【東京女子】プリプリ王者・山下実優、「東京プリンセスカップ」2回戦突破で自信深めた!「次、瑞希を倒してトーナメント優勝します!」

 東京女子プロレスが7月24日、東京・新木場1stRINGで最強女王決定トーナメント「Ameba presents 第8回東京プリンセスカップ」(3日目)を開催。プリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優が前インターナショナル・プリンセス王者の上福ゆきを2回戦で破り、ベスト8に進出。同31日の準々決勝(東京・新宿FACE)で2連覇中の瑞希を倒して、同トーナメントを初制覇することを宣言した。

 序盤、山下は得意の蹴りで上福に集中砲火を浴びせた。5分過ぎ、蘇生した上福は豪快なドロップキック連発をたたき込み、卍固めで絞め上げた。

その後、エルボーの打ち合いとなり、山下はリターンクラッシュからアティテュード・アジャストメントを狙うも、阻止した上福が再び卍固め。さらに上福はその場跳びのフェイマサーから走り込んでのフェイマサーを繰り出すも山下が回避。

それでも上福はチョップ、ドロップキック、卍固めで攻め立てた。なんとかロープに逃げた山下はハイキックから強烈なScull Kickを見舞って3カウントを奪取した。

 2回戦を突破した山下は「予想以上に上福は強くなってるし、何するか分からない選手だから、正直ちょっと怖かった。だけど、勝つことができました。山下実優がトーナメント、進んでおります。次、瑞希を倒して、トーナメント優勝します! 私に限界なんてない。限界、自分で決めんなよ」とマイク。

 トーナメントが苦手といわれる山下はバックステージで「山下の割には順調に進んでいるんじゃないかって。上福は何をしてくるのか分からない。そういうところに恐怖を覚えているので。トーナメントのときに関しては。なので、ここを超えられたのは自分には自信がついていて、“調子いいな”みたいな感じなんですけど」と話した。

瑞希との次戦については、「やっぱり強い人なので、そこはちょっと難しい相手かもしれないけど、そこも超えていきたい。何か瑞希と伊藤が本人たちは(対戦することで)盛り上がってるみたいですけど、そんな都合よくいきませんから。私が上がって伊藤と闘うのは私ですよ。このまま進んでいきたいなと思います」と準々決勝の先を見据えた。

 一方、2回戦敗退となった上福は「山下さんと試合するのがデビュー3戦目のときに、横浜ラジアントでフルボッコに遭ってから、約4年ぶりとかだった。闘えて、やっぱ強いなって思う。山下さんの試合を見るのが趣味なの。だからあの強い人ってこんなに強いんだって実感して、やっぱりこれからも先輩を敬っていこうって思いました」とコメントした。

 また、この日の2回戦で愛野ユキが猫はるなをヴィーナスDDTで下して、準々決勝進出を決め、31日の新宿大会で渡辺未詩と対戦する。

【大会名】Ameba presents 第8回東京プリンセスカップ
【日時】2021年7月24日(土)
【会場】東京・新木場1stRING
【観衆】142人(超満員札止め)

オープニングマッチ 20分一本勝負
乃蒼ヒカリ&○らく&原宿ぽむ&鈴芽 vs 伊藤麻希&小橋マリカ&桐生真弥&鳥喰かや●
13分37秒 片エビ固め
※ドクターイエロー

第二試合 3WAYマッチ 20分一本勝負
○ハイパーミサヲ vs 角田奈穂 vs 遠藤有栖●
8分14秒 変形十字架固め

第三試合 20分一本勝負
中島翔子&天満のどか&○宮本もか vs 辰巳リカ&渡辺未詩&荒井優希●
15分12秒 羅生門

第四試合 トーナメント2回戦 時間無制限一本勝負
○愛野ユキ vs 猫はるな●
7分22秒 体固め
※ヴィーナスDDT

セミファイナル トーナメント2回戦 時間無制限一本勝負
○瑞希 vs 舞海魅星●
12分45秒 キューティースペシャル

メインイベント トーナメント2回戦 時間無制限一本勝負
○山下実優 vs 上福ゆき●
11分35秒 体固め
※Skull kick

〈写真提供:東京女子プロレス〉

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