【新日本】棚橋がオーカーンを降しNEVER無差別を防衛!辻は不穏な動きも最後は棚橋を支援 2.28 大阪城 CASTLE ATTACK

新日本プロレスは2月28日(日)、『CASTLE ATTACK』大阪城ホール二連戦の二日目を開催。

この日の第4試合で、32代NEVER無差別級王者の棚橋弘至と挑戦者グレート-O-カーンの一戦が行われた。

オーカーンはこの一戦をベルトの献上式だと戦前から豪語し、散々棚橋弘至を前哨戦で愚弄し続けてきた。

プロレスTODAYの戦前のアンケートでは棚橋の防衛を支持する読者が多かった。

CASTLE ATTACK
日時:2021年2月28日(日) 12:00開場 14:00開始
会場:大阪・大阪城ホール

オーカーンはレフェリーのブラインドをついて世界一にも輝いたこぶしで正拳突きを棚橋に見舞う

中盤、オーカーンはUNITED EMPIREに勧誘をし続けてきた辻にイスをとる様に要求。辻は苦悶しながらリング下から黒のパイプイスを取り出したが…

棚橋の元にイスをすべらせる。そのイスに座った棚橋は座ってオーカーンを待ち受ける。猛ったオーカーンが突っ込むもうまく棚橋がかわしてオーカーンはイスに突っ込んでしまう。

棚橋はハイフライアタックを成功させる

オーカーンの猛攻をスリングブレイドで切り返す棚橋

終盤、オーカーンはアイアンクローでとらえたままバックブリーカーで叩きつける。

エリミネーターを狙うオーカーンに棚橋弘至が変型回転十字固めで切り返して逆転勝利を飾った。

第4試合 NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者】〇 棚橋弘至 vs グレート-O-カーン ✖【挑戦者】
18分44秒  変型回転十字固め
※棚橋が初防衛に成功

入場コスチュームの腹部を空けてベルトがガウンとマッチする様にこだわっている棚橋だがNEVERのベルトは腰に巻かず。「俺自身に「NEVERのベルトを巻く資格が今あるかどうか。NEVERを巻く日はオレが納得して、納得した自分で初めて巻くんだと思います。それが明日かもしれないし、その先かもしれない」との言葉の通り、まだ納得はしていないという意思表示なのか。棚橋がNEVERの価値をあげて自身の腰に巻く日が来るのか注目だ。

<バックステージ>

棚橋「(※用意されたテーブルの上にベルトを置き、祝杯用の自身がデザインされた缶ZIMAを並べて)この感じ、久しぶり……。(1.4)東京ドームからそれほど時間を置かずに今、再戦となりました。ただ正直言うと、NEVER(無差別級)の意味、扱い、存在、価値……もう考えに考えて、考え抜いて、メシ食っては考え、筋トレしては考え、寝る前に考えて……今のままじゃイヤだと思ったんです。みんなが抱いてる抱いてるNEVERのイメージを、変えたい。時代も変わる。人も変わる。じゃあ、ベルトの存在価値も変わっていいじゃないか。そしてそれが、俺にできる……スケールは小さいけども、(IW)GP(ヘビー級)、インターコンチ(ネンタル)の統一問題が、ベルト問題が、話題になってる。棚橋がなぜNEVERのベルトを腰に巻かないか、ちょっと話題になってる。(NEVERのベルトが)嫌いじゃないんだよ。鷹木選手も言ってた。オーカーンも苦言を呈してきた。それでも、俺、頑固なんで。信念があるんで。このNEVERのベルトと駆け上がったっていいじゃん。格付け?ランキング?そんなのクソくらえ。俺が全部ひっくり返してやる。決して起きないことが、NEVER NEVER HAPPEN……二重否定で起こりうるんじゃないかな、と思うんですよ。まだいっぱい言いたいことがある。まだいっぱい言いたいことがあるけど、なに言うか忘れた。ただ、ベルトへの気持ち……巻く巻かないはあるけども、リスペクトの持ちがあるだけじゃ、ダメかな?横並びなんです、NEVERと棚橋は。一緒に駆け上がっていくんです」

--もともとインターコンチネンタルにしろNEVERにしろ、最初に設立された時の意味合い、コンセプトとは変わってきてますよね?

棚橋「だから、だからこそ、これからも変わることはありうる。せっかく防衛したことだし、俺の野望を手っ取り早く言っときましょうか。(※しばらくの沈黙ののち)IWGPまで、引き上げてやる(※ベルトを右肩にかけ、写真撮影を促しながら)いつになく真剣な顔で……」

--考えてみれば「ベルトの価値はそれを持ってる者が決める」って、昔から言われてきましたよね?棚橋「それはね、チャンピオン1本の時代の話だし、時代の変化ですよ。選手もファンの気持ちも変化する。ベルトも変化し。たくさんベルトがある今だからこそ、面白いことやりますよ」

オーカーン「(※ふらふらした足取りでコメントスペースへ。たどり着くなり崩れ落ちる)クソッ!クソッ!(※近くにいたスタッフに向かって)イス持って来い!(※イスに座ると上半身を起こし、前かがみながらも腕を組んで)最後に、逆転できてよかったな、棚橋。思い出したよ。そういえば、貴様、疲れない男だったな。なめるなよ!余は、あきらめない男だ。名古屋で言った通りだ。何度だって、何度だって同じ目に遭わせてやる。辻、次からは貴様も、いっぱしの選手として、処刑してやる(※立ち上がると、腰を押さえながらふらふらした足取りで控室に消える)」

(写真提供:新日本プロレス)

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