アクトレスからプロレス継続の櫻井裕子waveリーグ戦で優勝し、上谷沙弥へのリベンジを狙う!

 櫻井の選択は、プロレス継続だった。しかも、それ一本しか考えられなかったと櫻井は言う。

「(演劇主体の)アクトリングをやっている人たちは今後そちらがメインになるとの話をされていたようなんですけど、私はプロレス寄りの活動だったので、(解散を)あとから知った方でした。私もアクトリングが主体だったら残ったかもしれません。でも、その頃の私ってチェリーさんや真琴さん、他団体の先輩レスラーとも試合をさせてもらっていて、アクトレスがプロレスではなくなったらそういう方々と試合ができなくなる。それはイヤだなと思い、SAKIさんにも相談させてもらい、プロレスでいくことにしたんです」

 そして、SAKIをリーダーとするカラーズがフリーレスラーのユニットとしてブランドを継続。櫻井、清水ひかり、網倉理奈とともにカラーズ自主興行とそれぞれの選手活動をしていくこととなった。そして現在、櫻井はwaveを筆頭にさまざまな団体に参戦している。

「(プロレス継続の選択は)間違っていなかったと思っています!」と櫻井。時間もかかった。また、自身の意志からでもなかった。が、タイトル戦線への本格参入がプロレスラーとしての自信もアップさせていきそうだ。

「最初の頃はカラーズが4人だからこそより一丸になりたい、一番下で足を引っ張りたくない、(ユニットの)力になりたい。そんな思いでやってきました。そんななかで宮崎(有妃)さんのレジーナ王座に挑戦することになって。でもそれって『オマエがもっと頑張らないでどうするの?』というメッセージだったんですよね」

 頑張っているつもりだが、十分に伝わっているとは言いがたい。団体最高峰王座への挑戦は初めてながら、そこが大きな転機になった。敗れはしたものの、その後に宮崎と組んでwaveタッグ王座奪取に成功。しかも相手は本間多恵&尾﨑妹加組のアクトレス初期メンバーというエモーショナルなもの。デビューから6年での、待望の初戴冠だった。

 現在、櫻井は次の目標へと目を向けている。waveのシングルリーグ戦「CATCH THE WAVE」

で優勝、昨年の公式戦で敗れた上谷沙弥(スターダム)への借りを返してレジーナ王者になることだ。


「写真:本人提供」

「私のリーグ戦は6・22岡山(vs咲蘭)でスタートします。6・28長野(vsチェリー)、6・29岐阜(vsYuuRI)も勝って、7・21後楽園で優勝を果たし、上谷との再戦を実現させたい。もっと欲を言えば、(引退前の)宮崎さんともう一度タッグのベルトを巻きたいと思っています」

 プロレスを続け、プロレスでの目標、夢がどんどん増えていくのが現在の櫻井。では、彼女にとってのプロレスとは?

「プロレスをまったく知らないところから入りましたけど、いまの私にとってプロレスは一番の趣味だし、一番の仕事。一周まわって私の人生を形成するものになっていますね。年数ではまだまだでも、自分を形成するものとしては間違いなく一番大きな要素になっています!」

アクトレス時代から地味な存在ではあったものの、ここへきて結果もついてくるようになってきた。プロレスラーとしてのキャリアはむしろここからと言っていいのだろう。

インタビュアー:新井宏

Pages 1 2 3 4

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加