【安納サオリインタビュー➀】現在の活躍に至るまでの苦労、そして覚悟!団体の未来像、プライベートなど素顔に迫る!

◆プライベートな安納サオリ

ーープライベートな自分とプロレスラー安納サオリとではけっこう乖離(かいり)している感じなんですか

安納「だと思いますよ、でも最近はちょっとバレてはきていますけど(笑)」

ーーアハハハハハッ

安納「フニャフニャな感じとか(笑)」

ーー人間味が出ている方がやっぱりいいかなって気がしますけどね

安納「そうですね」

ーーオンとオフの違いみたいなのを持ってる方が人間味が伝わっていいと思いますよ。昔のレスラーのイメージって男子なんか特にそうでしたけど、リング外でもこうでなきゃいけないみたいなのがあったんですけど今はそれよりはオンとオフが見えて、素顔な部分を見せてるレスラーがいいみたいな部分もあったりするじゃないですか

安納「ギャップですね」

ーーギャップです!

安納「ギャップは大事ですもんね」

ーーリング上では安納さんはどっちかというと殺気を放つタイプだなって

安納「殺気??(笑)」

ーー殺気を持ってますよね

安納「えー持ってますか?」

ーー持ってますよ

安納「怖いですか?」

ーーちょっと怖い感じしますよ

安納「あらっ怖いんだ、ウフフ」

ーー怒ってるというか殺気を持ってるなっていう。でもプロレスの凄い大事なポイントだと思うんですよ殺気を持つっていうのは。やっぱりリング上で殺気を出せないレスラーって結構多いと思うんですよね

安納「へーー」

ーーそういう風に出せない人、持ってリングに上がってるけど上手く表現できない人って多いかなと思うんですけど

安納「ほーー」

ーー安納さんは試合中でもケンカファイトというか、ちょっとバチバチいく時もあるから、怖っ!って思わせるような雰囲気がドMの男にはたまらないんじゃないかなと(笑)

安納「ちーーー(笑)それね(笑)」

ーー言われるのでは?

安納「言われますねー、ムチで叩いてとかね(笑)そんな簡単にしねぇよみたいな(笑)」

ーーうちのカメラマンもドMなんで(笑)

安納「あらっ(笑)」

カメラマン「違います(笑)」

ーー弊社の社員はみんなドMが多いんで(笑)

安納「あらっ、可愛いですね(笑)」

◆団体のトップとしての覚悟

ーー話は変わりますが、団体のトップとしての覚悟というのを聞かせて頂きたいんですけど。元々は繰り上げ式でなったとおしゃっていましたけども、現時点では押しも押されもせぬ団体のトップだと思うんですけどその辺の覚悟はいかがですか?

安納「やっぱりそれはありますね。アクトレスガールズの安納サオリとして恥じない行動だったりとかを普段から気を付けています」

ーーやっぱりそうですか、例えばどんなところを

安納「こういった今インタビューしてくださっている時や外に出る時、お仕事の事には身なりはちゃんとするかな~」

ーーそういうのって凄い大事ですよね

安納「そうですね」

ーーその辺は団体のトップだったら余計にですね

安納「ですね。アクトレスのイメージにもなりますし、そこは意識して持ってるかなっていうのはありますね」

ーーじゃあ外に出る時も含めて団体を背負っているという覚悟を常に持っていると。例えば寝起きにコンビニに行こうとなった時にパジャマ一枚などでは絶対に出歩かない?

安納「出歩く(笑)」

ーーそこは出歩くんですね(笑)

安納「そこはオフですもん(笑)私歩いてて『安納だ!』なんて言われたこと数回ですよ(笑)」

ーージャージとかも着るんですか?

安納「全然着ますよ。基本ラフなカッコが好きなんで」

ーーそうなんですか、ジーパンとかも?

安納「履きます、Tシャツ1枚とかも全然」

ーーあっ、そうなんですか。なんかやっぱり綺麗なイメージが強いから、それもギャップとしては凄くいいでしょうね

安納「そのイメージがあるなら良かった♪正解です」

ーー今のところはたぶん…

安納「今のところって(笑)」

ーーでも今後もやっていく内に本当のナチュラルなサオリさんていうのが見えてくるというのが面白いと思うので

安納「そうですね、徐々にですよ(笑)」

ーーアハハハ

安納「知れば知るほど(笑)」

ーー小出しで(笑)噛めば噛むほどって感じですね

安納「そういう感じで、スルメになりますよ(笑)」

ーーでも、ホントに団体トップとしてというのは、特にアクトレスガールズを他の団体と比べてこういていきたいとかっていうのはみんなで話し合ったりするんですか?

安納「あんまりしゃべらいですね、あんまり仲良くないんですよ、嫌われてるんですよ(笑)」

ーー嫌われるぐらいがいいですよホントに、ジェラシーがない世界なんて勝負にならないんで

安納「やっぱり団体内でも競い合っていかなくちゃダメだなって思いますし、私だけじゃ絶対ダメですし、でも私が自分がトップだなんて思った事ないですよ」

ーーそうなんですか?

安納「うん」

ーーでもトップ選手は孤高というか孤独、会社の社長なんかも孤独とかよく言われますけど、トップであるがゆえにそういうものを背負わきゃいけなかったりもするんでそれは仕方ないですよね

安納「慣れました一人は」

ーーそうですか

安納「ずっと東京来て一人なんで」

◆東京に出て10年

ーー東京に出てきて何年ぐらい経つんですか?

安納「10年ですね」

ーーもう10年ですか

安納「でもホント出てきた気持ちも、友達なんて作くんないみたいな、仕事しにここに来てるからっていう気持ち、それは絶対にあるかな」

ーー東京に10年住んでみてどうですか?

安納「色んな人がいますね(笑)色んな人いるし、色んな事を学べる、けどここ(東京)に来なかったらできなかった事いっぱいあるから、そういう面では仕事の場所って感じで、それで実家に帰ったときはゆっくりするっていう風にしてます」

ーー東京に来てどんなところが一番変わりましたか?

安納「性格ですかね」

ーー性格が変わったんですか?

安納「変わったのかなー?キツくなったと思いますよ、やっぱり生きていかなきゃいけない、でも前からだと思います。レスラー始める前からなんで、やっぱり一人だし、自分の事は自分で守んなきゃいけないし、変な人もいるわけじゃないですか、だからそこも見極めないといけない」

ーー18歳で一人で出てくるのは勇気がいりますよね?

安納「あーあんまり思わなかったです、いけると思ったんですよ、東京来たら売れると思って(笑)」

ーーちょっとそういう匂いは感じますね(笑)

安納「そうなんですよ(笑)」

ーー東京には夢が詰まってるからチャンスがありますよね

安納「そうですね、いいところだなって思いますよ」

ーー僕も大阪出身なんで東京モンの事が大っ嫌いだったんですよ、なんか東京モンに絶対に負けるかって思ってたんですけど出てきてる人みんな地方からですよね(笑)

安納「そうそう、そうなんですよね(笑)」

ーーだから負けるとか勝つとか関係ないなって最終的に思いましたね

安納「みんなが目標に向かう場所だと思うので、だからいい刺激いっぱいあるなこの街には」

ーーあと親戚とか自分を知ってる人が誰もいないじゃないですか

安納「いなーい」

ーーだからチェンジしやすいなとかありますよね

安納「そうですね、切り替えれるかなっていうのはあります」

ーーそこは自分に素直になれる、欲望に近づける街でもあるのかなって思いますよね

安納「わかりますね」

ーーやっぱりそうですか

安納「わかりますね、あんまだからこっちに地元の友達が東京に来て遊ぼうって連絡くるけど、マジかーってなっちゃうんです(笑)あんま来てほしくないなみたいな(笑)」

ーーある意味10年でここまで来れたって凄くないですか

安納「ホントですかー?」

ーー知名度も上がってきてるし、色んな団体から呼ばれてますし、女子プロレスラー安納サオリっていうのは結構きてると思いますよ

安納「そうなのかな?でも私自身が実感していないんですよそれを」

ーーSNSで自分をエゴサーチみたいな、ネットで自分を色々と調べたりしないんですか?

安納「する(笑)」

ーーアハハ、するんじゃないですか

安納「するけどなんだろうな、やっぱり自分が思っているところにはまだまだなんで、まだ全然です」

 

⇒次ページ(究極の目標、7.21エディオンアリーナでのジュリアとのタイトル戦について)

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