【新日本】鷹木「オカダに勝った暁には飯伏しかないと思ってた」6.7大阪城ホールバックステージコメント全文掲載

▼第4試合 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
飯伏 幸太 〇
vs
ジェフ・コブ ×
19分54秒  カミゴェ→片エビ固め

飯伏「(※座り込み、ゆっくりした口調で)いやあ……このシリーズを通して、年齢は一緒ですけど、(プロの)キャリアでは劣るジェフ・コブに、いろんなものを学ばせてもらいましたよ。ええ。やはり、キャリアで勝ったようなもの。ウン。またやりたい。でも得るものは得たんで。僕は最初、僕が持っていない、素晴らしいアスリート能力を持ってると、そこだけ、そこだけを言ってきました。でも、それ以外のもの。やっぱり闘ってきただけあって、気持ちが違うね。気持ちが違います。その闘う姿勢。やはり、基本は、そこだなと。


もう1回、もう1回、原点に帰りたいと思いますよ。ハイ。そのうえで、もう1度、倒したい。それぐらいもう1度やりたかったです。お互い万全な状態で、やりましょう。まだまだ、彼も出してないものあるし。僕に何ができるか。彼みたいなタイプに対して、何ができるか。よーく、わかりました。ただ気持ちだけじゃダメだなと。ただ、アスリート能力じゃ、ダメだと。いろいろ、学ぶことがありましたね。

僕、やらないことがあるんで。まだまだやりたいことがたくさんあるんで。これから、まだまだ……。今日はありがとうございました。ただ、次はもっと接戦かなと思います。まだ、余裕があったんじゃないですか。(※立ち上がって)次……タイトルマッチやりましょう。ということは、どちらかベルトを巻いているということ……」

※コブはノーコメント

 

▼第5試合 60分1本勝負
第3代IWGP世界ヘビー級王座決定戦
オカダ・カズチカ ×
vs
鷹木 信悟 〇
36分00秒  ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め
※鷹木が第3代IWGP世界ヘビー級王者となる

オカダ「(※マスクを着けて現れ、イスに座って)まあ、IWGP世界(ヘビー級王座に)初挑戦して、ま、凄い経験値の差というものを感じましたね。それはプロレスキャリアの経験値と、ではなく、今の新日本プロレストップの中で闘ってる経験値っての差ってのをすごく感じたんでね。ま、そこを、シッカリ埋めることができなかった。僕も大丈夫だと思ってたなかで、ウン、まあ甘くみてましたね。あんだけデカイこと言って、正直……新日本プロレスのトップっていうのは甘くなかったんだなと思いましたし。まあ、すごいチャンピオンでしょう。あそこまで、僕もね、あの手この手で、しっかりと勝ちを狙っていったなかで、その上をいくわけですから。素晴らしい第3代IWGP世界ヘビー級チャンピオンじゃないかなと思います。まあ、僕には縁がない(※苦笑)ベルトなのかもしれないですし。

でも、みんながね、新日本プロレスみんなが4番バッターっていうわけじゃないですから。ま、その、いろんな役割があると思いますし、この、まあ、実質、このIWGPの闘いで一番後ろになってしまいましたし、ま、僕は、できる闘いで新日本プロレスを盛り上げていきたいと思います」

 

鷹木「(イスに座り、テーブルにベルトを立てかけて、しばらく言葉を選んでるように無言が続く)………はあ……ホッとしてるよ。ひとまずホッとしてるよ。どんなに強がっても、やっぱ、オカダを目の前にしたら、そりゃあビビるよ。百戦錬磨のオカダを前にしたら、どんなに強がったって、俺の気持ちはおったさ。あいつはやっぱすげえよ。でも逆にあいつの一言が、俺に火をつけたな。対等にものをいえるなと。棲んでる世界が違うと。なにくそ! と、思ったけど、あながち間違いじゃないんだよな、オカダの言ってること。悔しいけど、間違いじゃねえんだよ。あいつのやってきた実績に比べたら、俺の実績なんて、足元にも及ばねえよ。だからこそ、今日、負けるわけにはいかなかった。今日俺が負けてたら、オカダ、棚橋、内藤や飯伏、あいつらのいる、あいつらがいるな、トップ中のトップに、永遠にのぼることができないと思ったんだ。首の皮一枚つながったんじゃねえか、オイ。これ(IWGP世界ヘビー級のベルト)獲ったからってオイ、別にあいつらと対等だとは思ってねえよ、俺は。だがな、謙遜するわけじゃねえが、片足ぐらいは突っ込んだと思ってるぜ。な? 全身そこに入り込むか、また追い出されるかは、俺次第だ。まあ、これで俺も、ほんとにオスプレイに負けて崖っぷちから奈落の底に落ちたが、俺はほんと運がよかったよ。だが運も、実力のうちだ。

飯伏、飯伏幸太、おそらくあいつからは何も言ってこねえと思ったから、俺の中じゃ、オカダに勝った暁には、(次の挑戦者は)飯伏しかないと思ってた。もう安っぽい言葉はいらないよ。オカダもそうだったが、飯伏に対してもいらねえよ。なあ、飯伏、俺が新日本に来た時、インタビューで俺言ったよ。誰が一番興味あるかって。オカダでもない、内藤でもない棚橋でもない。俺は飯伏と言った。同世代の人間、同級生として、あいつは常にトップを走っていると思ってた。やっと対等に、渡り合うときが来たな。だが、その先には俺は……俺はちゃんとその先を見据えてるからな。オイ、ウィル・オスプレイ! 今日あえて俺は、試合後、ベルトを巻いた。オスプレイは、全治未定の欠場か……。でも逆をいえば、全治未定だったら、早く帰ってくるかもしんねえ。オイ、オスプレイ! 誰かオスプレイに言っといてくれよ。オイ、お前に負けた鷹木信悟は1カ月後、IWGPの世界ヘビー(級のベルト)、持ってんだよ。オイ、オスプレイ、悔しかったら、ふざけんなって気持ちがあるんだったら、早く戻ってこい。いつでも相手してやんぞ。本当の意味で俺が! チャンピオンを名乗るのは、やっぱり最終的にはオスプレイを乗り越えて……。ああ、ほんとに、福岡の時(5.4)と同様、わけわかんないけど、まあ試合後、俺の曲が流れてたから、心の中でガッツポーズしたよ。まあ、寂しいじゃないか、オイ。L.I.J、誰も祝杯に来てくんねえとは。まあでもこれがLOS INGOBERNABLES de JAPONらしくていいよな、オイ。ヒロムも、まあ欠場中だが、ヒロムも(解説席に)いたけど、BUSHIだって黙ってねえだろ。内藤、SANADAよりも俺が先に、このベルトを巻いたんだ。もちろんあいつらも悔しいよな。面白れえ、相乗効果だ。まあ、ちょっとダメージがデカイんで、あんまりしゃべりすぎるとまた、福岡の時みたいに記憶が飛んじまうから、今日はこのへんで、短めに終わらしてもらうよ。

(※用意されていた祝杯用のZIMAを一口飲んで)ああ、2カ月ぶりに飲んだよ。よし!(※立ち上がってベルトを腰に巻いて記念撮影をする)」

<写真提供:新日本プロレス>

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