【GLEAT】ハードヒット・佐藤光留が10.9対抗戦に向け怒り心頭「スカされて気分が悪い!泣いて謝ったって許さないですよ!」

GLEATは9日、都内にて10月9日に新宿FACEで開催する『LIDET UWF Ver.1』に向けて記者会見を行い、全対戦カードを発表した。

6月9日に開催された『LIDET UWF Ver.0』でLIDET UWFとハードヒットの全面対抗戦が行われ、ハードヒットが3勝1敗1分と勝ち越しているが、今大会ではGLEATの田中稔&伊藤貴則とハードヒットの佐藤光留&ロッキー川村2、そしてGLEAT選抜選手の藤原ライオンと関根“シュレック”秀樹のカードが決定。

セミファイナルに出場する佐藤は怒り心頭のコメントを出した。

まず会見を欠席となった田中よりのメッセージが代読された。

田中「本来なら本日の大事な会見に出席した上で、言いたいことがありましたが、出席することが出来ませんでしたので、書面のメッセージとして対戦相手の両名にお伝えすることは特にありません。佐藤光留選手にひとつだけ。今回はうちの社長の名前だけは間違いないようにしていただきたく思います。」

伊藤「まず今回、この10.9という日に試合が出来ることを大変嬉しく思います。そして、前回の6.9のハードヒットとの対抗戦、LIDET UWFが惨敗したという悔しさは今も忘れていません。今回、唯一組まれているこの対抗戦で、しっかり自分が勝利して、前回の借りを返したいと思います。」

佐藤「ハードヒット代表の佐藤光留です。前回、3勝1敗1分という成績以上に対抗戦というものに対する熱量で上回ったとハードヒットは思っておりました。もちろん、続きがあるんだろうと思ったら、こんなスカされ方をして、正直気分が悪いです…その原因が我々がやってきた現在進行形のU、その緊張感に耐えれなかったのか、それともUWFという名前がただのハリボテで中身のない既存のプロレスと同じものなのか。それを問うためにこの試合に臨みたいと思います。」

川村「ようポーリー、ロッキー川村2だ!初めてだな。初めての人も多いかな。これがロッキー川村2だ。以上です。」

ここから質疑応答

ーーこの対抗戦どういう形だと決着がつくとお考えですか?

伊藤「自分は目の前の敵を一人一人倒して、自分がLIDET UWFの大将だという存在を、世間に覚えてもらうために勝つだけですので。自分がこのハードヒットとの試合の終わり方というのを断言出来るというのは思っていないので。自分はしっかり一戦一戦勝利して、自分の強さを証明していくだけです。」

佐藤「前回のときも言ったんですけど、どっちかが消滅するまでだっていうのは今でも思っています。今回、前回の対抗戦を経てハードヒットのメンツ、やっぱある種、覚悟が決まっていた。自分たちがずっとUWFというものを、現在進行形のUだっていうものを体を張って、体痛めてやっていたものを無かったことにされてそれで対抗戦だ。はい、3勝1敗1分。内容も既存のプロレスではないものだったと思います。だけどそのあと、大いにスカされて、下手したら無かったものにされてるんじゃないかまた。今まで自分たちがやってきたハードヒット、現在進行形のU、これを無かったものにされるだけでも腹が立つのに、直接対抗戦をしてその結果、内容、それを無かったものにしてるんじゃないかと思って、ハードヒットのメンツ、特に和田拓也ですけど、大いに憤慨しておりますので。ただ伊藤選手の口から前回の内容が惨敗だったっていうのを聞けただけでも、多少はやり合える相手がいるのかなと思ってはいますが、僕は今この時代になぜUってものが存在するか、出来るか、しなければいけないのかっていうものを今だに考えているんですね。伊藤選手の口から対抗戦に向けての言葉が、それこそ今までのプロレスの記者会見と同じもので、何度も”しっかり”という言葉が出てましたけど、そのしっかりの中身を僕は聞きたかったですね。それをリング上で答えてくれることを楽しみにしています。」

川村「結果、以上!」

ーー佐藤選手、前回は3勝1敗1分という成績で対抗戦に勝利したと良い内容だと思いますが、今回のオファーを受けた理由はなんでしょうか?

佐藤「そりゃ喧嘩を売られたら逃げないっすよ。はい。あの….例え話ですけど。自分が10年かけてただ一人この世界でやってきたことを、ある日突然出てきて「無かったです」って言われた人間の恨み分かります?そういうことですよ。」

ーー前回の対抗戦を終えてLIDET UWFに対してのイメージが変わったところはありますか?

光留「思ったより弱かったです。」

ーーLIDET UWFが開始以降という点で、ほかの大会でもLIDET UWFルールの試合が行われていますが、現在のUWFルールが広がっている点については?

佐藤「それはもうありがたいことですし、正直LIDET UWFとの前回の対抗戦がなければ、ハードヒットがここまで生き返ることもなかったと思うんですよ。ただそれと、無かったことにされるのは話が違いますし。あと何て言うんですかね、UWFっていうものって型じゃないですよ、考え方なんですよ。音楽でも何でも芸術でもそうだと思うんですけど、ロックとかパンクとかオーケストラとかって型じゃなくて生き方じゃないですか。それが見えなかったんですよね。今現在、LIDETに携わる人で、それを持っているのは一番上の田村潔司だけだと思っていますから。むしろ初めて川村を倒した伊藤選手からどんなふうに感じれるのか。それともただ型でやっているのか、どれくらい練習しているのか、すべてを凝縮した時間で10.9に感じたいなっていうのはありますけど。」

ーー川村選手、前回の対抗戦では唯一の負けとなってしまいましたが、今回はリベンジの意味が強いでしょうか?

川村「過去はゴミだぜ。過去はゴミ。ロッキー川村2、新しいものを見せる」

ーー伊藤選手、前回の試合後、佐藤光留選手との対戦を熱望していましたが、今回ダブルバウトで実現しましたがどんな意味合いがありますか?

伊藤「前回6.9で唯一勝ったのは自分だけなんで。自分が負ければLIDET UWFが完全に”負け”という自覚を持って、この試合に臨みたいと思います。」

ーー前回の対抗戦にて田村潔司エグゼクティブディレクターがインタビューで「GLEATの選手はまだ技量がないし、僕がお客さんだったらつまらないという印象」と言っていましたが、メインイベントを務めていた伊藤選手はこの言葉をどう受け止めたかという感想と田村さんと話はされましたか?

伊藤「やっぱりあの後コメントで言われたのが、すごい悔しさがありました。でもLIDET UWF、そして自分はまだ始まったばかりなので。これからドンドンドンドン試合で見せつけて、田村さんを含め、皆さんを認めさせたいと思います。」

ーー佐藤選手、先ほどから何度も言われてます「スカされた」という意味は、やはりTDCホール(GLEAT7.1旗揚げ戦)でカードが組まれなかったのは大きいでしょうか?

佐藤「あるものだと思って準備してましたんで。会社の方針とかいろいろあると思うんですよ。だけど対抗戦ですからね。それでどっちが生きるか死ぬかでやろうぜって言って、あれだけ(対抗戦)やっておいて。闘いの場に呼ばないって、まぁスカされますよね。だから僕は逃げたと思ってますもん、はい。でも逃がさないですよ。マジ泣いて謝ったって許さないですよ。はい。今まで無かったって言うのは簡単なことですよ。”新しいUWF”とか田中稔選手が「東京ドーム」とか「既存のプロレスにはない」とかいろいろなことを言うのは簡単なんです。でも何を成し遂げたんだ、成し遂げたものを見せてくれよ、ずっと思っているんですよ。それをあの場で見せつけて、さぁこれからだって思ったときに我々に名前がないのも悪いんでしょうけど。名前よりも実を取られたな、スカされたな、今、本気で怒ってますから。「あぁ終わった、よかった、お疲れ様でした」なんていうプロレスには絶対しないですよ。」

ーー前回の6.9対抗戦のあとのネット配信番組で、「ファンが見たいのは田村潔司選手が出ることではないか」とおっしゃていましたけども、これからもLIDET UWFにあがるからには田村潔司の出場あるいは対戦を求めたい気持ちはありますか?

佐藤「もちろんあるんですけど、ハードヒットとLIDET UWFの違いを一番考えたんです。ハードヒットって僕が一番前なんです。僕が一番風を受けているんです。僕が負けたら本丸が負けなんです。でもLIDET UWFっていうのは城ですから。その城の天守閣にいる人間が、やっぱりこっちまで(姿を)現してないですから。LIDET UWFにはLIDET UWFの勝負があると思いますけど、ハードヒットにはハードヒットの勝負がありますから。そこまで僕らが行くのを止めてみろよって思いますよ、止めれるもんなら」

ーーそこに行き着くまで勝ち続けると。

佐藤「勝ち続けたら出るのかどうかっていうのは分からないですけどね、はい。でも田村潔司に興味がない奴でUを語る奴なんて偽物でしょ。そう思いますよ。」

LIDET UWF Ver.1
日時:2021年10月9日(土)開場:17時30分開始:18時30分
会場:東京・新宿FACE

第6試合 LIDET UWF【シングルバウト】30分1本勝負
飯塚優(GLEAT)
vs
橋本大地(大日本プロレス)

第5試合 LIDET UWF【ダブルバウト】20分1本勝負
田中稔(GLEAT)&伊藤貴則(GLEAT)
vs
佐藤光留(パンクラスMISSION)&ロッキー川村2(パンクラスイズム横浜)

第4試合 LIDET UWF【シングルバウト】15分1本勝負
カズ・ハヤシ(GLEAT)
vs
中野巽耀

第3試合 LIDET UWF【シングルバウト】15分1本勝負
松井大二郎(GLEAT)
vs
井土徹也(HEAT-UP)

第2試合 LIDET UWF【シングルバウト】15分1本勝負
藤原ライオン(GLEAT選抜選手)
vs
関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)

第1試合 LIDET UWF【シングルバウト】15分1本勝負
宮城倫子(GLEAT)
vs
福田茉耶(アクトリング)

▼記者会見の様子はこちら

参考:【GLEAT】元・我闘雲舞の”リンリン”こと細川ゆかりが入団「試合も学業もGLEATして参ります」

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