【新日本】<IWGP世界戦>オスプレイが鷹木との44分超え“究極死闘”を制す!5.4福岡国際センター大会《全試合結果》

▼第5試合 60分1本勝負
IWGP世界ヘビー級選手権試合
<第2代チャンピオン>
ウィル・オスプレイ 〇
vs
<チャレンジャー>
鷹木 信悟 ×
※初防衛戦
44分53秒  ストームブレイカー→片エビ固め
※オスプレイが初防衛に成功

 

オスプレイ「タカギ、アリガトウ。俺のIWGP世界ヘビー級王座初防衛戦の踏み台になってくれたこと、感謝してる。何度も言ってきたが、この団体は俺を特に頼りにしている。だから、直前のカード変更があっても、ウィル・オスプレイが立つメインイベントは、払ったチケット料金に相応する価値がある。今日のフクオカ大会は24時間で完売したが、それは全てウィル・オスプレイとUNITED EMPIREの力があってこそだ。それが事実だ。

俺が『WRESTLE KINGDOM』でオカダに負けた時、『これでもう、UNITED EMPIREはおしまいだ』とみんな言った。でも、今の俺たちを見ろよ。かなり強いだろ?お前らファンやオカダが納得いかなくても、IWGP世界ヘビー級王者はこの俺だ。俺がこのベルトを巻くことは、初めから運命で決まっていた。前の俺の方が良かったという声が聞こえても、お前らの意見なんて気にもしていない。俺にとって価値があるのはUNITED EMPIREのメンバーと、このIWGP世界ヘビー級ベルトだけだ。『WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』のメインイベントでオカダを倒し雪辱を果たす」

■試合後バックステージコメント

オスプレイ「この団体は俺なしでは回らない。ジュニア時代からそう言ってきたが、その頃は生意気だと批判された。3年……いや2年か。2年たった今も、それは変わっていない。俺はこれからも、この壊れた背中で団体を担いで進んでいく。そうだ、背中はもうボロボロだ!でも、目的達成のためなら痛みにだって耐える。

もう一度言うが、俺はこの団体の未来だ。誰も俺が背負っているプレッシャーの大きさを想像できないだろう。でも俺は、先輩たちからバトンを受け継いだ。だから期待にこたえるのが俺の役目だ。人生では失敗ばかりしてきたが、今の俺は成功者そのものだ。そうでなければ7万円もするヴェルサーチェのガウンを身にまとい、コメントなどしていないだろう。そして俺は同時に、ブリティッシュヘビー級王者でもある。だが今、より大事なのはIWGP世界ヘビー級のベルトだ。今日のタカギの頑張りを称えたい。あいつのおかげで俺は、自分の限界を超えることができた。だが、あいつは俺を倒せなかった。それは俺のレベルに達していないからだ。

(明日から)3週間のオフか。次(の防衛戦)はトーキョードーム(5.29)でだな。オカダ、お前もしっかり休んでコンディションは良いはずだ。今日は(オカダの)試合がなくなり、結局、会場には現れなかったが、これで目が覚めたか? お前がニュージャパンの顔だった時代はもう過去のものだ。今は俺たちUNITED EMPIREが中心に立っている。これはいつも言ってることだが、俺はその時その時の最強の相手と闘いたい。俺はウィル・オスプレイ、俺はレベルが違う。

(メンバーたちに)カンパイしよう(※と言ってほかの3人を呼び込む。コブが祝杯用に用意されていたZIMAの栓を抜き、仲間に渡す。オスプレイが乾杯の音頭を取る形で)。UNITED EMPIREがニュージャパンを完全制覇した。ハッタリなんかじゃない、事実だ!カンパイ!うまいな!じゃあ、そろそろ行こうぜ。誰かベルトを持ってきてくれるか。俺はもう疲れたよ……」

鷹木「(※辻の肩を借りて引き揚げてくる。コメントスペースにたどり着くと、崩れ落ちるように両手両ヒザを着く。リング上でのオスプレイのマイクが聞こえてくる)オスプレイがしゃべってるのか……終わったんだな? 辻、同じこと聞いて悪いな。負けたのか?」

辻「ハイ」

鷹木「情けねえよ……。途中から覚えてねえよ。はあ……ああ……ああああああ! 悔しいな、悔しい……。(最後)何でやられたか、マジで覚えてねえ……。ダメだ……ダメだったか……。俺が『(オスプレイの)首盗ってやる』っ言って、俺が記憶飛ばされてんじゃ、逆に俺が介錯されっちゃったな。悔しいが!完敗だよ。今日は完敗だ。言い訳はできねえ。だが……だけどな、俺はまだ生きてんぞ。魂の炎は!まだ尽きてねえからな……。ああ、クソッ……(※辻の肩を借りて控室へ)」

<写真提供:新日本プロレス>

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