【スターダム】傷心の安納サオリが遂に復活「ワンダーのベルトを私が獲り返す」7・15後楽園で仙女・岩田美香との2冠戦が浮上 

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 スターダムが7月4日、東京・後楽園ホールで「STARDOM NIGHTER in KORAKUEN」を開催。6・22代々木で岩田美香(センダイ・ガールズ)に敗れて、ワンダー・オブ・スターダム王座から陥落し傷心状態が続いていた安納サオリが遂に完全復活。仙女の7・15後楽園でのワンダー王座&センダイガールズワールドシングル王座の2冠戦が浮上した。

 安納は代々木大会で敗れた後、岩田から仙女のリングでのリマッチを提示されたが回答せず、無言の状態が続いた。6・29後楽園での10人タッグ戦では壮麗亜美に敗北を喫しても、「ごめん。みんな…」と言うばかり。そんな状況の安納に対し、岡田太郎社長が「元気を出してもらいたい」として組まれたのが、この日の岩田&愛海戦(パートナーはなつぽい)だ。


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 岩田と対峙した安納はキック連打を食って防戦一方。エルボー連打で返していくも、岩田の優勢は変わらず。岩田がなつぽいにミドルキック連打、エルボー合戦を繰り広げると、安納のスイッチが入った。岩田に鬼の形相でエルボーを連打すると、15分過ぎにはマウントからエルボー連打。


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ミサイルキック、ジャーマンとたたみかける。残り1分で張り手の応酬。安納はポテリングで丸め込むもカウントは2。岩田はキック連打も、20分時間切れ引き分けのゴングが鳴った。

 マイクを持った安納は「もう1回わがまま言っていい? 次は勝つ。岩田美香に勝つ。ワンダーのベルトを私が獲り返す」と力を込めた。岩田は「やっと戻ってきたな、その目。ただ、オマエのわがままのゴールは私に勝つことじゃない。岩田美香に気持ちよく負けること。前回、私が言ったこと覚えてるか? 7月15日、仙女の後楽園で白いベルトをかけて戦う」と迎撃宣言。


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さらに「もっと刺激ほしくないか? 仙女の最高峰のベルトかけて2冠戦で戦うぞ!」と提案。かねてワンダー王座を狙っていたなつぽいは「すごくいい! 7・15、この結果がどうなろうと、私はこのベルト(ワンダー)、次は私の番だと思ってるから。札幌(シャトレーゼガトーキングダムサッポロ)の1日目(7月27日)に挑戦したいと思ってる。この気持ちはもう止められない」とアピール。

 

 バックステージで安納は「獲り返します。ワンダーのベルト。そしてもう何があっても私は落ち込まへん。約束します。私は“絶対不屈彼女”安納サオリやから」と自信を取り戻した。なつぽいは「岩田美香さん、当たって熱いね。もっとやりたい。これから楽しみ」と発言した。

 岩田は「センダイ・ガールズ、スターダムより劣ってる? 地方のインディー団体? そんなの関係ねぇんだよ。胸張って、仙女のプロレスをどんどん発信していくから。7月15日、仙女の後楽園で白いベルトの防衛戦をやる。もっと刺激がほしいからセンダイ・ガールズ最高峰ベルト、この二冠をかけて。安納サオリ、来るよな? 私にしっかり負けて、次は落ち込むなよ。オマエのすべてをかけて来い!」と目をぎらつかせた。

<文:ミカエル・コバタ>

「STARDOM NIGHTER in KORAKUEN」
2024年7月4日(木)
東京・後楽園ホール

8.6人タッグマッチ
舞華&飯田沙耶&○上谷沙弥(17分52秒、スタークラッシャー→片エビ固め)稲葉ともか&壮麗亜美&●レディ・C

7.タッグマッチ
△岩田美香&愛海(20分時間切れ引き分け)△安納サオリ&なつぽい

6.タッグマッチ
○岩谷麻優&コグマ(11分3秒、スタンディングドラゴンスリーパー)スターライト・キッド&●天咲光由

5.10人タッグマッチ
刀羅ナツコ&渡辺桃&○テクラ&琉悪夏&フキゲンです★(11分6秒、毒グモ・デス・ドロップ→片エビ固め)●朱里&小波&鹿島沙希&八神蘭奈&妃南

4.タッグマッチ
AZM&○星来芽依(8分48秒、流れ星)白川未奈&●ジーナ

3.6人タッグマッチ
○羽南&葉月&向後桃(8分10秒、ブロックバスターホールド)水森由菜&さくらあや&●玖麗さやか

2.タッグマッチ
吏南&○稲葉あずさ(7分42秒、ババーキラー2号)●月山和香&HANAKO

1.シングルマッチ
○中野たむ(8分25秒、バイオレットシューティング→片エビ固め)●梨杏

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