【潮﨑 豪インタビュー】中嶋戦はノアの新時代を切り開く戦い!蹴りを凌いで豪腕で勝つ!!そして新時代の中心になる!!

 

――3月12日、潮﨑選手は中嶋勝彦選手を相手に戦いますが、今までは潮﨑選手の全勝ですね?

 

潮﨑:ジュニアヘビー級の選手としての彼と戦ったことはあります。今回は中嶋選手もヘビー級チャンピオンとして対戦するので、今までの対戦も全然参考にならないでしょうし、まったく別物と考えて、新たな気持ちで戦います。

 

――中嶋選手の一番の脅威は?

 

潮﨑:彼がフィニッシュで使っているバーティカルスパイクのような投げ技よりも、蹴りが中嶋勝彦の一番の売りだと思っているので、そこを警戒しています。だけどよけることはせず、真っ向から受けたうえで、ノアのヘビー級、GHCというものを戦いで表現したいですね。

 

――先人から喰らってきたノアの重みを中嶋選手に叩き込む、みたいな感じですか?

 

潮﨑:一時は離れていたにせよ、俺にはノアで生まれた、ノアのヘビー級としての意地があるので、GHCにかける思いがあります。それを全部中嶋勝彦にぶつけて、プロレスリング・ノアの、GHCの戦いを見せたいです。

 

――蹴りと豪腕の対決ですね。

 

潮﨑:この試合に関しては、それが絶対にポイントとなります。蹴りを豪腕で上回ってやろうという気持ちが強いです。

 

 

――中嶋選手の蹴りの痛みは、どんな痛さですか?

 

潮﨑:蹴りなら、だれよりも綺麗で巧くて、使わせたらプロレス界で一番。ほめすぎですかね(笑)
彼のキックは一発で意識を刈り取る蹴りですし、本当に上手です。

 

――ズシーンという蹴りですか?スコーンみたいな蹴りですか?

 

潮﨑:重いです。ミドルキックで蹴られると、胸も痛いけど、腰にも来ます。重くて体を持っていかれるんです。

 

――潮崎選手も、国内屈指のチョップの使い手です。

 

潮﨑:一番のみどころになるかもしれません。やりあいというよりも、同じ2004年デビューのレスラーなので、その意地もありますし、ノアの過去と歴史を先につなげていって、新しいノアを作れるのは自分だけ。
その思いを今のGHCチャンピオンに叩き込みたいです。

 

――今は新世代王者がどんどん誕生しています。潮崎選手は彼らよりも先に王者になっていた自負がありますね。

 

潮﨑:自分も「世代」でいえばそっち側だけど、チャンピオンの中嶋勝彦に対しては、こちらにはノアで生まれたという意地もある。新世代で競い合うというより、それ以上にノアとしての意地を見せつけたいです。

 

――この戦いは、小橋建太さんと佐々木健介さんの代理戦争にも見えますね。チョップ合戦が形を変えて、チョップとキックの叩き合い、百連発くらいになるといいですね(笑)

 

潮﨑:百連発はキツイなぁ(笑)でもやるからには、比べられる試合を全部超えていきたいです。超えていく戦いを中嶋選手とならできると思いますし、そういう戦いを見せていかないといけません。

 

――蹴りとチョップを百回やったら大変ですね(笑)

 

 

潮﨑:どっちが先に殺されるか(笑)中嶋選手がどこかの大会で「命を削っている」ってコメントを出した時に、俺はそういう言葉は好きじゃないけど、お互いの身を削りあい、ハートを燃やして戦っているという実感はすごくあるので、ハートを熱くするいい試合を、削りあいをやりたいですね。

 

――中嶋選手は向こう気が強いですよね。それに対する戦略、作戦はいかがでしょう?

 

潮﨑:いかに気持ちを折るかだけですね。なかなか折れないでしょうし、チャンピオンとしての意地もあるだろうから、それをいかに刈り取るか。最後はこの腕で3カウント取りたいです。

 

――中嶋選手はチャンピオンになってから、言動がチャンピオンらしくなった気がします。内部から見ていかがですか?

 

潮﨑:チャンピオンとしての意地やプライドもあるでしょうし、試合を見ていてもチャンピオンとしてのたたずまいを感じます。そこは負けたくないです。

 

――GHCヘビー級王座を三度戴冠した重みを中嶋選手にぶつける意識ですか? それとも、過去のベルトの話はなしにして一からチャレンジする意識ですか?

 

潮﨑:レスラーとしてのプライドをぶつける、という意識です。中嶋選手もノアのレスラーですけど、先輩方の作ってきた歴史を先につなげて、そのうえで新しく時代を作っていけるのは、自分です。

 

 

⇒次ページ(チャンピオン像、新世代について)

 

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加

Pages 1 2 3