【新日本】カラム・ニューマンが急所攻撃で『NJC』8強へ強行突破! 敗れたハートリー・ジャクソンは「決してくじけない」と『G1』出陣を直訴
新日本プロレスの春の最強戦士決定トーナメント『NEW JAPAN CUP 2026』第6戦が3月13日(金)、大阪・金岡公園体育館にて行われた。
セミファイナル(第6試合)で行われたトーナメント2回戦では、ゼイン・ジェイを帯同したカラム・ニューマンと、シード枠で登場したハートリー・ジャクソンが対戦。
若き野心家が狡猾な手段でベテランの重戦車を沈め、準々決勝進出を決めた。

試合は開始早々から、カラム・ニューマンの挑発的な態度が目立つ展開となる。握手を求めるふりをして中指を突き立てるなど、なりふり構わぬ心理戦を仕掛ける。

しかし、百戦錬磨のハートリー・ジャクソンは圧倒的なパワーとタフネスでこれに応戦。客席へ豪快に投げつけるなど、荒々しい場外戦でも主導権を握りかけた。
だが、勝負を分けたのはリング外に潜むセコンドの存在であった。

終盤、ハートリー・ジャクソンがパイルドライバーから勝負を決めようとした矢先、ゼイン・ジェイがリングへイスを投げ入れる。
浅見レフェリーの注意がそちらに向いた一瞬の隙を突き、カラム・ニューマンが痛烈な急所蹴りを見舞う。

うずくまる巨体へすかさずエクスカリバーを炸裂させ、鮮やかに3カウントを強奪したのである。
卑劣な手段で勝利を手にしたカラム・ニューマンは、バックステージで反省の色を見せるどころか、自らを非難するであろうファンを容赦なく嘲笑した。同調するゼイン・ジェイとともに、傲慢な態度でトーナメント優勝を予告する。

カラム「ああ、今日は血気盛んすぎたな?タカマツで人生最悪の12時間を過ごしたんだ。悪かったな、ミスター・ジャクソン、そのウップンを全部お前にぶちまけてやったぜ。で、お前たちは泣き言を言うんだろ?ポッドキャストやツイートでもして、そのご立派なプロフィール画像の後ろに隠れて俺の悪口を言えばいいさ。俺が何をしようと……お前ら、そうだ、お前だ!(画面越しに指を指しながら)いま、お前を指差してる。結局みんな、俺のことを話すんだ。俺が何をしてもだ。この“プリンス”が何をしても、注目は俺に集まるんだよ。それで、どうするかって?みんなを満足させるために、俺がこのカップを優勝してやる。(ゼインに向かって)いいだろう」
ゼイン「やらない理由はないだろうな」
カラム「問題ないだろ」
ゼイン「下々の庶民をキレさせてやるんだ」
カラム「その通り。次は誰だ?知らないけど、あのクソ野郎(後藤洋央紀)の入場曲が流れてる。ジェイクだろうがゴトーだろうが関係ない。俺はキングスレイヤー、俺はプリンス。だから道を空けろ。そして王冠にキスをしろ!」
ゼイン「その通りだ」
一方、無法な結末でトーナメントから姿を消すこととなったハートリー・ジャクソン。
怒りに身を任せてもおかしくない状況であったが、熟練の闘士の口から出たのは、対戦相手の若きエネルギーに対する称賛と、自らの内に再び灯った熱い闘志であった。

ジャクソン「ハアハア……。これが“この犬”に残ってる一番の吠え声だ。自分のことを犬だと言ってるんだ。何が起きるかはわかっていたよ。カラムの野郎が全力で潰しに来るって。そして実際、その通りだった。でもやっぱり、あの若者は見せてくれた……エネルギー、情熱、そしてパワー。数年前に俺が失っていたものが今、戻ってきている。言っただろ、俺はまだ終わっていない。このカップでの俺の時間は終わったが……俺は突き進み続ける。もうすぐ40代後半だ。それでも、それでも『G1』に名乗りを上げたいかもしれない。これまで築いてきたキャリアで自分を証明するために、この男に最後のチャンスを与えてやりたいんだ。“The Mighty Don’t Kneel”(強きものはくじけない)……俺も決してくじけないぞ。(※日本語で)アリガトウゴザイマシタ」
どんな手段を厭わず、観衆の批判すらも己の力に変えて王冠を狙う若き「プリンス」。
そして、理不尽な敗北の中でプロレスラーとしての野心を再燃させ、真夏の祭典を見据えるベテラン。
トーナメントという残酷な舞台が、対照的な2人の生き様を色濃く描き出した。
<写真提供:新日本プロレス>















