【CyberFight】中島翔子が坂崎ユカを退けプリプリ王座V3!7・9大田区で辰巳リカが挑戦へ

 CyberFightが6月12日、さいたまスーパーアリーナで傘下4団体(DDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレス)による合同興行「CyberFight Festival 2022」(以下CFF)を開催。セミファイナルで行われたプリンセス・オブ・プリンセス選手権は、王者の中島翔子が坂崎ユカの挑戦を退け、3度目の防衛に成功。7月9日、東京・大田区総合体育館でのビッグマッチで、挑戦者決定戦を勝ち上がった元王者・辰巳リカの挑戦を受けることが決まった。

 序盤グラウンドでの攻防から、中島がトペ・スイシーダを決めれば、坂崎はトペ・コンヒーロを見舞うなど両者の意地が爆発。10分過ぎ、中島がノーザンを繰り出すと、坂崎はブレーンバスター。

 エルボーの打ち合いから、中島が619を決めようとすると、回避した坂崎が逆に619。その後、激しいエルボー合戦から、中島が今度は619に成功。

 坂崎はマジカルメリーゴーランドから必殺の魔法少女にわとり野郎を狙うも、中島が阻止。

 チャンスと見た中島はDDT、ダイビング・セントーンとたたみかけて3カウントを奪った。

 中島は「坂崎ユカは世界で活躍するすごい選手で、私にとっても大事なプロレスラーの一人です。そんな特別な選手との試合を、たくさんの人に見届けていただいたことは幸福でした。ずっと超えたいと思っていた背中を超えることができて、とてもうれしいです。こういう大会はいろんな選手がいて、いろんなプロレスがあって。東京女子はプロレスとはこういうことだっていうのがなくて、いろんな価値観でみんなでぶつかったりするのが心地いいんです」と涙。

 この日の第4試合で行われた次期挑戦者決定4WAYマッチ(辰巳VS瑞希VS上福ゆきVS渡辺未詩)は、辰巳がミサイルヒップで渡辺を破って挑戦権を奪取し、中島のV4戦の対戦相手は辰巳に決定した。

 その辰巳について、中島は「今年はいろんな大きな大会があります。今日ここで勝つことができて、私の戦いでどんどん東京女子を大きくしていきたい。同い年で辰巳リカもくすぶったことがあったと思うんです。そこにシンパシーみたいなものを感じてて、お互い泥臭く、土の中で育ってきた者同士の戦いがしたいなと思ってます」と話した。

 敗れた坂崎は「ベルトには手が届かなかったけど、中島翔子とこの日、このタイミングで戦えてよかったなと思います。東京女子はこうやってどんどん高め合って、どんどん皆さんを幸せにしながらプロレスを続けていきたいと思います」と前を向いた。

 挑戦権を獲得した辰巳は「対戦相手の3人はみんな強敵で、前を向いても後ろを向いても、右も左も猛者だらけ。3人は一つの技で魅せることができる選手で、私はどうやって存在感を出すんだってことで、勝ちに行くしかなくて。やってやって勝ち残りました。そろそろ返り咲きたいと思います。辰巳リカのチャンピオンロードを皆さん見に来てください」と意欲を見せた。

〈写真提供:CyberFight〉

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