【PURE-J】王者・中森華子が語る、後輩への焦りとエースの矜持。運命の12.14後楽園決戦へ「私と小林香萌は倒せない」

※写真:大空ちえ提供
■引退直前の世羅りさへ「エールなんて送らない。叩き潰す」
――もう一人の対戦相手、世羅りさ選手は来年1月の引退を控えています。今回が最後の対戦になる可能性もありますが、どのような心境ですか?
中森: これまで何度もシングルのメインで戦ってきましたし、思い入れの強い選手であることは間違いありません。でも引退するからといって「エールを送る」とか、そんなセンチメンタルな気持ちは一切ないです。
――湿っぽい試合にはしない、と。
中森: はい。世羅が現役でいられる時間は、あとわずか。その限られた時間の中で、本気でベルトを取りに来ているのを肌で感じます。だからこそ私も手加減なしで、叩き潰すつもりで戦います。それが彼女に対する一番の礼儀だと思っているので。
――試合のポイントは大空選手へのリベンジか、それとも世羅選手との真っ向勝負か、どちらに重きを置いていますか?
中森: 最初は「世羅との戦いを楽しみつつ、大空にはまだベルトは渡せないという壁を見せる」つもりでした。でも昨日の敗戦で気持ちが変わりましたね。毎日気持ちが変わるぐらい、揺れ動いています。ちえを叩き潰せるのか、正直わからなくなってきた部分もある。でも隣には香萌ちゃんがいる。その心強さを武器に何があっても、絶対に防衛します。チャンピオンのまま年を越したいので。

■後輩たちへの檄「遅いよ、もっと来いよ!!」
――今大会では久令愛選手が無差別級王座に挑戦するなど、若手選手の突き上げが激しくなっています。エースとして、この状況をどう見ていますか?
中森: 正直「遅いよ」って思いますね。
――遅い、ですか。
中森: はい。PURE-Jにいると若手扱いされますけど、5年、6年ってキャリアを積んだら、世間ではもう若手じゃないですよ。もっと早く私のライバルになるぐらい突き上げてきてほしかった。

©PURE-J女子プロレス
――厳しい言葉ですね。
中森: 言葉だけは一丁前なんですよ、うちの後輩たちは。私はずっとリング上で「お前らは生ぬるい」って発信してきましたけど、響いている選手はいなかった。「じゃあ、やってみろよ。見せてみろよ」っていう気持ちです。頼もしいなんて思わない。もっとガツガツ来てほしいぐらいです。
――それがエースとしての偽らざる本音だと。
中森: そうならないと団体として面白くないですから。もっとバチバチやり合える環境にしていきたいですね。

■2025年を振り返って。そして、未来へ
――2025年も残りわずかですが、ご自身にとってどんな1年でしたか?
中森: やっぱり4ヶ月の欠場期間が大きかったですね。それまでは「私がPURE-Jの顔だ」って思ってやってきましたけど、怪我をしてリングを離れたことで、本当にそうなのか?と自問自答する日々でした。売店に立ったり、裏方の仕事をしたりして、違う角度から団体を見ることができたのは、無駄ではなかったと思います。周りへの感謝の気持ちも、改めて強く感じました。
――自分自身を見つめ直す1年だったと。
中森: そうですね。でもまだ今年は終わっていません。この最後のビッグマッチを勝って、いい形で2025年を締めくくりたいです。

――来年、2026年に向けてのビジョンはありますか?
中森: もう一度、胸を張って「私がPURE-Jのエースだ」と言えるように、チャンピオンとして団体を引っ張っていきたいです。それと練習生が一人プロテストに合格したので、仲間も増えます。もっとたくさんの人にPURE-Jを見てもらいたいので、選手個々がもっと自分の色を出して、色々な方面で活躍できるような団体にしていきたいですね。全員が輝ける場所にしたいです。
――ご自身も、YouTubeなど新しいことにチャレンジしていくと。
中森: はい! 何でもやってやろうという気持ちです。いつか「神聖かまってちゃん」ともお仕事できたら最高ですね(笑)。入院中も落ち込んだ時も彼らの音楽にメンタルを救われたので。その感謝を伝えたいです。
――期待しています。では最後に、12.14後楽園ホール大会に向けて、ファンへメッセージをお願いします。
中森: 12月14日、後楽園ホール大会。今年最後のビッグマッチです。防衛する姿を一人でも多くの方に見届けていただきたい。どの試合も絶対に見逃せないカードばかりです。お時間のある方は、ぜひ会場に来て、私たちの戦いを目撃してください! 応援よろしくお願いします!
――ありがとうございました!

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)
『PURE-J CLIMAX 2025』
日時:12月14日(日)開場 10:45 試合開始 11:30
会場:東京・後楽園ホール
▼PUREーJ認定無差別級選手権 30分1本勝負
【王者】SAKI(COLOR’S)vs 久令愛【挑戦者】
▼デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
【王者組】中森華子&小林香萌
vs
【挑戦者組】大空ちえ&世羅りさ(プロミネンス)
▼PUREーJ vs ガン女 6人タッグマッチ 30分1本勝負
Leon&ライディーン鋼&谷もも
vs
春日萌花&まなせゆうな&YuuRI(ガンバレ☆プロレス)
▼First Impact シングルマッチ 20分1本勝負
AKARI vs MIRAI(みちのくプロレス)














