【DDT】田中将斗が“荒鷲2世”坂口征夫を破りKO-D無差別級王座V3!「次のさいたまSAまでベルト守る!」

9日、動画配信サービス「DDT UNIVERSE」で、「DDT TV SHOW! #2」(DDT TV SHOWスタジオ)が放送され、メインイベントでは、“弾丸戦士”田中将斗(47=ZERO1)が、昭和の名レスラー・坂口征二氏の長男・坂口征夫(46)を退けて、KO-D無差別級王座のV3に成功した。

試合は坂口の奇襲で開戦し、エルボー、キックの連打、三角絞めなど、得意の打撃、関節技で攻め立てた。田中は坂口の右足にマトを絞って、反撃するも、なかなかペースを握れず。ド迫力のエルボー合戦から、坂口は胴締めスリーパーで勝負を決めにいく。なんとか脱出した田中はエルボー連打から必殺のスライディングDを決めるも、坂口はカウント1でクリア。坂口のスリーパーを切り返した田中は、ラリアットからローリング・エルボーをたたき込むがカウントは2。ならばと、田中はマウントの体勢からエルボー連打、そしてスライディングDを繰り出した。坂口は無意識で返したが、ダメージが大きくダウンしたまま。これ以上の続行は危険と判断したレフェリーが試合を止めて、田中がTKO勝ちを収めた。

勝ちどきを挙げた田中の前には、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催見合わせとなった(6月7日の)さいたまスーパーアリーナでの“挑戦剣”を持つ樋口和貞(31)が現れ、しばし視殺戦を展開。

田中は「次はアイツが来るんか? 誰が来るとか関係ない。さいたまSAはできへんかった。次いつやるのか知らんけど、ベルトを守ったら、そこのメインに上がれる。相手は誰でもいい。次のさいたまSAまで、オレがベルトを持ってる!」と宣言した。

バックステージで田中は「さいたまSAのメインに立つのは簡単な目標じゃない。こういう形でできないのは悔しい。いつかさいたまSAのリングに戻ってくると思うんで。オレに2周、3周して、守り通したら、そこにいく。難しいかもしれないけど。どえらいのがくるかもしれないし、順番で来るかもしれんけど、守り通す。(坂口は)一つ一つの技が重いし、自分にないものをもってる。チョーク(スリーパー)決められたときは一瞬ヤバいと思った」と防衛戦を振り返り、王座死守を誓った。

敗れた坂口は「倒れてないと思ったけど、ダメでした。DDT、イラプション、お客さんのみんな、すみませんでした。あとは樋口、オマエに託す」とガックリ肩を落とした。

樋口は「イラプションとして、(目標を)果たせなかった。(坂口の)敵討つのは自分。挑戦して、田中を倒す。やってやります」とコメント。

すると、前大会で樋口に“挑戦剣”を奪われた遠藤哲哉(28)が現れ、「絶対獲り返してやる」とアピールした。

DDT TV SHOW!#2
【日時】2020年5月9日(土)
【会場】DDT TV SHOWスタジオ

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
●赤井沙希&渡瀬瑞基 vs 安納サオリ○&納谷幸男
9分24秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド

▼第二試合 30分一本勝負
●ヨシヒコ vs 彰人○
11分27秒 体固め

▼第三試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権4WAYマッチ~1人だけ時間差入場ルール 30分一本勝負
<王者>○男色ディーノ vs HARASHIMA<挑戦者> vs 高尾蒼馬<挑戦者> vs 中村圭吾●<挑戦者>
6分3秒 体固め
※男色ドライバー。第1479代王者が防衛に成功。

▼第四試合 30分一本勝負
○竹下幸之介 vs 伊橋剛太●
11分13秒 オクラホマロール

▼セミファイナル ハードコアマッチマッチ 30分一本勝負
○クリス・ブルックス vs 勝俣瞬馬●
20分43秒 体固め
※プレイングマンティスボム・オン・ザ・テーブル

▼メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>○田中将斗 vs 坂口征夫●<挑戦者>
13分2秒 TKO勝ち
※レフェリーストップによる。第74代王者が3度目の防衛に成功。

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