【プロレスのある風景 Vol.53|榎本タイキ】
Daybreak 〜僕たちのRayメモリアル〜
2018年8月30日に天国へ旅立たれた女子覆面レスラーRay選手の展覧会『Daybreak〜僕たちのRayメモリアル〜』。三回忌となる今年も8月にぷちとまとアートカフェさんにて開催されました。
毎年PURE-J女子プロレスのコマンドボリショイさんはじめ、たくさんのRayさんを慕うミュージシャンのライブやトークイベントなどもあるのですが、今年はコロナのため完全に展示のみの場となりました。それでも例年にましてRayさんの表情を写した数多くの写真や展示物が豊かに飾られました。
僕もここ数年イラストで参加させて頂いています。改めて思ったのですが、Rayさんは本当にリング以外のプライベートな素顔や素性というのが見えなかった、見せなかった方だったのだなあと感じました。これだけネットなんかもすごいのに、です。
プロレスラーとしての生き様、プロとしての在り方に強い信念を感じさせられます。それでもずっと近くで応援し続けていたRayファミリーの皆さんから聞くRayさんのチャーミングな姿はとても微笑ましい気持ちになりました。
僕も試合は観てはいるものの直にお話させて頂いたことはなかったので心残りだったと思う反面、だからこそプロレスラーRayという姿だけが心の中に強く刻まれたのかもしれません。
今もYouTubeでRayさんの試合が観れたり、DVDにも映像として残っているのでぜひたくさんの方に見て欲しいと思います。
今回、Rayファミリーの皆さんが会場で高山善廣選手の支援募金を募ってくださいました。展覧会の写真の中にもRayさんと談笑する高山選手という1枚が展示されていました。
Rayファミリーの皆さま、本当にあたたかい真心をありがとうございました!Viva Ray!!