【アイスリボン】1・28(土)アイスリボン782公式試合結果!
「アイスリボン782」
2017年1月28日(土) アイスリボン道場
14時00分試合開始/13時30分開場
観衆:110人(超満員)
◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
◯雪妃真矢(8分44秒 ギブアップ)長崎まる子×
※サソリ固め
両国KFCホール大会前日に行われた道場マッチ。4試合が全て、翌日の大会を見据えてのマッチメイクとなった。第1試合では両国でアジャと対戦する雪妃と、Leonと対戦するまる子のシングルマッチが行われた。共に翌日の大一番に向けて勢いをつけたいところ。序盤は雪妃にペースを握ぎられ自分の動きが出来なかったまる子だが、中盤は、低空のドロップキックを決め「猛スピードいくぞーっ!」とアピールしてのスピーディな攻撃で応戦。試合は残り時間がカウントダウンされる共に退かない攻防となった。最後はまる子の腰に攻撃を仕掛けていった雪妃が強烈なサソリ固めを決め勝利。直線的なまる子の攻撃を横の動きでしのいだ雪妃が勝負を決めた。
試合後、まる子は「腰をへし曲げられ散々な目に合いました。明日の両国はハイスピードのLeonさんと猛スピードで戦うので、今日はしっかり腰を休めて、明日あわよくばLeonさんから勝ちたいと思います」と語り、勝った雪妃は「明日はアジャさんとのシングルマッチが決定しているので、何も考えるのは止めました。凶器も持たず裸一貫でぶつかる気持ちで当たって砕けろ…砕けるつもりはないので、当たって当たって当たって砕くつもりで立ち向かいたいと思います」と改めて気持ちを引き締めた。
◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
松本都&◯宮城もち(12分42秒 エビ固め)弓李&松屋うの×
※メタボリックサンド
両国でトライアングルリボン王座に挑むもちと弓李がタッグでの前哨戦に臨んだ。もちvs弓李の顔合わせでスタートした一戦は、2人が相手を意識しながらの駆け引きを展開する中、都がニュースでも話題となった吊り天井を初公開するなど、時流に敏感なところをみせたり、うのがセイバーチョップをもちに白刃どりでディフェンスされるも、コーナーでの振り子式ボディプレスを決めたりと個性的な攻防が続き、最後は都ともちがマンマミーヤZからのメタボリックサンドでうのを沈め快勝。
試合後、4選手は翌日の両国大会に向けて「気持ちを入れ直して、明日は沙弥さんとシングルマッチ。私が勝てるように頑張ります!」(うの)「明日からは仮面女子さんの新曲『仮面大陸~ペルソニア~』を使わせていただきます。2017年は下剋上の年にすると言ったので、豊田さんからトライアングルベルトを獲りたいと思います。そして勝ったら2回、入場曲が聞けるということで、自分にとっては一石二鳥です」(弓李)「女子高生にロメロスペシャルをかけることに成功したんですけど、これは鍛錬をしている者だから出来る事で、皆さんはマネしないで欲しいと思います。明日は同期対決ですけど、つっかに足を引っ張られさえしなければ簡単な試合だと思うので私が頑張ります」(都)「明日、トライアングル選手権です。私は弓李にひとつ言いたい。弓李は今年は下剋上の年にしたいと言いました。私にはその下剋上が伝わってきませんでした。私の腕を攻めたって、あなたより大きい体があるから、あなたには負けない。トライアングルはチャンピオンじゃない人からフォールを獲ってもベルトが巻ける巧妙なルールの上に成り立つベルト。隙あれば2人まとめてフォールして、私が黄色いベルト巻こうと思っています」(もち)とそれぞれの思いを語った。
◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
◯藤本つかさ(8分53秒 体固め)テキーラ沙弥×
※ダイビングローリングネックブリーカー
前回の道場マッチでうのに敗れた沙弥は、試合後の座談会でうのとの再戦を直訴。これが認められ両国KFC大会のオープニングマッチでの再戦が決定した。同期&同い年とのシングル戦を前に、沙弥は同い年ながら藤本という大きな壁に挑むことになった。2人のシングル戦は昨年8月20日アイスリボン747以来の5か月ぶり。前回は沙弥が藤本のICE×∞王座に挑んだデビュー後、初めてのタイトル戦&藤本とのシングルだった。いきなりクロスボディの奇襲を仕掛けていった沙弥だったが、先手先手と仕掛けても藤本の切り返しに合い懐の深さに苦戦。藤本はうのの得意技のスクールボーイで沙弥を揺さぶったり、沙弥のグランマエストロ・デ・テキーラを腕十字で切り返したりと、沙弥の動きをチェックするかのような攻撃をみせながら、最後はビーナスクラッチ、延髄蹴りからのダイビング・ローリング・ネックブリーカーでフィニッシュ。
試合後「ここ最近の試合がうのとのシングルをやっていて、うのに負けたくない気持ちが強すぎて、うのしか見えない…みたいになっちゃってました。今日の対戦カードが藤本さんとのシングルというのをみて、選手はうのだけじゃないということに気づきまして、気づくのが遅かったんですけど。今日、藤本さんと試合させて頂いて、試合中うのが使う技を藤本さんにされて、スクールボーイの連発だとか。これはきっと明日の両国大会に藤本さんが自分に与えてくれたヒントなんだと思いました。そのヒントを活かして、明日うのから3を取りたいと思います」と語る沙弥に、藤本は「最近の沙弥とうのを見ていると、すごく年齢にこだわっているなと感じていたんです。リング外でも。もうちょっと早くデビューしていればとか、もうちょっと若かったらとか、最近はやりのタラレバ女子になっているんですけど、年齢に関係なく、今出来る精一杯をやったらお客さんに響くと思うので。33歳対決とかじゃなくてテキーラ沙弥vs松屋うのっていう試合を見せて欲しいなと思います」と語った。
◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
世羅りさ&×尾崎妹加(11分29秒 体固め)つくし&柊くるみ◯
※ダイビングボディプレス
両国KFC大会ではメインでハム子&浩代(第8代リボンタッグ王者)とのタッグ戦に行うつくし&柊くるみ。一方の世羅&妹加は来場する声優の山口勝平氏の前で同じ声優学校の同期声優タッグとしてリングに立つ。両国を見据えての合体攻撃をみせるなど、積極策に出る声優タッグに対して、つくしのスピードとくるみのパワーの好連係で対抗。両国での両チームのファイトに期待を抱かせる好試合となった。最後はくるみをアルゼンチン・バックブリーカーに決めるなど、大健闘の妹加をくるみがダイビングボディプレスで圧殺した。
試合後「明日は待ちに待った山口勝平さんがいらっしゃるので、山口勝平さんの前で恥をかかないように、世羅さんと一緒に同期タッグを制したいと思います」と妹加が語れば、世羅も「妹加ちゃんと声優タッグということで、試合前に2人でいろいろ考えて編み出した技とかがありまして、明日に向けて気合十分なので。そっち(=藤本と都に)は何かあるんですか?2人で考えた技みたいなものは?(都がまんまつっかを推すが、藤本は必死に否定)それがもし出るとしたら全力で潰しにいきたいと思います」と手応えありの表情。つくしは「(くるみ、弓李と並んで)ここでひとつお知らせがあります。先日、記者会見でも発表させていただいたんですけども、5月3日横浜ラジアントホールにて、つくし、柊くるみ、弓李がプロデュースするTeens興行開催が決定しました。リングアナは千春さんです。そして3人で話し合いをしました。千春さんに制服を着てもらいたいと思いま~す。そしてバトンを回してもらいたいと思います。3人が決めました。けってーい!」とTeens興行をPR。くるみは「明日、久々に浩代さんと小学生ぶりの試合です。小学生の時は何も出来ないし、もっと小さかったし、全然浩代さんを倒せなかったんですけど。今はこんなにデカいし、浩代さんにも勝っていると思うんで。なので自分はあの松本浩代を粉砕したいと思います」と久々の浩代との一戦に気合を入れた。
座談会終了後、前回の道場マッチで出来なかった沙弥とうののバースデーセレモニーが行われ、これに2人が感動の涙を見せ、さらに翌日の両国大会当日が誕生日の佐藤肇社長を呼び込んでのバースデーセレモニー。マイクを向けられた3人は「30過ぎると涙腺が緩くなりまして…泣いてしまいました」(沙弥)「こうやってプロサー通って、色んな人に支えてもらって、励ましてもらって、そしてデビュー出来て、33歳になって、こうやってリングに立って試合して。本当に周りの人に感謝を忘れず、私の取り得である元気と明るさをいつも試合で爆発させながら、これからもケガなく頑張りたいと思います」(うの)「自分がやられると意外と照れるものだなと思います。明日、両国KFC大会が偶然、私の誕生日に行われる大会でして、ラジアントホールより一回り大きい会場で、まだチケット残ってます。自分の誕生日を満員の会場で迎えたいと思いますので、よろしくお願いします」(佐藤社長)と語り、最後の円陣も誕生日の3人が締め、翌日の両国KFC大会への弾みをつけた。