【プロレスTODAY増刊号】プロレスの新しい見方となる「妻たちのプロレス」著者・福留崇広記者インタビュー!
プロレスTODAY編集部に「妻たちのプロレス」著者でスポーツ報知記者の福留崇広氏が来社。
元週刊プロレス編集長のターザン山本氏と共著となる「妻たちのプロレス」の出版に至る経緯や本に込めた思いを語った。
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<出版に至る経緯>
この本を出すことになった背景として、藤波辰爾婦人の伽織さんとお話をする機会があった際に、藤波選手が新日本プロレス時代に会場まで送り迎えをしていて、その時に「会場から見るファンの姿が凄い好きだ」という話を聞いた時に、プロレスって奥さんだけが見れる光景、風景があるんだなと気づいた。
私たちが選手を見ているのは一方からで、奥さんたちが選手を迎え入れる視点があるなと思い、それは我々には絶対に分からない視点なので、これはもっと深く取材をしたいと思った。どういう思いで夫であるプロレスラーを見ているんだろうということを知りたいと思ったのがきっかけであったそう。
<著書の見どころ>
福留氏はこの本について「プロレスラーの妻だけが知る視線、どういうふうに妻たちは闘っていたのか。あるいは妻たちもプロレスラーと一緒になって闘っていたんだということが分かる、新しいプロレスの見方をこの本で、もう一つ深く掘り下げられると思っています」と見どころを明かしてくれた。
山口総監督もこの本を読んで「各々の家庭環境の違いはあるが深い愛情を持って、そして通常では味わえない生活を支えている奥さんたちはまさに”リアルタッグパートナー”だと思います。」と感想を述べた。
著書の中では下記の奥様たちの話が掲載されている。
第1章:力道山の妻・田中敬子
第2章:髙山善廣の妻・奈津子
第3章:剛竜馬の妻・八木幸子
第4章:葛西純の妻・三知代
第5章:藤波辰爾の妻・伽織
第6章:ジャイアント馬場の妻・元子
妻だけが知るプロレスラーの苦悩と栄光という新しいプロレスの見方ができる「妻たちのプロレス」は是非とも手に取って読んで頂きたい一冊である。
妻たちのプロレス
男と女の場外バトル(河出書房新社)
力道山、馬場、藤波、高山、葛西、剛……妻だけが知るプロレスラーの素顔。男女の過激なドラマを描きながら、謎に包まれたプロレスの実像をすべて明かす、新しいノンフィクションの誕生!
▼著者
福留 崇広 (フクトメ タカヒロ)
1968年、愛知県生まれ。國學院大学文学部哲学科卒業。92年、報知新聞社入社。現在、コンテンツ編集部所属。プロレス、格闘技、大相撲、ボクシング、サッカー等を取材。著書に『さよならムーンサルトプレス』。
ターザン山本 (ターザン ヤマモト)
1946年山口県生まれ。77年、新大阪新聞社に入社し「週刊ファイト」でプロレス記者に。80年、ベースボール・マガジン社へ移籍。87年、「週刊プロレス」編集長に就任。同社退社後、フリーとして活動。
▼河出書房新社ホームページ
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309029092/