【新日本】去就注目のデビッド・フィンレーが米国で勝利! 大歓声にマイク投げ捨て無言の幕引き、その真意は?

新日本プロレスの米国ビッグマッチ『THE NEW BEGINNING USA』が現地時間2月27日、ニュージャージー州トレントンのCURE Insurance Arenaにて開催された。

第1試合では、自身の去就が世界中のファンの注目を集めているデビッド・フィンレーが、実力者フレッド・ロッサーから勝利を収めた。

フィンレーは直近の2月11日大阪大会において、カラム・ニューマンとの遺恨決着戦に敗北。

その試合直後、リング上で涙を浮かべながら四方に深く一礼し、無言のまま姿を消していた。

新日本マットからの離脱も囁かれる中、このアメリカ大会でどのようなアクションを起こすのかが最大の焦点となっていた。

対角線に立ったのは、LA道場で『NJPW ACADEMY』のコーチも務め、『NJPW STRONG』の屋台骨を支え続けてきたロッサーである。

試合は、去就の迷いを振り払うかのようなフィンレーの奇襲から幕を開けた。

百戦錬磨のロッサーも黙ってはいない。

エプロンでのバックドロップや鉄柱攻撃、さらには代名詞であるクロスフェイス・チキンウィングでフィンレーを幾度も捕獲し、タップアウトの寸前まで追い詰める。

しかし、フィンレーは噛みつきなどの荒々しいファイトで脱出すると、終盤の丸め込みの応酬を強引なパワーボムで制圧。

最後は必殺のオーバーキルを完璧に決めて3カウントを奪い、大阪での敗戦の払拭を結果で示してみせた。

劇的な勝利を飾ったフィンレーに対し、トレントンの観衆からは惜しみない拍手とともに「サンキュー、フィンレー!」の大合唱が巻き起こった。

この声援に応えるかのように、フィンレーはスタッフにマイクを要求する。場内が静まり返り、ついに沈黙が破られるかに思われた次の瞬間であった。

フィンレーは手にしたマイクで何も語ることなく、不敵な笑み(ニヤリ)を浮かべると、そのまま無情にもマイクをマットへ投げ捨てたのである。

言葉を一切発さずにリングを降りたフィンレーが退場ゲートへ向かうと、そこには同じくBC WAR DOGSのメンバーであるKnock out brothersが待ち構えていた。

フィンレーはKnock out brothersとしっかりBC WAR DOGSのサインを交わし、足早にバックステージへと姿を消した。

(※フィンレーはバックステージでもノーコメントを貫いた。)

ファンが求めた「言葉」は、最後まで発せられなかった。

大歓声の中でのマイク投げ捨てと、ユニットメンバーとのサイン交歓。

それは新日本プロレスへの決別の辞を飲み込んだ結果なのか、それとも次なる冷酷な侵略の始まりを意味する笑みだったのか。

沈黙という最大のメッセージを残したデビッド・フィンレーの真意は、深い謎に包まれたままである。

<写真提供:新日本プロレス>

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