【東京女子】病気の治療に専念のため卒業する汐凛セナが“親友”乃蒼ヒカリとラストファイト!「卒業だから引退ではないし、もしかしたらまた会えるかもしれない」

 東京女子プロレスが4月24日、東京・板橋グリーンホールで「スプリングツアー’21~The Bullet~」を開催。セミファイナルでは、持病の治療に専念するため、卒業を決めた汐凛セナが、タッグパートナーの乃蒼ヒカリとラストマッチを行い、涙でリングに別れを告げた。

 汐凛はもともと友人で、先にプロレス界入りした乃蒼にあこがれて、19年3月に同団体に入門。同期の舞海魅星、鈴芽に遅れたものの、昨年1月4日、後楽園ホール大会でデビュー。最近では親友の乃蒼と“ヒカシオコンビ”を結成し、2月から3月に開催された「第1回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」ではベスト4に進出するなど頭角を現した。4月17日の後楽園ではタッグマッチ(小橋マリカ、汐凛組VS宮本もか、遠藤有栖組)ながら、宮本を破り、自力初勝利を挙げたばかりだった。

 卒業マッチで、汐凛は逆片エビ固め、逆さ押さえ込み、エルボー連打、張り手などで必死の攻めを見せたが、乃蒼は裏投げからブリザード・スープレックス・ホールドを決めて3カウントを奪取し、白星では飾れなかった。

 マイクを持った汐凛は「デビューして1年ちょっと、練習生を含めたら2年ちょっとで、いろんなつらいことがあって。でもみんなのお陰でここまでこられて。本当に感謝しかないです。ありがとうございます。でも卒業だから引退ではないし、もしかしたらまた会えるかもしれないし。また会えるって信じているので、そのときまでとりあえず『またね』ってことで。本当にさびしいけど、セナはセナらしく、これからも笑顔で明るく頑張っていくので、みんなもつらいこととかあると思うけど一緒に頑張りましょう」と涙。

 バックステージで汐凛は「乃蒼さんとはデビューする前から知り合いで、大好きな友達なので。今回こんな全力で、前以上にぶつかり合えた気がして、すごいうれしかったです。言いたいことは全部リング上で言えたので、悔いはないっていうか。やり残したことはない。しいて言うなら、2人でタッグのベルトとか獲りたかったなって。私は今日で卒業ってことで、乃蒼さんのベルト姿とか見てみたいな」とコメントした。

【大会名】スプリングツアー’21~The Bullet~
【日時】2021年4月24日(土)
【会場】東京・板橋グリーンホール
【観衆】110人(超満員札止め)

オープニングマッチ 20分1本勝負
○伊藤麻希&遠藤有栖 
vs 
角田奈穂&宮本もか●
9分51秒 伊藤スペシャル

第2試合 3WAYマッチ 20分1本勝負
○ハイパーミサヲ 
vs 
原宿ぽむ● 
vs 
桐生真弥
11分1秒 ラ・マヒストラル

第3試合 20分1本勝負
上福ゆき&○小橋マリカ&らく 
vs 
天満のどか&愛野ユキ&猫はるな●
11分29秒 片エビ固め
※駆け上がり式ブルドッキングヘッドロック

セミファイナル 15分1本勝負
○乃蒼ヒカリ vs 汐凛セナ●
8分50秒 ブリザード・スープレックス・ホールド

メインイベント 20分1本勝負
辰巳リカ&●渡辺未詩&舞海魅星&鈴芽 
vs 
山下実優&坂崎ユカ&瑞希&中島翔子○
13分7秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド

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