【編集長インタビュー】「K-DOJOの大器」滝澤大志「今しかない」

”大器”滝澤大志が「すべてをかけて」”ミスターK-DOJO”真霜拳號に挑む。KAIENTAI DOJOの2・26千葉・TKPガーデンシティ大会でSTRONGEST-K王者・真霜に挑戦する滝澤。デビュー10周年イヤーに王座奪回を誓っている。

 

 

――大一番が目前に迫っています

 

滝澤 デビュー10周年なんです。何が何でもこのチャンスをものにしたい。

 

――真霜選手からは「お前は軽い」と厳しい言葉を投げかけられていますが

 

滝澤 確かに「背負合っているモノ」の重さと大きさは違うかも知れない。でも、俺の十年も「重い」んだ。謹慎した過去も、ないがしろにしない。自分の背負っているモノから俺は逃げません。

 

――王座に君臨している時に、不祥事を起こし、真霜の挑戦を受ける直前にベルトをはく奪されました

 

滝澤 自業自得だけど、遠回りしたことも無駄ではなかった。区切りの年にベルトを取り返して、俺の10 年の重みを証明したいんです。

 

――しかし、ミスター「K-DOJO」の王者・真霜は高くて厚い壁です。真霜選手との身長差が大きな武器になるのでは?

 

滝澤 身長は俺の方が高いけど、真霜のパワーはスゴイ。技術も彼は持っている。でも、もちろん俺だって負けるつもりはない。最後は気持ちの勝負になると思う。消耗戦になるでしょう。

 

――勝利への執念で勝つと?

 

滝澤 真霜の気迫も桁外れ。前哨戦で真霜の右足に集中砲火を浴びせた。蹴りを少しでも封じこめる作戦だけど、まあ、痛くても真霜は全身全霊の力を込めて蹴って来るでしょう。そういう人。その真霜のキックを受け切って俺が勝ちます。

 

 

――作戦は出来上がっているようです

 

滝澤 高飛車やタイガードライバー、チョップ・・・俺の持てるモノすべてを出し切る。ノアに出場した時、小橋健太さんのチョップに魅せられた。小橋さんに一歩でも近づきたい。チョップに魂を込める。小橋さんのような絶対王者になりたい。K-DOJOにはいろんなスタイル、個性を持った選手が揃っている。みんなが成長していければいい。若手たちの挑戦を受けて立ち、道標になれれば最高です。

 

――KーDOJOには若手旋風が吹き荒れている。ウカウカしていたら、追い越されてしまうのでは?

 

滝澤 若い力を感じている。下からの突き上げは激しい。だからこそ「今しかない」と。若手の勢いに、いい意味で俺も乗りたい。未来を切り開く闘いで、真霜に引導を渡します。赤いロングガウンを用意した。以前は「青」が俺のカラーだったけど、赤闘覇(せきとば)を結成してからは「赤」になった。これまでTシャツで入場してきたけど、気合いを入れるためにも、お披露目したい。準備は万全。俺が勝ちます。

 

3年半ぶりの王座復活を目論む滝澤。現在の「顔」真霜に引導を渡し、激動期にあるK-DOJOのニューリーダーになる覚悟を固めている。
 

(撮影:二瓶隆弘)

2.26(日)TKPガーデンシティ千葉大会詳細はこちら

 

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