【WWE】ジュリアが2度目の挑戦でNXT女子王座奪取、王者として新たな挑戦へ「この王座戦はまだ始まりに過ぎない」


©2025 WWE, Inc. All Rights Reserved.

世界最大のプロレス団体WWE傘下のNXTがカリフォルニア州ロサンゼルスで開催した『New Years Evil』において、ジュリアがNXT女子王座を獲得した。NXTデビューからわずか4か月、2度目の挑戦で頂点に立った瞬間だった。その背後には、多くの試練と挫折、そしてそのたびに立ち上がった強さがあった。


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ジュリアのWWE移籍は昨年9月のことだ。華やかな舞台を目指し、マリーゴールドから渡米を果たした。しかし、移籍直後の挑戦は容易ではなかった。同年10月、ロクサーヌ・ペレスへの初挑戦では、コーラ・ジェイドの介入によって惜敗。夢を掴むどころか、その手をかすめた感触だけが残った。


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だが、ジュリアはここで終わらなかった。12月の『アイアン・サバイバー・チャレンジ』に出場し、5選手が競う激戦を制した。再びロクサーヌへの挑戦権を手にしたその姿は、挑戦者ではなく、すでに王者としての風格を纏っていた。


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迎えた『New Years Evil』のリング上では激しい攻防が繰り広げられた。平手打ちから始まった戦いは、ヘッドバット、雪崩式の技の応酬、そしてお互いの得意技が次々と炸裂する展開に。特に、ジュリアのランニング式膝蹴り「アリーベデルチ」からの「グロリアスボム」は、彼女の勝利を決定づけた一撃であった。


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試合後、ジュリアはベルトを手に歓喜の表情を浮かべた。自身のX(旧Twitter)で「この王座戦はまだ始まりに過ぎない。私がNXT女子王者だ!」とポスト、ジュリアの言葉は頂点に立った者の決意を感じさせた。


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ジュリアの快挙を受け、多方面から称賛の声が集まっている。

マリーゴールドの“スーパールーキー”山岡聖怜は「私が憧れているプロレスラーは、こんなにベルトが似合うプロレスラー!!私も、そんな、プロレスラーになる!!」とポスト。

他にもSNS上ではファンや関係者から多数の祝福の声が寄せられ「これからのNXT女子部門を牽引する存在だ」との評価が高まっている。WWEにおいて日本人選手が王座を獲得するたび、過去の偉大な王者たちの姿が思い出される。アスカ、カイリ・セイン、イヨ・スカイのように、ジュリアもまたメインロースターでの飛躍が期待されている。


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ジュリアの戦いはここからが本番だ。NXT女子王者としての重圧、さらなる挑戦者たちの襲来。そして何より、自身がどのような物語をリングで描いていくのか。ジュリアは言葉通り、「始まり」を告げただけである。

“美しさと狂気”ジュリアが、次にどんな未来を切り開くのか。NXTのリングに立つその姿は、まさに新時代の象徴であった。

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