【SSPW】❝解き放たれた怪物❞関根“シュレック”秀樹「闘魂を背負ってるか俺が査定してやる!」

■澤田敦士にアントニオ猪木を感じたことありますか?

ーー今言葉にもあった澤田選手とのヘビー級のぶつかりあいがお客さんも期待しているところだと思います。澤田選手にはどのような印象がありますか?

「昔IGF出てた選手で、今議員さんですか?練習してんの?って感じですね(苦笑)練習せずに出てきて痛い目あっても知らないよって。柔術家でしたっけ?俺も柔道やってますからね(苦笑)」

ーー澤田選手は猪木イズムの継承者でもありますが

「澤田選手から闘魂を感じたことないですね、イメージも。感じたことありますか?闘魂というよりは澤田さんに猪木さんを感じたことありますか?それははっきり言わせてもらいますよ。世間の猪木ファン、社会で戦ってるサラリーマンのほうがよっぽど闘魂背負ってると思いますよ俺は」

ーーそういう意味では関根選手の中にも闘魂はあると

「自分は猪木さんのもとではやれなかったですけど、小学校から知った闘魂を背負ってずっと人生を渡ってきましたから。機動隊の時だって、上司の分隊長とかも『元気があればなんでもできる』って普通に言って訓練やってましたからね。『道』だってそらで暗唱できますよ機動隊は」

ーー猪木イズムとしても負けられないですし、ストロングスタイルプロレスの中での重量級最強を見せるうえでも負けられない戦いですね

「澤田さんに見せてほしいですよ意地を。自分は警察辞めて今格闘技とプロレスを専業でやってますよ。議員さんに出来るんですか?って。見せてくださいよ」

 

■団体の中で女子と男子のライバル関係があってもいい

ーー今のストロングスタイルプロレスの中でのモチベーションはいかがですか?

「やっぱりベルト欲しいですよね。僕らからするとアントニオ猪木っていうレスラーが一番強くて、ちょうど自分が保育園の頃にアステカイザーっていう特撮物が新日本プロレス全面協力であって、それでプロレスを知ってその後タイガーマスクのブームが来て。ほんとにあの頃のストロングスタイルがあるのがこの団体なので、自分の人生の答え合わせみたいなものがこの団体にあるので、ベルトは欲しいですね。その部分で真霜(拳號)さんに負けて間下さんに負けて、やっぱり積んできた重さを感じましたから。単純に格闘技でやったら俺のほうが強いけど、プロレスはそうじゃないです、積んできたものですよね。真霜さんにしたってそうですよ。積んできたものの差でギリギリじゃなく負けたと思ってます。多分何回やっても負けると思いますあの時点では。だから次は負けないように自分は積んでいかないといけないなと、その階段を下まで落ちたところですよ今は」

ーー今回の試合はその一歩目として踏み台になってもらうと

「踏み台というか次のいつくるかわからないタイトルマッチに向けて、この土台部分をおろそかにしてはいけないので。澤田選手をしっかり丁寧に潰していかないといけないなって今は思いますね。踏み台じゃないですね、今同じ位置にいるから対戦が組まれたわけで、団体からしたら『今澤田とお前は同じ位置なんだよ』って事で第2試合で組まれてるわけですから。ほんとにフラットな立場で組まれているので、しっかり丁寧に潰して土台にします」

ーー最近のストロングスタイルプロレスは女子の試合が多く、先日関根選手が挑戦したタイトルマッチがセミで女子の試合がメインになることもありました。そこに関して思うところはありましたか?

「女子だ男子だと今そういう事言っちゃいけないですね。これは単純に男子も女子も同じなんだから、タイトルマッチを行うってなった時に格で、タイガークイーンは自分たちと同じかもしれないけどやっぱりジャガー(横田)さんたちがどう考えたって格上ですから。これはしょうがないと思います。自分はちゃんと見れなかったですけど、いろんなマスコミやファンの話からしても僕らのセミ、ストロングのタイトルマッチよりそれ以上のものを見せてくれたと思うんで、悔しいとかそういうのじゃなくてどう思うかじゃなくて越えられる試合をしていかなきゃいけないなって。女子と男子じゃないですね。これは逆に言ったら僕らがメインでやった時に下手をすると『セミが良かったけどメインはダメだった』ってなった時にどえらい事になるんで。それはジャガーさんたちもプレッシャーになったと思いますよ。実際僕らも前回いい試合したから今回男子がメインになってるんで、やっぱりお互い意地を持って、男だ女だというのはナンセンスなのかもしれないけど、やっぱり違うタイトルなんだからそこでもライバル関係あってもいいのかなと。今回男子がメインだったから女子が『次は私達がメインをとる』ってすごくいい効果が生まれてるんじゃないかな。実際ストロングスタイルプロレスのお客さんは選手の目から見ても増えてるし、熱が違うと思います。自分がスーパーとやった時のシングルもそうだし、真霜さんの時もそうですよ。それよりも間下くんとやったタイトルマッチの方がすごい声援が聞こえたしお客さんの熱が戦っている自分たちにも伝わってきたし。これは本当に女子もあわせて一生懸命やってきた結果なのかなと思いますよね」

ーー関根選手から見て今のストロングスタイルプロレスの魅力はどこにありますか?

「・・・思いっきり殴ってもいい!間下くんにしろスーパーにしろ、船木さんもそうですよ。俺を思いっきりぶん殴ってますからね掌底で。俺だって、間下に渾身のジャーマンでしたよ。あんな渾身のジャーマンなかなかやらないですからね(笑)奴らがやってくるから俺もやっていいやってなるし、船木さんの掌底もテンプルに思いっきり入ってますからね。景色が回りましたから」

ーーよく意識を保てましたね

「しょうがないですよ。船木さんの全てを受け止めるって言ってしまったので」

ーーその中で改めて今回の試合で見せていきたいものというのはなんなのでしょうか

「俺はストロングでもそうですし他でもそうですし、毎日厳しい練習もしてるし、試合もRIZINでもシュートボクシングでもきつい試合してるし、そこの違いを澤田選手に見せていきたいですね。お客さんにも。戦ってるんだと。お前戦ってるのか?ちゃんと闘魂背負ってんのか?っていうのをね、逆に問うていく戦いですね。試合の中で彼の闘魂が蘇ればいいのかなって。どうも見えないんでね彼には闘魂が。弟子として居たことは間違いないかもしれないけど、弟子としての経歴があるだけで今闘魂背負ってるのかい?他にもいるじゃないですか、鈴木秀樹、藤田和之、みんな背負ってるじゃないですか。お前背負ってるのかい?俺が査定してやるよ」

 プロレスを愛してプロレスラーとなった関根にとって、アントニオ猪木、そして闘魂には譲れない並々ならぬ思いがある。

 闘魂の継承者としてプロレスと政治の双方でアントニオ猪木と接してきた澤田。その闘魂を“査定する”関根が見せる新たなストロングスタイルでの戦いに注目だ。

➡次ページ(全対戦カード)へ続く

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