【東京女子】天満&愛野の「爆れつシスターズ」が上福&桐生のチーム東洋大を下し、プリンセスタッグ王座初防衛に成功!

 4日、後楽園大会のセミファイナルで、天満のどか、愛野ユキの「爆れつシスターズ」が、上福ゆき、桐生真弥のチーム東洋大を退けて、プリンセスタッグ王座の初防衛に成功した。

 タッグを組んで、まだ日が浅いチーム東洋大だが、コンビネーションも冴え、一進一退の互角の闘いを見せた。10分過ぎには桐生のスパインバスターと、上福のビッグブーツの合体技を天満に決めるも、愛野がカット。

反撃に転じた「爆れつ」は爆れつブルドッグを上福に炸裂させて、桐生が孤立。

桐生も天満にエルボーをたたき込むなど粘ったが、天満がフォールアウェイスラムからキルスイッチを繰り出して3カウントを奪取した。

 初Vに成功した妹の愛野は「緊張感が今まで対戦してきたときと違って、震える感じだったんですけど。いざ試合のゴングが鳴って闘ってみると、ちょっと怖い楽しさでしたね。このベルトを持ってから、これでようやくチャンピオンとしてのスタートが切れたって思えるので。ここからいっぱい闘って闘って、勝って勝って、ドンドン加速していきたいと思います!」とコメント。

姉の天満が「かみーゆ(上福)が強いのは知っていたよ。真弥も何かカチカチ山の木に火を点けられたみたいで」と言うと、愛野は「(真弥は)爆発してましたね。彼女の眠れる闘志みたいなものが。力をつけてきていたのはわかっていましたけど、このタイトルマッチで後楽園のセミという大舞台で爆発していたと思います。でも勝ったのは私たちだけど」と挑戦者の闘いを評した。

 さらに、天満は「これから(ベルトを)守るほうが楽しみです。苦しいこととかっていうのは挑戦する側のときにたくさん経験したから。でも挑戦する気持ちはずっともっていたい」と、愛野は「もう攻撃は最大の防御という言葉もありますので。攻めて攻めて、私たちらしく勝ち続けて、ベルトを持ち続けたいと思います」と話し、長期政権を見据えていた。

 王座奪取ならなかった桐生が「負けた。悔しい!」と言うと、上福は「真弥が悔しいって思ってくれたのがすごくうれしい。だっていつも同じテンションだったから、今までは。でも真弥が最初タッグを組む前に比べて、今は見た目もきれいに、感情もすごい出て、ゆきみたいな仲間引き連れて、いっしょに共感して『悔しい』とか『うれしい』とか言える人ができてうれしい!」とコメント。桐生は「私、この数カ月でメッチャ成長したって思います。自分でもわかるくらい自信ついた。でも、まだ成長は終わんねぇ」と話した。

【大会名】東京女子プロレス’21
【日時】2021年1月4日(月)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】683人(超満員札止め)

オープニングマッチ 遠藤有栖デビュー戦 15分1本勝負
○鈴芽 vs 遠藤有栖●
6分39秒 エビ固め
※リングアベル

第2試合 20分1本勝負
○まなせゆうな&宮本もか vs 原宿ぽむ●&猫はるな
6分41秒 片エビ固め
※鈴木ダイナミック

第3試合 新春!紅白ロープマッチ~リネーム・イン・ザ・カプセルトイ~
●中島翔子 vs ハイパーミサヲ○
10分59秒 当たり獲得
※中島翔子の1カ月改名が決定。

第4試合 20分1本勝負
アジャコング&瑞希&●らく vs 渡辺未詩○&角田奈穂&舞海魅星
11分59秒 片エビ固め
※ティアドロップ

第5試合 20分1本勝負
沙希様&○メイ・サン=ミッシェル vs 乃蒼ヒカリ&汐凛セナ●
13分34秒 サン=ミッシェル

第6試合 スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
○山下実優 vs 伊藤麻希●
13分5秒 KO勝ち
※Skull Kick

セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分1本勝負
<王者組>○天満のどか&愛野ユキ vs 上福ゆき&桐生真弥●<挑戦者組>
14分34秒 片エビ固め
※キルスイッチ。第7代王者組が初防衛に成功。

メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>●坂崎ユカ vs 辰巳リカ○<挑戦者>
19分22秒 TKO勝ち
※足4の字固め→レフェリーストップ。第7代王者が5度目の防衛に失敗、リカが第8代王者となる。

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