【ディアナ】佐藤綾子がW.W.W.Dシングル王座奪還!ルミナスが両者リングアウトでタッグ王座防衛!12歳中学生レスラー美蘭デビュー!4.29後楽園ホール<全試合結果>
ワールド女子プロレス・ディアナ は、2022年4月29日(金・祝日)に「後楽園大会 2022 Vol.1」を開催。今試合では、流出していたディアナが持つ全てのタイトル(シングル、エリザベス、タッグ)をディアナ陣が奪還した。
試合開始前の第0試合では、12歳中学生レスラー美蘭のデビュー戦が対戦相手・井上京子で行われた。
また、「何度でも立ち上がれ!大谷晋二郎応援募金」をディアナ本後楽園大会から開始。
第0試合 美蘭デビュー戦 10分1本勝負 井上京子 VS 美蘭(ミラン)
○井上京子(4分55秒 片エビ固め)美蘭● ※ラリアット
キャッチコピー「受け継がれるディアナのDNA」のリングコールで登場した12歳の中学生レスラー美蘭(ミラン)が堂々とデビューした。対戦相手は井上京子、体格差を物ともせず高打点のドロップキックや、その場飛びムーンサルトプレスを繰り出し、井上京子を相手に果敢に体当たりで挑み続ける。井上京子は「これ、やっていいのかなー」と言いながらラリアットを決める。12歳の選手の相手でも井上京子らしく正面から受けていく。試合終了後、井上京子から観客に向けて「これからも美蘭が長くプロレスをできるよう、ご声援お願いします」と語り、会場中が大きな拍手に包まれた。
第1試合シングル選手権次期挑戦者決定バトルロイヤル 30分1本勝負
Himiko VS ななみVS デボラK VS 網倉理奈 VS 関口翔 VS マドレーヌ
○マドレーヌ(10分40秒 逆打ち)関口翔●
退場順:Himiko、デボラK、ななみ、網倉理奈、関口翔
W.W.W.Dシングルチャンピオンへの挑戦権を賭けた試合。通常のプロレスルールの他にオーバーザトップロープでも退場となるこの戦いで、1名づつリングから退場していく。Himikoはドロップキックやボディプレスで攻撃するが、網倉がローリングセントーンで仕留め退場、デボラKは関口の片エビ固め+他の選手の連携で退場、ななみは関口の腕固めで退場、網倉は関口とマドレーヌにより場外に出たことで退場、本日新コスチュームで登場したマドレーヌが関口に逆打ちで勝利する。
第2試合 ストロングスタイルプロレス提供試合 20分1本勝負
スーパー・タイガー&タイガー・クイーンVS間下隼人&世羅りさ
スーパー・タイガー&○タイガー・クイーン(10分14秒 タイガーSH)間下隼人&世羅りさ●
男女混合戦とはいえ、体格差を一切感じさせない戦いぶりを見せた4人。世羅りさの釣鐘かためを、素晴らしい身体能力で技から逃れるタイガー・クイーン。最後はタイガー・クイーンの、タイガーSHで勝利した。
第3試合レジェンドドリームマッチ 20分1本勝負
井上京子&西村修 VSアジャコング&田中将斗
井上京子●&西村修(11分5秒 体固め)アジャコング○&田中将斗 ※裏拳
ディアナだからこそできたレジェンドドリームマッチは、先日怪我で入院中の大谷晋二郎選手に変わり盟友の田中将斗選手が参戦して行われた。リング上はどこから見てもレジェンドだらけ。西村修の卍固め、アジャコングのコーナリングからのダイビングエルボードロップ、田中将斗と井上京子の重いチョップの嵐では、「先輩なんかカンケーねぇーよ」とリング上で放つ田中に対し、試合後井上京子が田中に対して抗議をするシーンが観客の笑いを誘った。
第4試合 W.W.W.Dタッグ選手権 30分1本勝負
高瀬みゆき&梅咲遥VSウナギ・サヤカ&白川未奈
[王者組]高瀬みゆき&梅咲遥(20分25秒 両者リングアウト引き分け)ウナギ・サヤカ&白川未奈[挑戦者組]
※規定により第17代王者防衛
ルミナスが持つW.W,W.Dタッグベルトに、スターダム初の外部タイトル戦に挑戦する事となったピンクカブキ(ウナギ・サヤカ&白川未奈)。互いに譲らない試合展開、梅咲遥のミサイルキックが両選手に決まり、高瀬みゆきとウナギ・サヤカの舌戦からのリング上・外乱闘と続く、試合はリングアウトドロー戦となり、規定により第17代王者のルミナスが防衛成功となる。
第5試合 W.W.W.Dエリザベス選手権 30分1本勝負
旧姓・広田エリザベスさくらVSジャガー横田VSドレイク森松
[王者]●旧姓・広田エリザベスさくら(9分40秒 体固め)ジャガー横田○
※パイルドライバー※もう一人はドレイク森松※第9代王者初防衛に失敗。ジャガー横田が第10代王者となる.
2021年の新木場大会でも対戦し、観客を沸かせたこの対戦カードが本、後楽園大会で実現し観客の期待を誘う。入場の時点
で、旧姓・広田エリザベスさくらはトップスピードで彼女らしいパフォーマンスを繰り出す。ジャガー横田に見せ場を奪われたと
抗議する広田が「わたしがザベスなのが気に入らないのか!」と言いながらジャガー横田のパイプ椅子を奪うなど、目まぐるし
く変わる試合模様。広田による場外乱闘では、ジャガー横田があびせ蹴りを決める。最後は、広田にパイルドライバーからの
体固めで勝利する。
第6試合 W.W.W.Dシングル選手権 30分1本勝負
野崎渚VS佐藤綾子
[王者]●野崎渚(18分10秒 ジャガー式クロスアームSH)佐藤綾子○[挑戦者]
※第15代王者2回目の防衛に失敗。佐藤綾子が第16代王者となる。
2022年1月の第15代W.W.W.Dシングルチャンピオン決定戦でも対戦した両者。佐藤は2週間前に痛めた膝の療養をした上で本
大会に出場した。今回も睨み合いから試合がスタート。固技、投げ技、蹴り技、両選手の素晴らしい技が決まり、互いにダメー
ジが積み重なっていく。試合途中、佐藤が第13代シングルチャンピオンを第12代王者・SARRAYから奪取した試合同様に「凶
器は使はない!」と、自身の凶器であるお盆を投げ捨てるシーンに本試合に挑む佐藤の強い気持ちが伝わる。試合最終盤
は、佐藤のスープレックスが連続して決まり会場はどよめき、野崎渚に佐藤がジャガー式クロスアームSHで悲願の勝利納め
た。この試合により、ディアナが持つ全てのベルトがワールド女子プロレス・ディアナに戻ってくることになった。
〈写真提供:ワールド女子プロレス・ディアナ〉