【SSPW】❝解き放たれた怪物❞関根“シュレック”秀樹「闘魂を背負ってるか俺が査定してやる!」

❝解き放たれた怪物❞関根“シュレック”秀樹インタビュー

『闘魂を背負ってるか俺が査定してやる!』澤田敦士とヘビー級対決を行う関根“シュレック”秀樹が語るストロングスタイルプロレスでの戦い

 某日、3月21日に後楽園ホールで開催される『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.28』に出場する関根“シュレック”秀樹が試合にかける思いを語った。

 関根“シュレック”秀樹は、警察官を経て柔術家としてプロのリングに上がるようになり巌流島などで活躍。若かりし頃にプロレスラーを志した夢を諦めることが出来ず、盟友・佐藤光留の主催するハードヒットにて2018年7月にプロレスラーデビューも果たした。

 最近ではRIZINでの活躍が知られ、ベイダーマスクを被り、入場するという“プロレスラー”としての愛と誇りを以て試合に臨む姿が話題に。エモーショナルな試合内容やマイクなどが格闘技ファン・プロレスファンの心を打ち、今のシュレックは日本人ヘビー級MMA選手で最も人気の高い選手の1人になっている。

 アントニオ猪木さんの追悼興行『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』に“令和猪木軍”のメンバーとして出場するなどストロングスタイルの魂もその胸に秘めているシュレックの闘いぶりは初代タイガーマスクや“過激な仕掛け人”新間寿も認めるところであり、昨年12月にはストロングスタイルプロレスの頂点であるレジェンド王座にも挑戦した。惜しくもベルトを手にすることはできなかった関根は、本大会では第2試合で日高郁人と組み澤田敦士&政宗と対戦。

 IGF出身である澤田とのヘビー級対決に注目が集まる中、関根は世間を賑わす“闘魂”のあり方を問うた。

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.28』
日程:2024年3月21日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール

▼タッグマッチ 30分1本勝負
関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)/日高郁人(ショーンキャプチャー)
vs
澤田敦士(フリー)/政宗(フリー)

■プロレスと格闘技とでは勝負の価値観が違う

ーー現在ストロングスタイルプロレスにほぼレギュラー参戦されています。その立場になられた事に関してどう思っていらっしゃいますか?

「やっぱりフリーでやっているとレギュラー参戦させてもらえるのはすごいありがたいですね。プロレスラーの表現というものは、1回の試合で表現することもあれば1年通して戦って表現していくという事もあるので、参戦を通じての戦い方をファンに見せられるのはすごいありがたいですね」

ーー連続した参戦の中で日高選手とのタッグは3回目となります。息もあってきた部分も出てきたのではないかと思うのですが

「息あってきてますかね?(笑)日高選手は僕らとは毛色が違うプロレスラーで、自分はリアルな格闘プロレス。日高さんはスタイルが異なるので、その部分でどう融合していくかという部分は課題ではありますよね」

ーー日高選手とお話されて学ばれた事などありますか?

「控室でもプロレス界の大先輩ですから色々教えてもらうこと沢山ありますね。プロレスラーとして競技としての格闘技とは異なり、もっとお客さんを意識したほうがいいという事は教わりました。入場であったり技を決めたあとの間だとか、説得力だったりであるだとか。やっぱり勝負の価値観が違うのでプロレスと格闘技とでは。格闘技は競技として勝敗を決するわけじゃないですか?勝利へのベクトルが全てではあるけど、プロレスは説得力なんですよ。わけわかんないうちに勝つのではなくてお互いの根比べだったり、誰にでもわかる決着というのが一番いいわけであって。終わった後に『え?あいつ勝ったの?』ではいけないと思うんです。なのでお互い死力を尽くして、勝てるところで勝つんじゃない、全てを出して自分も相手もお客さんも納得して勝つ。お客さんがわからないものは勝ちではない、わかりやすい技の説得力や強さっていうものを間を通じてだったり、畳み掛ける攻撃も分かりづらいものだったら待ってという部分の大切さですね」

ーーそういう点では今回の対戦相手の政宗選手は関節技であったり打撃であったり変幻自在なファイトスタイルでやりづらい相手ではあると思います

「そうですね~・・・自分の場合は正直言うと関節技なんていうのは僕に通じるわけがないと思ってますよ。サトシ(・ソウザ)とかクレベル(・コイケ)とか格闘技界でも柔術界でも世界と戦ってきた相手とやってきたわけで、試合でもほとんど一本獲られてきてないですよ。そう考えたら獲られるわけないんだけど、プロレス特有の間だったりだとか、競技だったら勝利に直線的に行くところを回り道して最終的に勝つのがプロレスだと思うんですよね。そういった部分の価値観の違いでくらっちゃう事はあるのかもしれないですね。予想がつかない攻撃で」

ーー政宗選手は自分の世界観で相手のカラーを染めていくタイプでもあるのでもっていかれてしまうかもしれませんね

「自分としてはやっぱり日高さんに政宗は任せて、ヘビー級はヘビー級同士、澤田さんぶっ潰したいという思いはあるけど、それってタッグじゃないので。ここが難しいところですよね」

➡次ページ(澤田敦士にアントニオ猪木を感じたことありますか?)へ続く

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