【DDT】11.3大田区でのKO-D無差別級王座戦の調印式は、挑戦者・佐々木大輔が王者・遠藤哲哉をKOし大混乱!

 11月3日の大田区総合体育館で、KO-D無差別級選手権を争う遠藤哲哉(王者)と佐々木大輔(挑戦者)との調印式は大混乱となった。

 25日、後楽園大会の第4試合終了後、2人は正装でリングに上がり、調印書にサイン。佐々木は「後楽園ホールに来るのはあの日(9月27日)ぶりで、裏切られたあの日。あの日のことは今でも思い出すと、すぐにでもブチ切れそうだ。そんなことは置いといて、今、俺が考えてるのはコイツからこの最後のメッキ、KO-Dのベルトを奪うこと。俺はもういつでも準備が出来てるから。今でもいいし、今来てるお客さんだって今すぐ見たいでしょ?」と発言し、遠藤に突っかかろうとするも、今林久弥アシスタントプロデューサーが止めに入った。

 遠藤は「11・3大田区、佐々木大輔を指名した時点で、僕自身揺さぶりをかけられるってことはある程度覚悟してました。大和ヒロシが助けに入ったり、時にはくいしんぼう仮面の中身に入れ替わってたり。チャンピオンとして宿命だと思って、広い心で受け止めております。結局何をやろうが最終的には急所、イスを使って殴る。それしか脳の無いB級レスラーです」と言うと、怒った佐々木は「ガタガタ言ってんじゃねぇぞ!」と机を蹴飛ばして立ち上がったが、ここも今林APが慌てて止めた。

 続けて、遠藤は「対戦相手の佐々木大輔選手には、11・3大田区で引退の準備を進めていただこうかなと思います。あと、KO-D無差別級のベルトっていうのは、佐々木大輔が塗ったメッキではなく、俺自身が、俺の力で田中(将斗)選手から獲った、俺が俺であるための証。そう思っております」とキッパリ。

 その後の記念撮影が終わると、佐々木は遠藤が右肩にかけていたベルトめがけて突き飛ばす。佐々木が背を向けると、遠藤が背後から急襲。馬乗りになり佐々木の上着を引き裂いた。またまた今林APが制止したが、佐々木は急所打ち、イス攻撃4連発からクロス・フェースロックで絞め上げた。

1度はセコンドが止めたが、それでも佐々木は再びクロス・フェースロックで痛めつけ、遠藤はしばしダウンした。

 控室に引き揚げた佐々木は「俺はいつでもいいんだよ。あの野郎逃げてばっかりで。腰抜けが。俺を背後からしか襲えないんだろ? あの野郎なめやがって! どうしてくれんだ! 俺の一張羅(いっちょうら)! これから就職活動するのにどうしてくれんだよ。アイツに言っておけ! 油断すんじゃねえぞ!」と怒りが収まらない様子だった。

 一方、遠藤は「冷静になれ! 今日、向こうが『今やってやるよ』って言うから、ちょっと挑発に乗ってやろうかなと思っただけ。やっぱり周りに人がいる状況じゃダメだね。今日は完全に俺の判断ミスというか、冷静さを欠いた俺の負けだよ。でも俺の中で腹は決まっているから。これは佐々木大輔が塗ったメッキじゃない。俺が自分の力で田中将斗選手から獲った遠藤哲哉の証だから。11・3、俺は負けるわけにはいかない」とコメント。

さらに、遠藤は「油断なんかしてないよ。あんだけ毎試合毎試合、襲撃されてたら。毎日毎日ノイローゼ。そのうち家にも来るんじゃないかって。戸締りだけは怠らないように、気を付けてる。そのくらい、俺のメンタルをむしばんでる。正直、逆にそれがあるからこそ、俺のスイッチが入るというところもあるから。11・3大田区、『見てろよ!』ということだけは言いたいです。もう大田区で俺はすべてを爆発させます。そして新しい『ダムネーション』、新しい遠藤哲哉を見せる!」と意気込んだ。

【大会名】Road to Ultimate Party 2020
【日時】2020年10月25日
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】未発表

アンダーマッチ 15分一本勝負
○大和ヒロシ vs 岡谷英樹●
5分59秒 ルッテンクラッチ

オープニングマッチ お戯れシリーズ第二幕 30分一本勝負
○男色ディーノ vs 中村圭吾●
2分54秒 漢固め
※生ゴッチ式男色ドライバー

第二試合 30分一本勝負
HARASHIMA&○大鷲透&納谷幸男 vs クリス・ブルックス&勝俣瞬馬&アントーニオ本多 ●
10分4秒 ラ・マヒストラル

第三試合 30分一本勝負
○青木真也 vs マッド・ポーリー●
5分6秒 ヒールホールド

第四試合 準烈vsALL OUT! 30分一本勝負
秋山準&●大石真翔 vs 竹下幸之介○&彰人
9分28秒 ダブルレッグ・スープレックス・ホールド

第五試合 Road to Ultimate Party 2020!スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○CIMA vs 高尾蒼馬●
12分19秒 片エビ固め
※メテオラ

セミファイナル KO-D6人タッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>樋口和貞&○坂口征夫&赤井沙希 vs 上野勇希●&吉村直巳&平田一喜<挑戦者組>
17分27秒 TKO勝ち
※胴絞めスリーパーホールド→レフェリーストップ。第41代王者組が3度目の防衛に成功。

メインイベント KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>上野勇希&●吉村直巳 vs 樋口和貞○&坂口征夫<挑戦者組>
19分33秒 体固め
※轟天。ノーチラスが8度目の防衛に失敗、樋口組が第68代王者組となる。

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