【DDT】7・4後楽園での「KING OF DDT」準決勝に向け佐々木大輔、竹下幸之介、火野裕士、樋口和貞の4強が気炎!竹下は「優勝して、8・21川崎のメインに立ちたい」とKO-D無差別級王座挑戦を視野に!

 DDTプロレスが6月21日、東京・千代田区の神田明神内で記者会見を開き、DDT最強決定トーナメント「KING OF DDT 2021」ベスト4に残った佐々木大輔、竹下幸之介、火野裕士、樋口和貞が気炎を上げた。準決勝(佐々木VS竹下、火野VS樋口)、決勝は7月4日、東京・後楽園ホールで行われる。

 佐々木は「1回戦でUNIVERSAL王者(上野勇希)、2回戦でKO-D無差別級王者(秋山準)を撃破した私が最強であると、この時点で証明されている。あと2つ。勝つことは間違いない。まずは竹下。昨日、対戦が決まったときに、リング上で私が折られた肋骨が泣いていた(昨年11月22日、後楽園での竹下とのD王公式戦で負傷)。やっと復しゅうのときだよ。アイツを倒して、(賞金の)100万円で、この骨を治して・・・。コイツをぶっ倒して、決勝で火野の裕ちゃんに5秒くらいで負けてもらって、私が優勝します」と不敵に言い放った。

 竹下は「佐々木さんが自分が最強だと言ってましたけど、1回戦も2回戦も急所攻撃があっての勝ち。僕の急所は上野選手、秋山選手ほどヤワじゃないんで。基本的にはよけたりかわしたりできると思いますけど、一発、二発、殴ったり蹴られたりしたところで,僕は3カウント取られない。準決勝は佐々木大輔を倒して、決勝はどちらが上がってきても、真っ向勝負で優勝して、(8・21)川崎のメインに立ちたいと思います」とキッパリ。

 火野は「ハードなトーナメントですね。1回戦(坂口征夫戦)は落ちた気がするし、2回戦(HARASHIMA戦)はヒザが外れかけたんじゃないか。準決勝は、ええ顔してるね、この大きい選手。決勝は大ちゃん(佐々木)なら、ダムネーション的にはハッピーなんやけど。大ちゃんが上がってこれなかったら、(竹下は)急所鍛えてて急所攻撃効かないらしいから、もしかしたら大ちゃんが負けるかもしれん。もし彼が決勝に上がってきたら、ちゃんと肋骨折っといてあげる。そんな感じで優勝します」と優勝宣言。

 樋口は「準決勝まで上がって及ばずということが何回も続いてる。そういう状況を打破して、もう一歩先に進みたい。準決勝、高い壁ではありますけど、ここを超えなければ話にならない。全力で突破して。決勝のことは考えず、準決勝全力でぶつかって、結果見えてくるところがあると思う」とコメント。

 1回戦で1分、2回戦で4分と短時間決着が続いている佐々木は「とくにこだわってるわけじゃなく、私が最強過ぎて短時間で決着がついてしまってるだけだから。今回もそうなるでしょう」と余裕を見せた。

 肋骨を負傷させられたときのリベンジの話が出たが、竹下は「鍛えてない箇所はないんで。どこを狙われても、跳ね返すだけのフィジカルと、それにプラス、自信というメンタリティでも最高の状態だと思うので。何が来ても怖くないように、この試合に臨みたい」と発言。

 決勝に上がってくると想定している選手について、佐々木は「間違いなく,火野の裕ちゃん」と、竹下は「どっちが上がってきてもという心の持ちようなんで。去年の『KING OF DDT』3回戦で樋口に負けてるんでリベンジしたい気持ちがある。火野さんはたぶん今のプロレス界で一番の力持ちだと思うんで、力比べしてみたい気持ちもある」と、火野は「大ちゃんに上がってきてほしいけど、大ちゃんの必殺技である急所攻撃が効かないとなると、確実に竹下君が上がってくるね」と、樋口は「どちらが目の前にいてもという感じで、どちらが来てもぶつかっていくだけ」と話した。

 スーパーヘビー級の火野の印象に関して、樋口は「すごいなとの印象。力が強いですし、破壊力がハンパじゃない。それを乗り越えていかないと、先はない」と語った。

 火野が、かつて巻いていたKO-D無差別のベルトがだんだん見えてきたが、「あれ、重たいんですね。持ち運びが大変だった印象があります。あればあったで絵になって、かっこいいなと思えるけど、もし獲ったら会社に預けときます。持ち運びはしたくない。持って入場する姿、イメージしたらかっこいい。ベルトはほしい」と意欲。

 トーナメント優勝者は、夏のビッグマッチとなる富士通スタジアム川崎大会で行われるKO-D無差別級選手権において、挑戦者の最有力候補となることは必至。すでに竹下は、そこを明確に意識しているが、ほかの3選手は、そのことを問われると、佐々木は「(挑戦が)見えてから考えます。ベルトはベルトから寄ってくる。それに関しては何も考えていません」と述べた。火野は「流れに任せるというか。見てるお客さんたちが、『火野のベルト挑戦が見たい』だったら、もちろんやる。自分でこうしたいというのは、そこまで考えていない。お客さんがおもしろいこと、求めることをやっていきたい」と、樋口は「優勝したら必然的にそうなるということで。秋山準に挑戦して、KO-D戦線から、だいぶ後退してると思いますので、そこを見据えてるつもりです。今は『KING OF DDT』を一歩一歩上がっていくのが大事。目の前を大切にしていこうという気持ちです」と話した。

 竹下はトーナメント開幕にあたって、新技の変型チキンウイング・フェースロックを披露したが、「あの技はこのトーナメントのために開発したと言うより、昨年末、秋山選手に2回目負けた直後に開発したんです。3回目がいつあるか分からないけど、そのときが来たときのために。それにこだわってるというより、どれぐらいの攻撃力があるかを試し斬りしてる感じ。1回戦、2回戦、それでギブアップを取れて、攻撃力はその結果が証明してるんじゃないか。準決勝、決勝でも試すかもしれないし、試さないかもしれない」と語った。

【大会名】BLACK OUT presents KING OF DDT 2021 FINAL!!
【日時】2021年7月4日(日) 開場10:30 開始11:30
【会場】東京・後楽園ホール

KING OF DDT 2021準決勝 時間無制限一本勝負
佐々木大輔 vs 竹下幸之介

KING OF DDT 2021準決勝 時間無制限一本勝負
火野裕士 vs 樋口和貞

KING OF DDT 2021決勝戦 時間無制限一本勝負
佐々木大輔対竹下幸之介の勝者 vs 樋口和貞対火野裕士の勝者
※優勝者にはDDT公式エナジードリンク「BLACK OUT」販売元の株式会社キャスティングドットジェイピーから賞金100万円と「BLACK OUT」1年分が贈呈される。

KO-D8人タッグ選手権試合
<王者組>高木三四郎&納谷幸男&力&なべやかん 
vs 
<挑戦者組>谷津嘉章(1976年モントリオールオリンピック男子レスリング・フリースタイル90kg級8位)&彰人(2004年JOC杯ジュニアオリンピック全日本ジュニアレスリング選手権大会カデット部フリースタイル63kg級2位)&大和ヒロシ(2002年JOC杯ジュニアオリンピック・ジュニア部グレコローマンスタイル76kg級3位)&中村圭吾(2016年JOC杯ジュニアオリンピック・カデット部フリースタイル54kg級出場)
※第4代王者組2度目の防衛戦。

準烈vsThe 37KAMIINA!
秋山準&大石真翔&岡谷英樹 
vs 
上野勇希&勝俣瞬馬&MAO

DAMNATIONvsDISASTER BOX!
遠藤哲哉&高尾蒼馬&マッド・ポーリー&島谷常寛 
vs 
HARASHIMA&大鷲透&吉村直巳&平田一喜

4WAYタッグマッチ
クリス・ブルックス&アントーニオ本多 
vs 
坂口征夫&赤井沙希 
vs 
男色ディーノ&飯野雄貴 
vs 
岡田佑介&高鹿佑也

〈写真提供:DDTプロレス〉

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