【新日本vsノア】鷹木信悟と中嶋勝彦が舌戦を展開!<会見全文>鷹木「パッと見“お笑いユニット”じゃねーか」中嶋「俺の色で染めたいと思う」
12月17日(金)新日本プロレス事務所にて、『WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ』の対戦カード発表がおこなわれ、新日本プロレスの大張高己社長、鷹木信悟、株式会社CyberFightの武田有弘取締役、プロレスリング・ノアの中嶋勝彦が出席した。
WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ
【日時】2022年1月8日(土) 開始:17:00 開場:15:00
【会場】 神奈川・横浜アリーナ
会見内容は下記の通り
新日本プロレス・大張高己社長のコメント
昨日は、50周年の幕開けとなる1.4、1.5東京ドームの発表を行いましたが、大きな反響を頂きまして誠にありがとうございます。本日は、1.8横浜アリーナ大会について発表させて頂きます。先日の会見では、「ノアさんと組むのか? 闘うのか?」という質問もあったかと存じますが、1.8横浜アリーナは“対抗戦”とすることで決定しました。
戦うとなった以上は、全世界の新日本プロレスファンの期待を背負って選手には、しっかりと“違い”を見せつけてもらいたいと思います。1.4、1.5東京ドーム大会の後は、ぜひこの闘いにご期待ください。私からは、以上です。
株式会社CyberFight・武田有弘取締役のコメント
ノアとしては、完全に乗り込む形になるので、それなりの乗り込む、というシチュエーションの壮絶な試合を見せてくれると思っております。そして大会としては“プロレスのチカラ”をみなさんに与えられるような大会になると信じております。
鷹木信悟のコメント
「どうも、2021年度プロレス大賞MVP、そしてIWGP世界ヘビー級チャンピオンの鷹木信悟です。正直なところ、あまり1.8は頭になくて、1.4、1.5東京ドーム大会に集中してたんだけど、この会見場に来てカードなんかもチラッと見て、客観的に見たら正直、ノアにメリットはあっても、『新日本にそこまでメリットがないんじゃないかな』と俺は思ってるんだよね。
マスコミなんかにも調べてもらったんだけど、だいたいノアの2021年の集客数と新日本はメットライフも入れて5回ドームをやったのかな。その5大会の数とノアのおそらく80大会ぐらいやってるのかな。それがほぼ同じぐらいだって聞いて、80大会と5大会が同じぐらいだから、これはものすごい差があるなと。だから、そこまで新日本にメリットがないんだなって。言ってみたら、ノアはおいしいよ。新日本のファンを引き込んだらそれは大きいよ。でも、新日本としてはノアのファンを引き込んだとしても、10が11なのか、10.5ぐらいにしかならないから……。
ただ俺は新しい刺激がすごい好きなんで、求めてるんでね、この対戦カードの“金剛”10人タッグか。ちょうどこの週プロ名鑑も見てるんだけど、金剛……この名前だけ見たら和風テイストなユニットかなと思ったけど全然違うね。ポージングが思ったよりちょっとカッコ悪いし、覇王とか仁王とかやらされてるような感じで、タダスケなんか俺知ってるんだよ。タダスケなんか革ジャン着てサングラスしてんだろ。和の精神の欠片もないじゃねーか、アイツ。このポージングも征矢学が前にいたら邪魔だし、パッと見“お笑いユニット”じゃねーか。
それでも、対戦相手には同年デビュー、過去に対戦経験もある中嶋勝彦……。
いやいや、いまはGHCヘビー級チャンピオンですから、中嶋のかっちゃんと呼ばしてもらおうか。中嶋のかっちゃんがいるから、俺はやる気が徐々に燃えてきてるよ。まあ、彼とは過去にシングルマッチも2度してるし、この1.8横浜大会が点で終わるか線でつながるかは試合を観てもらえればわかると思います。ということで、俺の言いたいことは以上だ」
中嶋勝彦選手のコメント
「プロレスリング・ノア、中嶋勝彦です。業界ナンバーワンの新日本プロレス、1.8横浜アリーナでその業界ナンバーワンってものを存分に味わって、最後はノアの色、いや金剛の色、いや俺の色で染めたいと思う。楽しみにしていてくれ」
■質疑応答
――鷹木選手より今大会は「ノアにしかメリットがない」というような発言がありましたがいかがですか?
中嶋 まあ、それはどうなんだろうね。じゃあ、受けなきゃいいんじゃない?何かしらいまのこの勢いのあるノアと絡むメリットがあるからこそ受けたんじゃないのかな。まあいってもね、業界ナンバーワンだからさ。でも、業界ナンバーワンにもないものがいまのプロレスリング・ノアにあるんじゃないの。
――鷹木選手は中嶋選手と過去に2度対戦しており敗戦してますが、このあたりについてはいかがですか?
鷹木 オイオイオイ、痛いとこ突くね。そうだよ。シングル2回やって2回とも負けてるんだよ、コノヤロー。ちょっとさっきオブラードに包んだのにバラしやがって。まあ、しょうがないね、調べたらすぐにわかることだから。まあ、意外なのは中嶋のかっちゃんが新日本に対して業界ナンバーワンって「一番っていうのは新日本だよ」っていうのを認めてるのが意外だなと思って。
まあでも、業界どういうとか、会社どうこうじゃなくて、選手のレベルっていうのはまた違うから、金剛も結構赤を主体にしてるみたいだけど、俺たちL・I・Jも割と赤を大事にしてるので、そういった意味では“赤争奪戦”じゃないけど、「敗者、赤使っちゃダメ」みたいな風にやってもおもしろいと思うし……。アレっ、質問なんだっけ?
――中嶋選手と対戦が決定したことに関してはいかがですか?
鷹木 さっき言ったように、点で終わるか、線でつながるか、それはこの試合次第だなと思って。これちょうどさ、週プロ名鑑みてたんだけど、意外にも俺、自分でコントロールしてるわけじゃないんだけど、過去のタイトル歴でGHCジュニアタッグって書いてあるんだよね。俺、ノアにあがったことないんだけど、なんかGHCジュニアタッグっていうと、ノアにあがってジュニアタッグしか獲れなかったみたいに思われるのもしゃくだから、まったく興味がないわけじゃないけどね、GHCヘビー……。まあ、楽しみにしてるよ。
――現在の“GHCヘビー級チャンピオン”中嶋勝彦選手の活躍に関しては?
鷹木 俺は割とプロレスが好きでチラッと配信なんかも観るけど、「痛みが伝わる激しいプロレスをしてるな」と。同じ釜の飯を食ったわけじゃないけど、なんかプロレス観的なものは相通じるものがあるんじゃないかなというのは、過去対戦してても中嶋のかっちゃんの蹴りはホント痛くて腹立つんでね。おそらく10年ぶりだと思うんだけど、またあの時の想いを思い返したいので、ガンガン俺に食らわせてほしいなと。それを俺は何倍にもして返そうと思うので。
――鷹木選手と2004年で同年デビューということに関していかがですか?
中嶋 とくにないですよ。
――鷹木選手から“赤争奪戦”という言葉もありましたが、この点に関してはいかがですか?
中嶋 赤色を取り合うの?おもしろくないでしょ。もっと観てくれるファンがもっと楽しめるものをこっちは提供したいんじゃない?
――今回は10人タッグマッチですが、鷹木選手以外に興味のある選手は?
中嶋 ウ~ン……。まあでも、この対戦カードもユニット同士ですごく刺激的だと思いますけど、唯一、鷹木選手が同年(デビュー)なので意識しないって言ったらおかしいですし、ヘビーのベルトも持たれてるんでね、そこは純粋に楽しみではありますけど。でもね、どうなるかやってみたら、いまはずっと鷹木選手は俺の話を過去に2度やって勝ったことがないって言ってますけど、鷹木選手に今日久々に会いましたけど怖さを感じないですね。だから、当日どうなるか、非常に楽しみです。
――最近の鷹木選手の試合はご覧になりましたか?
中嶋 少し、ハイ。拝見させてもらってます。
――鷹木選手は今大会の試合順に関してご希望は?
鷹木 もちろん王者同士が並ぶんだったらメインしかないでしょ。だから、中嶋のかっちゃんも聞くところによると、1.1元旦にタイトルマッチがある。俺も1.4、1.5とタイトルマッチがある。この記者会見で盛大にやってるんだから、これは王者として1.8を迎えなかったらカッコつかないよね。いまこんなにバカにされて、怖さをわからない。だったらね、俺も今年はまぐれだなんだ、タイミングいい、運がいいなんて言われたけど、MVPも獲って、IWGP世界ヘビーも獲って、それで怖さを感じないって言ったらカッコつかないからね。1.8鷹木信悟の怖さをとことん教えてやるよ。ねえ、中嶋のかっちゃん?
(写真提供:新日本プロレス)