ワンマッチ大成功から両国へ。ウナギ・サヤカ「おもしろいことしたいから、歴史を軽視して新しいプロレスを創る!」

大成功に終わった前代未聞の試み。では、ワンマッチ興行をまたやりたい気持ちはあるのだろうか?
「もうやりたくないです! 無理でしょ(笑)。(ワンマッチは)里村あってこそ? そうですね。どこかでやりたいと思ってたなかで、そういうことがあったので(実現できた)。もうやらないですけど、まだまだやりたいことはたくさんありますから!」

「まだまだやりたいこと」の次が、4・26両国となるのだろう。ひとりが基本の自主興行ながら、「いろんな人がひとつになれた」ワンマッチ興行。これは必ず、両国から東京ドームに向けてのヒントになる。
とはいえ、両国の全貌はまだ見えてこない。マーベラス2・24新木場では、両国の第1試合をオファー。ウナギの言う「マジでヤバいX」が誰かも気になるところだ。そのⅩについてウナギは、「4月26日、両国に行ってマジでよかったと思ってもらえる」と自信満々。その正体が女なのか男なのか、誰と対戦するのか、組むのかもわからない。しかしながら、それほどすごいXならば、ウナギが食われるおそれはないのだろうか?「いやいや、食われるわけがない!」と、こちらも自信満々だ。

「ギャン期」のウナギは女子だけではなく、男子とも当たり前のように闘う。同世代や若手、あるいはレジェンドもお構いなし。プロレス界を縦横無尽に査定して回るこの行動力は、いったいどこから出てくるのだろう?
「私ってプロレスが好きでプロレスを始めてないので、あこがれもないんですよ。今回のワンマッチもそうでしたけど、ふつうに歴史を軽視しているので(笑)。軽視しているからこそできたというか、尊敬していたら逆にできないと思います。リスペクトはしてますよ。してますけど、それがすぎると絶対に超えられないと思っちゃう。なので、私は対等だと思ってやってます。レジェンドをレジェンドと思ってない(笑)。長与千種は『ちぐさ~』って感じだし、鈴木みのるは、あんなのただのみのるだから(笑)。これも私が歴史を軽視しているからできることなんで」

だからこそ客観的にプロレス界を見渡せる。ウナギによる「査定」にはそういった意味があるのだろう。そんなウナギも、ある目的意識を持ってプロレスで闘っている。
「プロレスって、人間(見る人)の明日を守れる仕事だと思うんですよね。いろいろあるけど明日からも強く生きていこうとか思ってもらえるプロレスの世界にしたい。一人でやってるのもあるけど、私はむしろベルト要らないと思ってて。ベルトとかなくても幸せな世界、いましかできない新しいプロレスを創っていきたい。それがいまのプロレス(に必要)だと思っているんです!」
インタビュアー:新井宏














