【DDT】アイアンマン王者・赤井沙希、クリス・ブルックス相手に善戦も2冠獲りならず「あきらめ悪いんですけど懲りてないので。これで終わらないです」
DDTプロレスが5月4日、東京・後楽園ホールで「MAX BUMP 2021」を無観客で開催し、動画配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」で生中継された。第5試合では、アイアンマンヘビーメタル級王者の赤井沙希が、DDT EXTREME級王者のクリス・ブルックスとのダブルタイトル戦に臨んだが、惜敗して、2冠獲りは果たせず無冠に転落した。
試合は通常のプロレスルールで行われ、長身のクリス相手に赤井は一歩も引かず。
得意のキックやグーパンチまで繰り出して勝利に飽くなき闘志を見せた。クリスもグラウンド卍などで応戦し、一進一退の攻防が続いた。赤井は必殺のケツァル・コアトルで決めにいくも、フォールは奪えず。
赤井の猛攻をしのいだクリスは、プレイングマンティスボムを繰り出して、なんとか3カウントを奪い2冠王に。試合後はノーサイドで、互いの健闘を称え合い、ガッチリと握手を交わした。
2冠狙いから一転して無冠になってしまった赤井は「女子だから、よくも悪くもいろんな特別扱いだったんですけど、一選手として接してくれて、クリスならDDTを任せられると思いました。誰よりもDDTのことを客観的に考えてて、クリスからすごいDDT愛を感じました。DDTに対する愛は負けないと思っているので、アイアンマンはなくなっちゃたんですけど、何回も何回も挑戦して。EXTREMEのベルトもあきらめ悪いんですけど、懲りてないので。これで終わらないです」と前を向いた。
クリスは「アカイさん、すごい。今日も素晴らしい闘いをしたので、このベルトを奪ってしまったことに申し訳なさすら感じる。彼女がこのベルトを失った代わりに、今日の試合で何かを得られたのなら、非常に僕もうれしい。ふだん見ないアカイさんの一面がいろいろ出ていたのなら、それを引き出せたことは光栄に思います。プロレスは僕にとって、ずっと夢だったんだけど、まさか2つのベルトを抱えることができるなんて思ってもみなかった」と感慨深く語った。
MAX BUMP 2021
【日時】2021年5月4日(火・祝)
【会場】東京・後楽園ホール
▼オープニングマッチ いろいろあった菊タローの笑顔を取り戻すための3WAYマッチ 30分一本勝負
○菊タロー vs アントーニオ本多 vs 男色ディーノ●
7分11秒 監獄固め
▼第二試合 30分一本勝負
○彰人 vs マッド・ポーリー●
7分59秒 足4の字固め
▼第三試合 KO-D8人タッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>○高木三四郎&納谷幸男&力&なべやかん vs 中村圭吾●&岡谷英樹&小嶋斗偉&高鹿佑也<挑戦者組>
9分17秒 エビ固め
※シットダウンひまわりボム。第4代王者組が初防衛戦に成功。
▼第四試合 3WAY6人タッグマッチ 30分一本勝負
佐々木大輔&遠藤哲哉&火野裕士 vs 樋口和貞&坂口征夫&●飯野雄貴 vs 竹下幸之介○&勝俣瞬馬&MAO
11分26秒 片エビ固め
※MADMAX
▼第五試合 DDT EXTREME級&アイアンマンヘビーメタル級両選手権試合 60分一本勝負
<EXTREME級王者>○クリス・ブルックス vs 赤井沙希●<アイアンマン王者>
17分38秒 片エビ固め
※プレイングマンティスボム。赤井がアイアンマンヘビーメタル級王座防衛に失敗、クリスが第51代DDT EXTREME級王座2度目の防衛に成功するとともに第1507代アイアンマンヘビーメタル級王者となる。
▼セミファイナル 30分一本勝負
秋山準&○大石真翔&岡田佑介 vs HARASHIMA&大鷲透&平田一喜●
11分42秒 ブルーダリア
▼メインイベント DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負
<王者>○上野勇希 vs 高尾蒼馬●<挑戦者>
25分39秒 片エビ固め
※WR。第4代王者が5度目の防衛に成功。
(写真提供:DDTプロレスリング)