【新日本】海野&上村、前哨戦制しIWGPタッグ獲りへ怪気炎! 王者K.O.Bは挑戦者組のチームとしての在り方に疑問「1度たりとも『俺たちでやる』とは言わないな」
新日本プロレスは1月29日、岩手県営体育館にて『Road to THE NEW BEGINNING』を開催した。
2.11大阪府立体育会館でのビッグマッチへ向けた機運が高まる中、IWGPタッグ選手権試合の前哨戦となる6人タッグマッチが行われた。
挑戦者組の海野翔太&上村優也は本間朋晃とトリオを結成。対する王者組“Knock Out Brothers(K.O.B)”のYuto-Ice&OSKARは、外道をパートナーに迎え撃った。
■激しい攻防、海野が外道をランニングラリアット葬

試合は大阪決戦を見据えた海野・上村と、K.O.Bの意地が激しくぶつかり合う展開となった。
序盤、海野とOSKARのマッチアップから始まり、海野&上村が好連携を見せてK.O.Bを攻め立てる。
本間も小こけしを狙うなど奮闘したが、K.O.Bの荒々しい攻撃と外道のインサイドワークに捕まる場面も見られた。

しかし、中盤以降は挑戦者組が盛り返す。
上村がIceに対しダイビングチョップやアームドラッグで躍動すれば、海野もOSKARの怪力に屈せず立ち向かう。

終盤、海野は外道に対しショートレンジラリアットを見舞うと、とどめのランニングラリアットを一閃。H.O.Tの参謀役を粉砕し、前哨戦を勝利で飾った。
試合後、リング上では海野&上村とIce&OSKARが一触即発の睨み合いを展開。ゴングが鳴り止んでも、両チームの闘志は収まることを知らなかった。

■海野「IWGPタッグも今以上に高めていく」、上村「IWGPタッグは世界一のベルト」
バックステージで、勝利の立役者となった海野と上村は、IWGPタッグ王座への並々ならぬ想いを口にした。
本間から「勝てる勢いよ。俺が1番言いたいのは、IWGPタッグが2.11のセミってこと。それってもう、獲ってくれって言わんばかりの……」と背中を押された海野は、その言葉を力に変え、決意を語った。
「先輩が作り上げてきた歴史があるからこそ今がある。その歴史の、俺らがタッグを組んだっていう意味、そういう歴史。何かで名前を残したい。IWGPタッグも今以上に高めていく。本気であのベルトが欲しい。そのためには海野翔太、上村優也、チャンピオンになって名前を残さないといけない」
海野は上村との関係性を「仲間であり、いちライバル」と表現し、「その関係値が日に日に俺らの魅力を創りあげていく」と手応えを強調。「タッグ王者になって、シングル戦線でも盛り上げて、唯一無二の、俺らの名前を残そう。そのためには大阪、時間ないから」と気を引き締めた。

パートナーの上村もまた、IWGPタッグ王座こそが世界最高峰のベルトであるという持論を展開し、それを戴冠することの意義を熱弁した。
「自分らはこの数ヶ月タッグを組んでますけど、この組んだ意味っていうのを形として残したいですね。それがあのIWGPタッグだと思うんで。ちょっと誤解があったかもしれないけど、IWGPタッグは別にシングルへの踏み台でも何でもないんですよ。シングルとタッグ、別ですから。IWGPっていう名がつく、それが自分の中では世界一のベルトだと思ってるんで。ということは、彼らは世界一のタッグ王者ですよ。彼らが1番のタッグっていうことは、僕らもこの数ヶ月タッグでやってきたんですから、1番のタッグ(チーム)を目指すのは必然でしょう」
二人は「名を残して終わりじゃないから。そっからが、また俺らの新しいスタート」(海野)、「そうですよ」(上村)と頷き合い、「見ててください。これから輝く俺らを見ててください」(海野)、「必ずこの逆風をね、追い風に変えましょう」(上村)と、本隊に新しい風を吹かせることを誓い合った。

■王者OSKAR、挑戦者の「個」への意識を批判
一方、敗れたものの王座を保持するK.O.Bは、挑戦者組の姿勢を真っ向から否定した。
OSKARは海野と上村のチームとしての在り方に疑問を呈し、痛烈にこき下ろした。
「俺がずっと言ってんのは、まさにそこなんだよ! あいつらは前哨戦ではたまに勝つが、いざ本番となると決めきれないんだ。なぜなら俺たちが、このリーグで、日本で、そして世界で、最高かつ本物のタッグチームだからだ! ショータやユーヤみたいなタッグチームじゃなくてな」
OSKARの指摘は、両者の言葉の端々に表れる「個」への意識に向けられた。
「あいつらがベラベラしゃべってるのは見てる。『俺はこれをやりたい』『俺がこれをやりたい』『俺がやりたい』ってな。だが1度たりとも『俺たちでやる』とは言わないな。俺たちKNOCK OUT BROTHERSだけが、本物の“タッグチーム”なんだよ! クソくらえ!」
パートナーのIceも短く、しかし不気味に同調した。
「あいつの言ったことがすべてだ。オメエらはよ何も考えなくていいんだ。ただ感じろ。Let’s get high。チッチッチッ、Big up」
「個」の強さで頂点を目指す海野&上村か、「チーム」としての結束を誇るIce&OSKARか。
イデオロギーの対立も鮮明になった両チームの決戦は、2月11日、大阪府立体育会館で決着の時を迎える。
<写真提供:新日本プロレス>














