アクトレスからプロレス継続の櫻井裕子waveリーグ戦で優勝し、上谷沙弥へのリベンジを狙う!

 この大会では川畑梨瑚もシングルマッチでデビュー。同期には入江のほか、谷もも、未依もいた。振り返ってみれば、アクトレスの陣容がもっとも充実する頃だったということになるのだろう。

 そして櫻井は、アクトレスガールズのプロレスラーとしてリングに上がり続けるようになった。が、当時はプロレスに対してあまり喜びを見いだせない自分がいたともいう。

「最初からプロレスが好きで入ったのなら、プロレスができることに喜びがあると思うんですけど、私はプロレスを知らない状態で入って、いいなと思ってデビューはしたものの、なかなかうまくいかない。プロレスへの知識も浅すぎで、楽しさや喜びを感じられなかったんですよね」

 モヤモヤした日々が続くなか、彼女に心の転機が訪れる。それは、デビューから約1年の19年10月15日。それは、基本的にプロレスとはあまり関係のない場所で披露したアクトレスガールズのプロレスだった。

「アクトレスの大会ではなく、『埼玉障がい者祭り』というイベントでアクトレスが試合を提供したんです。そこで私とSAKIさん、彩乃が闘う3WAYマッチが組まれたんですね。それは野外の試合で、ふだんはあまりプロレスを見ないようなお客さんがすごく多かったんです。その試合で場外乱闘になったときにお客さんの喜ぶ顔が見えて、楽しんでもらえてるんだというのが身を持って実感できたんですよ。それを機に、もっともっとプロレスについて考えるようになったんです。練習で極めた技を決めるのはもちろんですし、プロとして相手の技を受けることもさらに意識するようになりました。いままでは自分の試合だけで精いっぱいだったのが、ほかの試合からいいところを盗みたいとの気持ちにもなりましたね」


「写真:本人提供」

 プロレスについてもっと知りたい、もっと学びたい。そんな思いがリングでの闘いにも反映されてきた。ところが、21年末をもってアクトレスガールズはプロレス団体としての機能を終了。アクトレスはプロレスとは別の形で活動を続けていくことになり、選手たちは選択を迫られた。プロレスに見切りをつけてのアクトレス残留か、プロレスを続けるならば他団体移籍やフリーランスとなるだろう。あるいは、その両方からの引退も…。

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