「もっとリングは広いんですよ」フリーランスサミット『NOMADS’』夏すみれ、雪妃真矢、高瀬みゆき、山下りなが目指す大会とは?
②「NOMADS’」はユニットではなく「イベント」
――「NOMADS’」というのはユニットでは無いんですよね?
夏:ユニットという形は今後も取るつもりはなくて、一応、「イベント名」ですね。
――「イベント名」ですか。
夏:はい。「お祭り」という感じで見ていただければ。われわれはお祭りの商工会なので(笑)
――商工会(笑)
夏:町内の商工会みたいな感じで出てくれる選手とお客さんが楽しんでいただく場を提供するのが「NOMADS’」という形で。
山下:あくまで、イベント名ですね。
――イベント名なんですね。
夏:はい、イベント名ですね。
――皆さん、アダルトな女性の雰囲気をすごく出されているので、大会自体もそういう大人が楽しめるような、そんな大会イメージが思い浮かびますが、そういうこともあるんでしょうか。
夏:演出はこだわりたいですね。もちろん我々はまだまだ弱小イベントなので、まだ全然、そんな派手にお金をかけるとかはできないんですけれど、でもお金をかけなくても例えば、ひとつ会場BGMをプロレス会場では聴かないようなものにちょっと変えるとか、それだけでも多分、全然雰囲気って変わりますし。
――さすがProposer!ここは力をまた発揮しますね。
夏:新宿FACEってやっぱりライブハウスで、雰囲気はものすごくいいので、弱小イベントではありつつも、そういうちょっとした工夫でおしゃれな雰囲気を出したいなと。
③男性だけじゃなく、女性も楽しめるようなイベントにしたい
――既存のファンは男性が多いと思いますけれども、女性の方でも楽しめるようなイベントになりそうですか。
全員:したいですね、全体的に。
山下:グッズだったりとかも、結構「こうしたい」という意見があって、やっぱり美的センスの(雪妃を見る)
――雪妃選手が?
高瀬:「美的センス、雪妃」ってね。
夏:美的真矢みたいな。
――それ、いいですね!
雪妃:どちらかというと、女性にウケるものになるんじゃないかなとは思います。
――そうなんですか。
雪妃:はい。いままでのプロレス大会っぽさみたいなものを求めてはいなくて、なので「映像はこんなふうにしたいね」とか「ポスタービジュアルはこういうのにしたいね」というようなことも、ショービジネスの世界から持って来ているものだったり映画から持って来ているものだったり、という感性のところは、やっぱり女性のほうがもしかしたら好む可能性があるかなというふうにも思うので。
夏:女として、自分たちが好きなものをただここでやりたいなって。
雪妃:こんなものを作りたいなと思っていたもの、そういうものを自分のアイデアとかを、今までインプットしてきたものを、吐き出す場にもなっているというか。なので、それがすごく楽しいです。
――それは女性が見て喜んでもらえるようなものになっているのであれば、今後の第2弾、第3弾の発表が楽しみですね。
夏:うちの真矢のアイデアの泉が湧き出て、湧き出て(笑)ビシャビシャ湧き出ちゃって、泉が。
――すごい!そんなにアイデアマンなんですね。
夏:アイデアの女神です。
――アイデアの女神!雪妃選手はそういういろんなアイデアを持っていて、いつかこういうのを実現したいと思っていたんですね。
雪妃:自分の声に出しても実現できてこなかったものもありますし、伝えてこなかったものもあるんですけど、いつか何か自分が作るとなったらこういうことやりたいみたいなので貯めていたものを今この場で「こういうの、どうですか」というふうにアイデアは出させていただいたりしていますね。
④イベント主催者として「おもてなしの心」
――呼ばれて出る試合と自分たちがやる大会というのは、心構えというか、ちょっと違ったりしますか。
高瀬:違いますね。
――プレッシャーの部分ですか?何が違うんでしょうか。
夏:単純に他の選手っていうのは我々にとってはゲストになるので、お客さまだけじゃなくて、出てくださる選手に対してもおもてなしの心をやっぱりキャリア関係なく、もってなきゃ駄目かなと思っていますね、運営となると。
――今回ここにいらっしゃらないゲストとして出てくれる他の選手、安納サオリ選手、優宇選手、朱崇花選手、SAKI選手にお声がけしたときにはどんな反応だったんですか。
夏:そこはうちの政治担当が(高瀬を見る)
――政治担当は高瀬選手が交渉担当なんですか?
夏:政治担当です。ネゴシエーターで。
――ネゴシエーターとしてどうですか。
高瀬:いろいろと心に傷を負っている人が多いので(笑)外界との政治をやらせていただいています。
――(笑)なるほど、どうでした?
高瀬:でも、みんな喜んでくれていました。第一声は「え?誘ってくれてありがとう」って言ってくれていましたし、「面白そうだな」って言ってくれている人が多かったです。
――みんな二つ返事で「行きますよ!」って、そんな感じですか。
高瀬:はい。渋られた人はいないですね。
――いい具合の人たちというか、本当にフリーランスのいい選手が集まって。
夏:脂の乗ったね。
――そう、すごくいいところ集めてきたなっていうのが、このポスターを見たときの第一印象はそこでしたね。
雪妃:いろんなタイプのフリーを集めようというようなことは話していて。似かよわないようにと。