【新日本】勝利した飯伏がAブロックを突破!オーカーン登場!裕二郎初勝利!辻が棚橋にラブコール<試合結果・バックステージコメント全文掲載>10.16 G1 CLIMAX 30 Aブロック in 両国

16日、新日本プロレスはG1 CLIMAX30 Aブロックの9日目を両国国技館で開催。

8日までに6勝・勝ち点12で並んだオカダ・カズチカ、飯伏幸太、ジェイ・ホワイトの3人の勝敗に注目が集まった。オカダは突如現れたグレート-O-カーンの襲撃を受け、裏切りのウィル・オスプレイに敗北。飯伏幸太はタイチとの160発の蹴り合いを制し勝利。ジェイ・ホワイトは石井智宏のテーピングを巻いた右ヒザを徹底的に攻めるも、石井の意地の垂直落下式ブレーンバスターに敗退。結果7勝・勝ち点14に伸ばした飯伏がAブロックを突破し18日の優勝決定戦進出を決めた。

レック Presents G1 CLIMAX 30
日時:2020年10月16日(金) 16:30開場 18:30開始
会場:東京・両国国技館
観衆:2,863人

【試合結果】

各試合結果、バックステージコメントを掲載。

■第1試合■

▼第1試合 30分1本勝負
〇辻 陽太 vs ゲイブリエル・キッド✖
6分52秒  逆エビ固め

「今日で、俺の『G1 CLIMAX』で組まれてる試合は終わりだ。俺は成長できたのか。それは俺が決めることじゃなく、俺の試合を見てくれたファンの皆さんが決めることだ。それともう一つ、俺は今大会、『G1』には参戦してないけど、棚橋さんの付き人として、セコンドとして、棚橋さんと一緒に戦ってきた。でも、やっぱり俺はレスラーだ。そう、俺の年始に立てた3つの目標。3つ目は、棚橋さんと『WORLD TAG LEAGUE』に出場すること。リングの下からはもちろんだけど、やっぱり俺はレスラーとしてリングの上で一緒に戦いたい。ゴールデン☆エースが今後どうなるか俺には分からないけど、棚橋さん! 俺とタッグを組んで、『WORLD TAG LEAGUE』、一緒に出場してください!(※深々と頭を下げる)」

ゲイブリエル「LA道場の仲間の期待に応えられなかった。申し訳ない。辻を潰してやるつもりが、逆に爆発した辻に俺が潰された。少しのダメージも与えることができなかった。やっぱり辻は強い」

 

■第2試合■

▼第2試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦
✖ジェフ・コブ vs 高橋裕二郎〇
(4勝5敗=8点) (1勝8敗=2点)
10分30秒  ピンプジュース→体固め

裕二郎「(※自分でイスを持ち込み、それに座って)言っただろう、なぁ、『G1 CLIMAX』、最後まで、なぁ、諦めないってよ! 今日の勝ちはよぉ、でけぇんだよ。あぁ? 『G1 CLIMAX』? 0勝よりもよぉ、0勝よりも、1つ、しかもよぉ、あのジェフ・コブに勝てばよぉ、来年の、『G1 CLIMAX』の出場権利を獲得の可能性も上がっただろう。な? な? それがよぉ、0勝じゃ、来年出場できねぇんだよ。でもよぉ、1回勝ったんだよ。だから、来年の『G1 CLIMAX』出場も、脈アリだよ!」

コブ「俺としたことが油断してた。あいつは切羽詰まってたし、勝つためなら手段は選ばないに決まってる。 あいつはバレットクラブなんだから」

 

■第3試合■

▼第3試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦
〇鷹木信悟 vs 鈴木みのる✖
(4勝5敗=8点) (3勝6敗=6点)
12分29秒  ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め

鷹木「(※「あー!」「クソ!」「チクショー!」などと叫びながらインタビュースペースへ。手首を押さえながら)クソッ! 最後勝って、“有終の美”か! ふざけんなよオイ! 勝つには勝ったが、全然スッキリしねぇよ! 鈴木の野郎、3つ取られてもニヤニヤしやがって! どんな状態になっても上から目線か、あの野郎! 気に食わねぇ! 勝つには勝ったが、全然満足しねぇな! 神宮の借り? 関係ねぇな! こんな勝ちじゃ、アイツに対して、この感情は収まんねぇよ! 激烈の『G1』! 激烈の秋! 俺の『G1』は終わりかもしれねぇが、正直、秋はまだ終わらせたくねぇ! 秋を! このまま、終わらすつもりはねぇからな!」

※おぼつかない足どりでバックステージに登場して

鈴木「次、誰だあああ! オイ、俺の相手、誰だ! オイ! 『G1』! 俺の次…、次の対戦、相手誰だ……(と言いながら控室へ)」

 

■第4試合■

▼第4試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦
✖オカダ・カズチカ vs ウィル・オスプレイ〇
(6勝3敗=12点) (6勝3敗=12点)
17分04秒  ストームブレイカー→エビ固め

オスプレイ「驚いたか? ショックだったか? 俺はもうずっと長いことオカダを倒す準備は出来てた。2番目でいる気持ちがお前らに分かるか? 俺はずっとあいつの影に隠れてた。俺が素晴らしい試合をしても、いつだってスポットライトを浴びるのはオカダだった。オカダはブシロードと新日本の顔だ。でも俺だってあいつに全く引けをとってない。今こそ変化の時だ。ここでみんなに改めて紹介させてもらおう。イギリスのレスリングシーンを支配し、凱旋帰国したばかりの無敗の男、ザ・グレート-O-カーン! 2年間ぶりに新日本マットに戻ってきた。さぁ言いたいこと全部言ってくれ。」

グレート-O-カーン「見りゃわかんだろ! 侵略開始だ……」

オスプレイ「さっきはナイスなサポートありがとな。それからもう一人紹介させてくれ。彼女のことを見たことあるファンも多いだろう。美しいだろう? でも彼女はダンサーじゃないぞ。彼女は外国人選手で唯一、週プロのトップ10女子選手のランキングに入った。過去にはスターダムのタッグ王者だった。俺が『G1』で闘っている間、彼女はスターダムのマットを支配した。ワールド・オブ・スターダムのベルトも手にしたことがある。そして今現在SWA世界王者だ。俺の美しいガールフレンド、ビー・プレストリーだ」

ビー・プレストリー「素晴らしいご紹介ありがとう。私のボーイフレンド、オスプレイは新日本トップのレスラー。いや正確には世界トップのレスラーよ。そして強い男の後ろには必ず、強い女がいるものよ」

オスプレイ「ここで正式に言わせてもらおう。俺はもうCHAOSのメンバーじゃない! オカダに尽くすのなんてもうまっぴらゴメンだ! 俺が中心になって新しいユニットを立ち上げる。よく見とけよ。少しずつ、でも確実に俺の帝国を築く。俺たちはスタートを切ったばかり。興味があるレスラーは俺に連絡してくれ」

※オカダはダメージが深く、両肩を担がれてノーコメントで控室へ直行。

 

■第5試合■

▼第5試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦
〇飯伏幸太 vs タイチ✖
(7勝2敗=14点) (4勝5敗=8点)
17分12秒  カミゴェ→体固め

飯伏「(※左脚のダメージが深く、壁伝いにゆっくりとインタビュースペースに到着すると、座り込んで左脚に手を当てながら)7勝目。まだでも分かんないから。次の試合で、決まるから。まだ現段階では分からない。とりあえずでも、優勝決定戦、残れる可能性はできたから。それ見て、決めますよ。俺は諦めない、絶対に。最後まで、絶対に諦めない。(※と言って立ち上がろうとするが、左脚の痛みでしばらく静止。何とか立ち上がり、また壁伝いにヨロヨロと控室へ)」

 

タイチ「(辻におぶられてバックステージに来るも)テメェなにおぶってんだオラッ! 恋人かテメェ(と辻を突き飛ばして横になり)。……もうどこが痛えかわかんねえ。どこが痛えかわかんねえ。クッソ、何やってんだ俺。何やってんだこんなことして。クッソ! 終わったか……。終わったか……。頭狂ってる飯伏おまえはやっぱり、頭おかしいよ。普通じゃねえおまえ……。神にでも何でもなってこいこの野郎、好きに……。勝手にやってろ! ああ痛え……(左足を庇うように雄叫びをあげつつ控室へ)」

 

■第6試合■

▼第6試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦
〇石井智宏 vs ジェイ・ホワイト✖
(4勝5敗=8点) (6勝3敗=12点)
24分35秒  垂直落下式ブレーンバスター→エビ固め

※石井はヒザのダメージのため、花道奥でしばらく仰向けになって動けず。何とか起き上がるも、這って控室へ直行。ドアの奥からは「あぁ~……」という悲痛な声が響く)

ジェイ「こんな椅子なんか用意して俺にケンカ売ってんのか? 俺の脚が負傷してるからか? 自分の脚で立てるんだよ! お前ら記者は、俺が負けるのを望んでたんだろ? そうなんだろ? ファンもそうだろ。分かってんだよ。でも俺はラスト・ロックン・ローラでキングスイッチだ。俺1人の力でMSGを完売させた。石井の力じゃなければ、飯伏の力でもない。飯伏、お前は胸を張ってAブロック1位と呼べるのか? 全部運で勝っただけじゃないか。俺が負けたのも全てレフェリーのせいだ! もうこれは明らかに会社が仕組んだものだ。”このままだとまたジェイが勝ってしまう。レッドシューズ、絶対にそれだけは避けてくれ”。 これでAブロックの1位は飯伏か。Bブロックは…まだEVILにも可能性があるのか。もしEVILが1位通過したら、頑張ってくれよ。(皮肉なトーンで)俺は絶対にお前を応援する。だけどレフェリーには十分用心しろよ。あいつらはBULLET CLUBが大嫌いだからな。俺のものになるはずだったのに、飯伏に横取りされた。クソ…でも俺が誰か忘れない方がいいぞ」

 

※ジェイが敗れたため唯一の7勝・勝ち点14の飯伏幸太が優勝決定戦進出

第6試合終了後、飯伏幸太のAブロック勝ち抜け優勝決定戦進出が決まりコメントを述べた。

飯伏「3年連続、優勝決定戦進出。僕の目標である、2連続優勝。必ず、成し遂げてみせる。明日、誰が上がってくるか、待ってる。絶対に、逃げない、負けない、裏切らないから」

──『G1』2連覇となれば、また神に近づけると思いますが。

飯伏「そうですね。優勝して、僕は、本当の神になります。これは本当に、本当の神に」

──改めて2連覇への意気込みを。

飯伏「気持ちは、絶対に、何年も言ってるけど、諦めない。気持ちを見てもらいたい。今日も気持ちで勝った。これを見てもらいたい。今、こういう状況で、こういう中でプロレスができるということを、俺は諦めないから。諦めなければ、もっともっと、プロレスも広がっていくし、ここで優勝すれば、もっと僕の発言力も上がっていくから」

──タイチ選手と蹴りの応酬になりましたが、足の状況は?

飯伏「関係ないです。ダメージは、正直ありますよ。でもそんなこと言ってられない。明日、誰が来るか分からないけど、その選手もダメージを負うだろうし、条件としては変わらないから」

──優勝を願うファンに向けてひと言。

飯伏「何度も言ってますが、僕は逃げない、負けない、諦めない。そして裏切らない」

──Bブロックは内藤選手、EVIL選手、SANADA選手に可能性が残っていますが、誰と戦いたいというのはありますか?

飯伏「いやもう誰が来てもいいんですけど、うーん……久々に、内藤哲也。このへんはちょっとやってみたいかなと思ってますけどね。その3人、誰でもいいです。ホントに。誰が来ても、対策は練ってあるんで。気持ちです、気持ち。負けない気持ち」

(写真提供:新日本プロレス)

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