【アイスリボン】<全試合結果>9.23「横浜リボン2019・秋」アジュレボがタッグベルトを奪取!テキーラ沙弥が10.12後楽園大会で引退!

 

第5試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合 30分1本勝負
[王者組]✕テキーラ沙弥&ジュリア (17分25秒 片エビ固め) 雪妃真矢&世羅りさ〇[挑戦者組] ※ダイビングダブルニードロップ
※第46代王者3度目の防衛に失敗、雪妃&世羅が第47代王者となる。

文体のメインで対戦し、改めてお互いの力を認め合ったアジュレボの2人がリボンタッグ挑戦を表明。7月15日横浜リボン大会で王座を奪われたバーニングロウからの奪回に挑んだ。

アジュレボを返り討ちにしたいバーニングロウは開始早々、アジュレボの奇襲を食らったものの、徐々に自分たちのペースに試合を戻そうとする。しかし、アジュレボはバーニングの試合ペースに入ろうとするところを、ことごとくパワー全開の世羅とスピーディなカウンターの蹴りを放つ雪妃が引き戻していく。

さすがにアジュレボは強い。しかも容赦なしでガンガン攻め込んでくるため、ゲリラ戦術の得意なバーニングがなかなか反撃に出れない。苦しい展開を強いられた王者チームだが、それでも凄まじい執念を感じさせる寝有を随所でみせる。

そして、ここぞというタイミングで合体技、連係をアジュレボに仕掛けていった。終盤、ジュリアと雪妃が両者ダウンを喫する激しい攻防戦を展開し、試合は沙弥と世羅の攻防へ。

激しいエルボー合戦から世羅がセラリズム、コンバイン、そして雪妃を呼び込んでの合体技連発からダイビングダブルニーを放つが、これをかわした沙弥はブレーンバスターで世羅を投げ飛ばし、強烈なエルボー連打から、コーナーに上がろうとする世羅へのパワーボム、そしてグラン・マエストロ・デ・テキーラを決めるが、これを切り返した世羅は雪妃とのダブルチョークスラムを決めると、コーナーに上がってのダイビングダブルニー2連発。さすがにこの強烈な攻撃は返せず。粘りに粘ったバーニングロウだが、3度目の防衛は果たせず。アジュレボは2ヵ月ぶりに王座奪回を果たした。

〈試合後のリング上〉
世羅「アジュレボリューション完全復活~!!2ヵ月前にここで獲られたベルト、2ヵ月後ここで、取り返しましたよ。バーニングロウから。」
雪妃「バーニングロウから!!」
世羅「バーニングロウから!!ありがと。」

※藤本とつくしがリングへ。

つくし「私たちドロップキッカーズ、今日、前リボンタッグ挑戦者に勝ったんですよ。どういうことか分かりますよね?分かるよね?そのリボンタッグのベルトに挑戦させろっていうことだよ!」
世羅「いいよ。じゃあ次、SKIPはいらっしゃらないので…。」
藤本「私はイギリスに行く。」
世羅「イギリスにいる。じゃあ、ホール。10月12日、後楽園ホール大会、やりましょう。」
藤本「お~~~。ありがたいですね。」
世羅「そういうことで、アジュールレボリューション対ドロップキッカーズ、よろしくお願いします。最後、よろしくお願いします。
※アジュレボがリング降りる。

沙弥「すいません。負けてしまいましたが、少し、お時間をください。今日、防衛して10月12日、ベルトを賭けて戦いたい相手がいると言っていたんですが、今日負けてしまいましたので、その相手とはベルトを賭けて戦うことは出来ないんですが、どうしてもその大会で戦いたい相手がいます。やりたいカードが………10月12日後楽園ホール大会、テキーラ沙弥、ジュリア対松屋うの、トトロさつき。そして、その試合をもってプロレスを引退させていただきます。本当はその2人と防衛戦をして、防衛して、ベルトを持ったまま引退するつもりでしたが、ベルトは賭けられませんが、私にとってジュリアが最高のパートナー、そして、一緒に切磋琢磨して頑張ってきて同期、そして、一番近い後輩、その、うのとトトロと最後に試合をすることで私の引退試合とさせていただきたいと思います。引退の理由と致しましては、怪我とかそういうことではなくて、元々プロレスを始める時に、3年やろうって決めてて…泣かないでよ!!つられちゃうから!デビューしてすぐに3年続けずに辞めそうになったこともありましたが、ユキさんが引き止めてくださって3年続けることが出来ました。しかも、辞めようと思ってたのに楽しくて辞めれなくて、3月のホールと思ってたのに、もう9月です。3年半やらせていただきました。そして、10月の後楽園ホール大会は、私が初めて、4年前の10月の後楽園ホール大会、私がお客さんとして観に来た大会です。10月の後楽園ホール大会で引退出来ることを幸せに思って、プロレスで培ったことをこれからの人生に活かしていきたいなと思うので、最高の引退試合になるように、皆さん応援に来て下さい。よろしくお願いします!」

ジュリア「私は散々引き止めたんですけど、沙弥さんの意志なので、沙弥さんの人生なので、もう止めないです。組んでくれて本当にありがとうございました。あとちょっと…10月12日までバーニングロウよろしくお願いします。ありがとうございます。」

〈エンディング〉
世羅「一緒に締めよう!アジュレボとバーニングロウで。」
沙弥「あ、1コいいですか?私やり残してることがあって、ハードコアやりたいです。引退前にどこかでお願いします。」
世羅「はい。ハードコアね。沙弥とは電流爆破は一緒にやったことあるけどハードコアなかったね、そう言えばね。じゃあどこかでやりましょうハードコアマッチ!!ということで、引退までもうあとちょっとだけど、少しでも沙弥と一緒にみんなで思い出作っていきたいと思います!笑顔で締めよう!!」
4人「プロレスでハッピー!アイスリボン!」

〈試合後のアジュールレボリューション〉

世羅&雪妃「どうも~!アジュールレボリューションで~す!」
世羅「久々にやったよ、これ。と言っても2ヵ月やってなかっただけなんですけど。」
雪妃「二冠に戻りました。」
世羅「返上なんてさせたくなかったし、私たちが取り返してあげることが最大の贈り物かなと思って。全て出したね。」
雪妃「そうですね。」
世羅「何一つ容赦なくやらせてもらいました。」
雪妃「3年半勝負の世界で生きたわけだから、最後まで勝負をやりきった上で送り出さないことには。」
世羅「2ヵ月前も容赦なくなってたんですけど、その時の倍返しぐらい…。」
雪妃「気合い十分で臨みました。」
世羅「それぐらいやらないと勝ててなかっただろうし。(引退が)決まってたから、尚更全力出し切ってくると思ったので、対策もバッチリ。最近対策バッチリしてますね。昨日の夜雪妃がウチに泊まって、2人で作戦会議しました。細かなところまで綿密に話してた甲斐があったなって思いました。次の防衛戦はドロップキッカーズ。」
雪妃「何年ぶりに始動するんですかね?」
世羅「ドロップキッカーズって6人タッグとかではよく当たるけど、あんまりタッグで当たったことはない気がするんですよね。だから、ちょっと怖いですけど、楽しみです。バーニングロウとは違った毛色の試合になると思うので、楽しみたいと思います。」

――アジュレボは文体を経て何か変化はありましたか?

雪妃「改めて私は、世羅さんてこういうところがタフでこういうシーンに強いんだなっていうのが分かると、タッグの中で無駄な心配をしないで済むようになりました。世羅さんが追い込まれているように見えても、たぶんこの世羅さんは大丈夫だから、私が今体力使って入って行かなくても大丈夫だなとか、そういう判断が前よりもつきやすくなったかもしれない。」
世羅「今日的確だったね。これ大丈夫だろう。ユキちゃん来る気ねーなとか。丸め込みとか弱いから、そういう時は世羅~っておユキが来てくれてるって思って、凄い頼りになります。分かってくれてるなっていう、お互い見てきてるので。文体を経てなのかなぁ?文体でお互いを殴り合ってだね。これ効かないんだコイツって。そういうところが分かったので、身体で。」

――ベルトを取り返してアジュレボとしての今後の目標はなんですか?

世羅「最多防衛?」
雪妃「前回は7までいって、9を目指してたんですけどね。」
世羅「まず9で並ばないと始まらないので。」 雪妃「私達だけですもんね。タッグでちゃんと成績残して防衛記録を残してるのも私達だけ。負けるわけいかないですね。ユキちゃんはこれ(=タッグ王座)と、これ(=ICE×∞王座)の最多防衛。毎日タイトルマッチやらなきゃいけないんじゃない?」
雪妃「やるやる!」
世羅「最多防衛目指して頑張ります。」
世羅&雪妃「以上、アジュールレボリューションでした~!!」

〈試合後のバーニングロウ〉

――試合としては負けてしまいましたが、今回こういう形で発表があって、心境的にはどんな感じだったんですか?今日の試合。

沙弥「どのみち、今日引退を発表すると決めてたので、勝って笑顔でと思ってたんですけど、でも、あ~でも何度もいっぱいアジュレボと、大好きなアジュレボと戦って、あと、世羅さんがダイビングダブルニーを2発するときにって、ここ一番みたいな時だと思ってたので、あ、フォールに乗らずにもう一回コーナー登ってると思ったら、サヨナラ…って思いました(笑)。なんか、ありがとうございますと思って目を閉じました。なんか清々しい負けでした、私は。あ~…言葉がまとまらない。」

――チャンピオンとしての期間は短かったですけども、バーニングロウっていうのはどういうチームでしたか?

沙弥「なんか、ジュリアが最初、私が引退するっていうのを分かった上で、なんか短い期間でもいいから組みたいって言ってくれて、組んだタッグだったので、やりたいことをどんどんやっていこうって決めてたし、あと、こうやってやりたいことをどんどん言って楽しいことを一緒に共有して辞めさせないようにしてるなって(笑)。本当は3月のホールで引退するって決めてたのに、ジュリアとタッグを組んでベルトが見えてきたらベルト獲りたいなって思って、1月のゲコムスから獲れなくて、これじゃいかんと思って、ベルトが見えてきたら欲が出て、ベルト獲るまでと思って。でもベルト獲ったら獲ったで防衛したいって思ってどんどん延びて延びてこうなったから、なんかまだまだ永遠にバーニングロウ続けちゃうかなって思ったんですけど、でも私の人生において、プロレスはイレギュラーに飛び込んできたことで、なんかプロレスをしたから見つけた世界もあったしやりたいと思ったこともあったし、なんか…なんだろう?私の、自分の未来、プロレスにおいての未来はジュリアに託せるなと思ったので、私はプロレスを辞めて、その私の分、ジュリアに任せます。だから2人でこの共有した時間で私のことをいっぱい知ってくれたと思うので、その分をジュリアに受け継いでもらって、受け継がなくてもジュリアはヤンチャだからなんでもすると思うんですけど、私は見守っていきたいと思います。」

――ジュリア選手はどうですか?その言葉を受けて。

ジュリア「え…。」
沙弥「怒ってる?」
ジュリア「怒ってます。」
沙弥「(爆笑)。」
ジュリア「怒ってます。いや、ワンチャン辞めないかなって。」
沙弥「(笑)。今日悔しいからやっぱり引退って言わない。」
ジュリア「かな~って、結構ギリギリまで…揺らがせて(笑)。もう辞めるの辞めちゃえばいいじゃないですかみたいな。引退なんてしないでいいですよ。だってこんな楽しいじゃないですかって。で、ワンチャン今日もう引退しないことになるかなって思ったんですけど。」
沙弥「悔しいからもう一回挑戦しにいきたいから辞めないって(笑)。」
ジュリア「早く撤回してください。リング上では現実が現実じゃないような。でも今現実を見てて、昨日の夜まで全然実感がなかったんですけど、やっぱこの瞬間に、あ~あとちょっとなんだな~って思ったらもうなんか止まんなくなっちゃって。」
沙弥「子供みたいだったね、泣き方が(笑)。」
ジュリア「あんまりあそこまで素を出してはならないと思うんですが、ちょっと…すいませんでした。」
沙弥「(笑)。」
ジュリア「沙弥さんのせいです。そんな感じです。それ以外は今は何も…。」
沙弥「言いたいことはいっぱいあるんですけど、なんか色々、私が気持ちが揺らいでしまったせいで揺らがせたこともたくさんあったので。やっぱ辞めないとか、やっぱり引退じゃなくて休業にしようかなとか凄く凄く揺らいでたから、ジュリアの気持ちも凄い揺らいでたと思うので、なんか凄いごめんね。」
ジュリア「まあでも、沙弥さんの人生なので。第二の人生…第三の人生?分かんないですけど…第三章。今この第二章あとちょっとありますけど、その後も引き続きバーニングロウは永久不滅ということで(笑)。」

――今後短い引退ロードになっちゃうと思いますけど、10月のホールに向けてどういう試合をしていきたいですか?

沙弥「10月のホールは、期間が凄く短いっていうのは本当にもう今までも散々言った通り心が揺らいじゃうので、長く引退ロードをやっちゃうときっと揺らいじゃうので、ガッとと思って。揺らがないうちに辞めよう。そしてこの限られた時間でやり残したことを全部やりたいと思って、ハードコアを意外にもやってないんですよね。電流爆破やったけどハードコアやってないし、とか、あとそうだ!ピースパ。新宿FACEでピースパのビッグマッチもあるし、なんかそこでもなかなか当たれなかった相手とか当たりたい相手とか、あと組みたかった人とか、残された期間で全部やりたいなと思ってます。あともう、やりたい放題やるマッチをどこかでやろうかなって実は思ってて、ちょっと日がないんですけど、自分がずっとやりたかった、テキーラ沙弥だからこそやりたかったことっていうのを、どこかで大会をやりたいなと思ってます!」

――やりたい放題マッチ?(笑)。

沙弥「やりたい放題マッチ。やりたい放題大会を(笑)。私はとても清々しい気持ちです、今(笑)。」

――もう揺らがないですか?

沙弥「揺らがない。テンカウントゴングの8回目ぐらいで揺らいじゃったらゴメン(笑)。」
ジュリア「いいですよ。戻って。待ってますよ、私は。」

――逆にジュリア選手的には嬉しいと。

ジュリア「いつでも待ってます。」
沙弥「怒られちゃう(笑)。でも本当に怪我とかではないので。怪我は多かったですけど、なんかもうヤバイっていうので辞めるわけじゃないので、皆さん温かく、笑顔で見送っていただければなっていうのが一番の気持ちです。」

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