【新日本】棚橋&矢野&ボルチンがL・I・JからNEVER6人タッグ王座奪還!棚橋「6人タッグは化学反応を起こす。タッグよりも」

新日本プロレスは6月16日 (日)、北海道立総合体育センター 北海きたえーるにて『NEW JAPAN SOUL 2024』を開催した。

『NEW JAPAN SOUL 2024』
日時:2024年6月16日 (日) 12:30開場14:00開始
会場:北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
観衆:2,370人

第5試合では「NEVER無差別級6人タッグ選手権試合」が行われ、王者組辻陽太&高橋ヒロム&BUSHIに前王者の棚橋弘至&矢野通&ボルチン・オレッグがリマッチに挑んだ。

試合は各自が持ち味を発揮し、辻と棚橋が激しくぶつかる中、最後はボルチンが驚異のパワーを発揮しBUSHIにカミカゼを炸裂させ王座奪還に成功した。

<試合結果>

▼第5試合 60分1本勝負
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合
<第28代チャンピオンチーム>
BUSHI ×
高橋ヒロム
辻陽太
vs
<チャレンジャーチーム>
ボルチン・オレッグ 〇
矢野通
棚橋弘至
9分52秒 カミカゼ→体固め
※辻&ヒロム&BUSHIが初防衛に失敗。棚橋&矢野&ボルチンが新チャンピオンチームとなる

■試合後バックステージコメント

矢野「(※祝勝席に座って)OK! 乾杯します?」

棚橋「ヨーシ、乾杯しよう! (※缶ビールを渡して)ボルチンはほどほどにな(笑)」

ボルチン「はい、わかりました」

矢野「なんかあるんすか?」

棚橋「いや特にないけど、まだまだ、(※ボルチンを指差して)この後とかセコンドとかあるかもしれない、仕事が」

矢野「アァ。乾杯!」

棚橋「ヨシ、ベルト戻ってきた! 乾杯!」

矢野「乾杯! ヨッシャー!」

※3人で乾杯し、缶ビールを一口飲む。

矢野「いやまぁね、リマッチがどうのとかね、たった1週間でリマッチ、それは確かにおかしな部分もあるとは思う。でもね、まぁ俺らからしたらボルチンがやりたいつって、そんで組まれて、で、このボルチンが勝って取り返して、この3人で取り返したってことが一番重要で、これから俺らがどういうヤツらと防衛戦するか? 別にリマッチだって関係ねえよ。構わねえよ。と、俺は思ってる。そういう中でどういう防衛ロードを歩むか? そっちの方が大事だから関係ないね」

棚橋「まぁ僕もね、新日本プロレスワールドが始まる前から、日本全国でいろんなタイトルマッチをやりたいっていうね、ってことを思ってて、まぁ今はワールドがあるけれども、こういうタイトルマッチ、僕は日本全国で、今回リマッチだったかもしれないけど、大いにありです。もう苦情があるなら、僕のXまでお願いします。全部受け止めてやりますよ。ヨシッ!」

ボルチン「ありがとうございました。でも、私、本当にこのベルトのおかげで……一番必要だと思っていることは、矢野さんと棚橋さんのおかげでいつもアドバイスもらって、そのベルトのおかげで自分も結構強くなってると思うから、それが自分に対しては本当に大事なものだと思いますから。もう本当に毎回防衛をして、その僕もいろいろな選手と闘って、凄い自分のレベルが上がっているから、プロレス上手くなると思うんで」

棚橋「1試合1試合、ボルチンのね、成長をさ、凄え感じられて」

矢野「何もかもが上がってって」

棚橋「本当に言ったらさ、(※矢野を指差し)お父さんだよね。俺はお母さん味あるよね?」

矢野「ヘヘヘヘ、そうっすね」

棚橋「家族タッグみたいだよね」

矢野「家族タッグっすね。お母さんですか?(笑)」

棚橋「俺はどっちかって言うとお母さん(笑)」

矢野「家族不良タッグだから(笑)」

ボルチン「本当にありがとうございました」

棚橋「ボルチンのこれからの成長が、このチームの成長になるし、俺とトオルも負けられないよな」

矢野「引っ張られて成長したい」

棚橋「ヨシッ!」

ボルチン「お願いします」

──棚橋選手、6人タッグのベルトだからこそできることがあると思っていますか?

棚橋「もちろんね、シングルマッチ、タッグマッチ、で、この一番ね、歴史の新しい、新日本の中でも、この6人タッグのベルト。あると思います。今回、ボルチンがこうやってチャンスを掴んで、グっと成長する姿もNEVERの物語です。やべぇ、全然口調が不良じゃねえけど(笑)」

矢野「あとはどんなヤツらでも来ればいいから。どんな組み合わせだって、なんだって。化学反応が起きかねないっていうかね、起きて然りのものを持ってるんで、6人タッグは化学反応を起こす。タッグよりも」

棚橋「トオル、その通りだね。シングル、タッグで届かないっていうかね、まだこれから実力をつけていく選手が、チャンスを掴めるベルトかもしれないね」

矢野「そう」

棚橋「ヨシ、いいこと言った。トオル、昇給」

矢野「ありがとうございます(笑)」

ボルチン「ありがとうございました」

辻「(※自分で持ってきたイスに座り)俺は俺なりにチャンピオンとして、ベルトの価値を上げるためにいろいろ提案してきた。でもさ、負けちまったらなんにも説得力がねえよな。認めるよ。でも、今日に関しては間違いなくお前らの方が強かった。だからもう何も言わない。でも、オレッグ、お前にとって、このNEVER6人っていうのは、それだけダイレクトリマッチをしてこそ、それぐらいお前にとっては大事なものなんだろう? だったらさ、お前自身でそのベルトの価値を上げてみろよ。タッグマッチのいいところは、仲間がいることだ。お前は1人じゃない。矢野通もいれば、エースだってついてる。お前でそのベルトの価値を上げてみろ。最後に棚橋さん、アンタの攻撃、やっぱり強烈だったよ。アンタだけじゃない。いつかあの3人全員と、俺はシングルマッチを闘って、今日の借りを返してやる。全員、俺が倒してやる」

ヒロム「(※辻が置いていったイスに座って)アァ! リマッチだ、リマッチ! リマッチ組めや! ……とは言わないよ。悔しいね。リマッチで負けちゃうとか、一番悔しくて、一番つまんないよ。嫌だ。もっともっといろんな人間とやりたかった。アァ、クソッ! でも、この世界、勝てばいい。そう勝てば結果もついてくるし、好きなことも言える。好きなことも実現できる世界なんだよ。そう、勝てば良かった。それだけの話。でも、勝てなかった。悔しいね。いやでもまた、また挑戦したいな。またこの3人でNEVERのベルトを巻きたいな。NEVER、そうNEVER、NEVERのベルトを巻いていたら、いろいろとやっぱ思い出しちゃったんだよ。俺はNEVERで始まった男だから。この後、NEVERのシングルのタイトルマッチがあるでしょ? ねぇ、あのNEVERのタイトルだって、NEVERという興行の中で生まれたタイトルなんだ。もちろん俺の頂上に見えてるのは、IWGPジュニアヘビー級のベルトには間違いない。でも、それを狙うのは今じゃない。なんだか、NEVERのシングルのベルトが欲しくなってきちゃった。いや、今、このタイミングだから必要なのかもしれない。なんかそんなふうに思ってきた。(※立ち上がって)でも、それには結果を出さないとね。強い人間だけが、好きなことを言っていい世界。強い人間だけが、全てを叶えられる世界だ。そういうことで俺は、19日からかな? 20日からかな? メキシコに行ってきます。そして、ミスティコと再戦をしてくるよ。前回はタイトルマッチで引き分けちゃったからね。ミスティコに勝って、ちゃんと結果を残してくる。結果を残して、もっと好きなことを言わせていただくよ。(※引き上げながら)アァ、リマッチだ、リマッチーッ!」

※BUSHIはノーコメント

<写真提供:新日本プロレス>

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