【サイバーファイトフェス】金剛との全面対抗戦にDDTが勝利!高木「DDTはこれで25年間やってきたんだ」6.6さいたまスーパーアリーナ
6日、CyberFightグループに所属する4団体(プロレスリング・ノア、DDTプロレスリング、東京女子プロレス、ガンバレプロレス)がさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナにて『CyberFight Festival 2021』を開催した。
第八試合ではプロレスに対するイデオロギーの違うDDTと金剛が12人タッグマッチで激しくぶつかり合った。試合は週プロコラムで激しくDDTのプロレスを非難した拳王を中心とした金剛が大社長・高木三四郎を激しく攻撃。一方のDDTもヨシヒコやロケットパンチなどDDTらしさを前面に押し出したファイトで対抗。
中盤には高木が用意したドラマティックドリーム号に拳王がまたがり高木を轢く場面も登場。最後には坂口征夫がヨシヒコと共に拳王を絞めるスキに高木が覇王にシットダウンひまわりボムを決めて、DDTが勝利した。
CyberFight Festival 2021
【日時】2021年6月6日
【会場】埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ
【観衆】4800人(超満員)
試合経過は下記の通り
拳王は試合開始から終了までひたすら高木の頬を張り続けた。試合後の高木は頬が腫れていた。
吉村直巳はタダスケと覇王の2人を相手に投げてギロチンドロップのパワーファイト
坂口征夫と中嶋勝彦は蹴りを得意とするもの同士で意地の張り合い。自ら座り蹴りあう
DDT軍は用意したモスラの仮面をレフェリーに被せてその隙に罠でレフェリーを無力化する
高木はロケットパンチを狙うもドラゴンリングインの隙に逆襲にあう
納谷幸男はロケットパンチをうつもこの攻撃は拳王に響かず。しかし納谷は拳王を自ら投げ飛ばして見せた。
納谷が拳王を羽交い締めにして高木がドラマティックドリーム号で突っ込むもかわされてしまい誤爆
今度は高木を金剛が羽交い締めにして拳王がドラマティックドリーム号で高木を轢きに行く
さらにドラマティックドリーム号にPFS
試合終盤、さらに高木の頬を張る拳王
坂口征夫が神の右膝で拳王を食い止める
坂口がヨシヒコと共に拳王をスリーパーで苦しめる
その隙に高木が覇王にシットダウンひまわりボムを決めてDDTがスリーカウントを奪った。
▼第八試合 DDTvs金剛全面対抗12人タッグマッチ 30分一本勝負
○高木三四郎&彰人&樋口和貞&坂口征夫&吉村直巳&納谷幸男 vs 拳王&中嶋勝彦&征矢学&覇王●&仁王&タダスケ
19分59秒 エビ固め
※シットダウンひまわりボム
高木 勝ったぞ!拳王、拳王。これがDDTだ!でもな、勝ったからって別にDDTが凄いわけじゃねえんだよ。お前、本当にスゲエ奴だな。俺、アゴ外れてるかもしれねえわ。拳王、俺はお前のこと大嫌いだ。お前なんか合わねえよ。バーカ。でもな、DDTはこれで25年間やってきたんだ。俺たちはこのスタイルを曲げるつもりもない。お前らもお前らのスタイルは曲げねえでいいよ。東京女子もガンバレ☆プロレスも思い通りやればいい…でも、目標は1つ。業界ナンバーワンだ。俺たちの前には新日本プロレス、その前にはWWE。俺は頭おかしいと言われてもな、ノア、DDT、東京女子、ガンバレ☆プロレス、それら全部束ねたサイバーファイトで業界1位を狙うんだ。改めて宣言します。サイバーファイトは業界ナンバーワンを取ります。
<バックステージ>
高木 おい、拳王。俺の心折るっつうんだったら、こんなんで折れるぐらいだったら、とっくにこんなな、癖のある団体続けてねぇんだよ。拳王、お前なんかに心折られるほどな、俺はな、ヤワじゃないんだよバーカ。リング上で言った通りですよ。俺らこのスタイルに誇りをもってやってるし、勝ちを見出せるタイミングでもね、ああやって俺らDDTなりのエンターテインメント精神で、俺はね、戦ってきた。すごく攻められたけど、心は折れてないよ。みんなそうですよね? 折れた? 折れてないよね?
※他5名もうなずく
高木 何かね、いろいろ言ったけど、でも戦い抜いて、僕たちは立派にプロレスラーやってるんだから、それでいいよ。お前のスタイル、拳王という男、ちょっとだけ、ちょっとだけ認めたかな。
坂口 いいんじゃない。この間の会見で言った通り、同じグループかもしれないけど、一つ一つの畑が違う。俺らはDDTっていう畑を耕して成長させて見に来てくれたお客さんを満足させる。拳王、お前らもノアを耕して成長させてお客さんを満足させる。それでいいと思う。お互い切磋琢磨して上に上がっていく。俺はそういう感覚。DDTはDDT。お前らはお前ら。でも言っとく。たまに刺激が足りなくなったら顔出せばいいんだよ。ヨシヒコ先輩が待ってるから。
彰人 リング上で俺たちが目指すのは業界ナンバー1。そこを目指す中で、こんな同じグループ内、仲間内でスタイルを否定し合ってやってる時間がもったいないと僕は思うし、あの人たちも本当にトップ目指したいと思ってるなら、否定するんじゃなくて、認めて、受け入れて、けど、俺たちはこういうプロレスでお前らに負けないよ、俺たちも20数年間やってきたDDTのスタイルで負けないよと高め合って1位になればいいと僕は思うんですよ。あの人たちが今日の試合に対してどう思ってるのかわからないけど、金剛含めてCyberFightなんで、業界ナンバー1目指していきましょう。
高木 デビューの頃に僕と野沢(NOSAWA論外)が組んでスーパー宇宙パワー、仮面シューター・スーパー・ライダーさん、その人たちにプロとしての厳しさを叩き込まれてなかったら、俺は今日、拳王の攻撃でノックアウトされてたでしょうね。たくましく育ててくれた先輩方にDDTと一緒に感謝です。ありがとうございました。
拳王 こういう…スタイルも…プロレス…なの…かなぁ
テーブルを叩いて去る拳王
なお本大会はWRESTLE UNIVERSEでライブ配信された。アーカイブもUNIVERSEで視聴可能だ。
CyberFightFestival2021の各試合結果は下記の通り
▼STARTING BATTLE KICKOFF 東京女子プロレス提供10人タッグマッチ~鳥喰かやデビュー戦 15分一本勝負
角田奈穂&らく&原宿ぽむ&●桐生真弥&鳥喰かや vs 舞海魅星○&鈴芽&猫はるな&宮本もか&遠藤有栖
12分29秒 片エビ固め
※ラリアット
▼STARTING BATTLE 時間差入場バトルロイヤル 時間無制限勝負
○アントーニオ本多<12> vs 井上雅央●<5>
22分31秒 横入り式エビ固め
※< >内は入場順。
【退場順】
①○火野裕士<11> vs まなせゆうな●<10>
11分11秒 オーバー・ザ・トップロープ
②○みんな vs 大石真翔●<2>/岡田佑介●<8>
11分31秒 体固め
※押さえ込む。
③○谷口周平<5> vs 桜井鷲●<9>
12分57秒 片エビ固め
※ファンキー・プレス
④○火野裕士 vs 高鹿佑也●<3>
13分6秒 体固め
※ダイビング・ボディープレス
⑤○井上雅央 vs 谷津嘉章●<1>
14分4秒 横入り式エビ固め
⑥○齋藤彰俊<5> vs 平田一喜●<4>
16分31秒 片エビ固め
※スイクルデス
⑦○モハメドヨネ<5>/○大鷲透<7> vs 火野裕士●/谷口周平●
17分11秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑧○井上雅央 vs 齋藤彰俊●
18分51秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑨○モハメドヨネ vs 赤井沙希●<6>
19分27秒 体固め
※キン肉バスター
⑩○大鷲透<7> vs モハメドヨネ●
19分3秒 十字架固め
⑪○アントーニオ本多/○井上雅央 vs 大鷲透●
19分4秒 エビ固め
※十字架固めをひっくり返す。
▼STARTING BATTLE MAIN ガンバレ☆プロレス提供試合 15分一本勝負
大家健&石井慧介&●翔太 vs 勝村周一朗&岩崎孝樹○&今成夢人
8分43秒 片エビ固め
※垂直落下式リバースDDT
▼オープニングマッチ DDTvsNOAH対抗戦 15分一本勝負
飯野雄貴&●小嶋斗偉 vs 宮脇純太○&岡田欣也
7分39秒 変形腕ひしぎ逆十字固め
▼第二試合 東京女子プロレス提供3WAYタッグマッチ 15分一本勝負
辰巳リカ&渡辺未詩 vs ○中島翔子&ハイパーミサヲ vs 天満のどか&愛野ユキ●
8分4秒 片エビ固め
※ダイビング・セントーン
▼第三試合 DDTvsNOAH対抗戦 20分一本勝負
男色ディーノ&●スーパー・ササダンゴ・マシン vs 杉浦貴○&桜庭和志
9分25秒 体固め
※オリンピック予選スラム
▼第四試合 DDTvsNOAH対抗戦 20分一本勝負
●岡谷英樹 vs マサ北宮○
2分25秒 監獄固め
▼第五試合 東京女子プロレス提供試合 20分一本勝負
乃蒼ヒカリ&瑞希&●荒井優希 vs 伊藤麻希○&上福ゆき&小橋マリカ
13分2秒 伊藤パニッシュ
▼第六試合 NOAH提供試合 30分一本勝負
小峠篤司&○原田大輔&大原はじめ vs 小川良成&HAYATA&吉岡世起●
13分33秒 片山ジャーマン・スープレックス・ホールド
▼第七試合 DDT提供試合 30分一本勝負
クリス・ブルックス&勝俣瞬馬&●MAO vs 佐々木大輔○&遠藤哲哉&高尾蒼馬withマッド・ポーリー
14分36秒 クロスオーバー・フェースロック
▼第八試合 DDTvs金剛全面対抗12人タッグマッチ 30分一本勝負
○高木三四郎&彰人&樋口和貞&坂口征夫&吉村直巳&納谷幸男 vs 拳王&中嶋勝彦&征矢学&覇王●&仁王&タダスケ
19分59秒 エビ固め
※シットダウンひまわりボム
▼第九試合 DDTvsNOAH対抗戦 30分一本勝負
竹下幸之介&○上野勇希 vs 清宮海斗●&稲村愛輝
17分51秒 片エビ固め
※BME
▼トリプルメインイベントⅠ プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○山下実優 vs 坂崎ユカ●<挑戦者>
16分36秒 片エビ固め
※クラッシュ・ラビットヒート。第9代王者が初防衛に成功。
▼トリプルメインイベントⅡ KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>○秋山準 vs HARASHIMA●<挑戦者>
18分53秒 TKO勝ち
※フロント・ネックロック→レフェリーストップ。第76代王者が3度目の防衛に成功。
▼トリプルメインイベントⅢ GHCヘビー級選手権試合 60分一本勝負
<王者>●武藤敬司 vs 丸藤正道○<挑戦者>
23分30秒 体固め
※虎王・零。武藤が3度目の防衛に失敗、丸藤が第35代王者となる。
(写真提供:CyberFight)