あんなことできるわけねーだろ。まだ俺の本気がアイツに伝わらないっていうんだっったら、なあ、5.4までまだ時間あるんだ、たっぷり! 身をもって体感さしてやるよ!

それから、あいつの言うように俺は確かに、大事なところで毎回負けてる。『BEST OF THE SUPER Jr.』のファイナル、そして先の『NEW JAPAN CUP』ファイナル……。ああ、2連敗中だ。次が3度目の正直だ、3度目の正直。2度ある事は3度あるじゃねえ。3度目の正直は、俺が勝ってみせる」

内藤「(※試合中着ていたオーカーンTシャツを手に持ち)昨日も一昨日も、新発売のオーカーンTシャツを着たお客様が会場にぜんぜんいないからさ、なんかUNITED EMPIREの広報さんが可哀想になっちゃって、しょうがないから、今日、俺がオーカーンTシャツを着て、試合したよ。オーカーンみたいに、自分で自慢できるほどの知名度も、自分で自慢できるほどの学力もないけど、こうしてオーカーンTシャツを着て、わざわざリングに上がってやったんだ。

オーカーンは俺に感謝したほうがいいよ。(※オーカーンTシャツを捨て蹴飛ばし)てか、俺コンプレックスの塊じゃないから。それ、鷹木の間違いだろ? 昨日、バックステージで鷹木が、“自分はコンプレックスの塊だー”って言ってたけど、残念ながら俺はコンプレックスの塊じゃないから。俺は自分の過去を否定しない。そりゃかっこ悪い過去も沢山あったよ。でも今となってはそんな過去すら、まあいい経験だなあって、思える。それが俺の今の一番の強みかな。

逆に、コンプレックスも、挫折も経験してないオーカーン。もしかしたら、今のオーカーンにとって一番の欠点であり、一番の弱点が、それかもしれないね。まあでもオーカーン、安心しろよ、これからこのプロレス界で嫌というほど、挫折を味あわせてやるぜ。じゃあ、次は明後日、大阪の会場でまたお会いしましょう。……あ、そういえば昨日記者席にあったパソコンをイジってみたんだけどさ、ムイ・ディフィシル(Muy dificil=凄い難しい)、むちゃくちゃ操作が難しかったぜ、カブロン!」

※SANADA、BUSHIはノーコメント

■次ページ(NEVER無差別級6人タッグ選手権試合)に続く

<写真提供:新日本プロレス>

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