【新日本】KUSHIDAとKENTAが復帰!W復帰試合はKUSHIDAに軍配が上がる

新日本プロレスは7月3日、東京・後楽園ホール大会を開催。

メインイベントは、3年ぶりに復帰のKUSHIDAと半年ぶりに怪我より復帰のKENTAのW復帰試合となり、会場を沸かせた。
元WWEの2人ということもあり、注目が高まったが軍配はKUSHIDAに上がり、バックステージではWWEの退団理由や石森が持つベルトを見据えた思いなどを語った。

以前と同じコスチュームで入場。
入場曲もコーナーでのアピールも、「行ってきます」といったあの日と変わらない姿だった。

G1で同じCブロックとなった、棚橋弘至とKENTA。
USヘビーを巡って戦ってきたこともあり、お互いに引かない攻防が繰り広げられる。

マットでの復帰挨拶の際に、石森へのベルトへの挑戦を表明していたKUSHIDA。
石森は帰ってきてするの挑戦はムシが良すぎると言って、これから査定をすると言っていたのだが、はたして査定の結果は・・?

過去記事:【新日本】石森がヒロムからIWGPジュニアヘビーを初防衛!挑戦者KUSHIDAの登場に、石森激怒!

試合はKUSHIDAがハンマーロックスープレックスで外道から3カウントを奪取。
KUSHIDA、KENTAのW復帰試合は、KUSHIDAが勝利をものにすることとなった。

 

第7試合 30分1本勝負 KUSHIDA・KENTA 復帰戦
アレックス・ゼイン、KUSHIDA 〇、棚橋 弘至
     vs
外道 ×、石森 太二、KENTA
12分57秒 ハンマーロックスープレックスホールド

 

■バックステージインタビュー

棚橋「(ゼインに向かって)サンキュー!」

ゼイン「サンキュー(※と言って、棚橋と握手。それから日本語で)ゴチソウサマデシタ」

棚橋「KUSHIDAに“お帰り”。そして、ずっとUSヘビーを巡って戦ってきたKENTA選手が復帰っていうことで、ひとまずは“お帰り”と。そして、俺。AEWから帰ってきたから、“俺、お帰り”と。こっから、KUSHIDAが新日本プロレスで何を見せてくれるか、俺は期待しているから!」

ゼイン「これで少しはBULLET CLUBに仕返しが出来た。まあ、フォールを獲ったのは俺じゃなく、KUSHIDAだったけど。でも、食べ物をみんなで分け合うように、チームの勝利もみんなで分け合うんだ!ゴチソウサマデシタ!BULLET CLUB、次こそ俺の靴下を返せよ!さもないとお前らを生きたまま食ってやる!イタダキマス!」

KUSHIDA「3年経ったら声も本間さんになっちゃいました。なんでこんなにしゃがれてるんだろう?聞き取れますかね?大丈夫ですか?新日本プロレスとWWEを同一線上で語るのはお互いにとって失礼にあたることだと思うので、アメリカの団体のことはこれが今日で最後になると思います。だから、これが最後、このタイミングで、見てくれる世界中のファンの皆さん、新日本プロレスを応援しているファンの皆さんに気持ちが届かない、説明がいかないことがあっても、今日だけはやらせてください。
4月ですね。WWEを離れました。新陳代謝が激しい会社ですので、必要にされなくなったと。まあ、WWEに入ることが夢だった僕にとって、叶えられた夢もあって。だけど、叶えられなかったメインロースターとか、残念ながら必要とされなかったですね。そこで叶えたかった夢っていうのは、『レッスルマニア』でダニエル・ブライアン、そしてカイル・オライリーと戦うこと。この二つが夢だったんですけど、残念ながら本当に巨大な壁に阻まれて、ノックするぐらいは出来ましたけど、中に入れてもらえなかったっすね。それでもNXTというグループで一生懸命出来たんで、何も悔いはないし、胸を張って3年間生き抜いてきたと言えます。だから、人によっては夢破れて戻ってきたという見方もあると思うし、間違ってないし、そうやって見えても仕方ないと思います。控室でも実際見られるしね。
でも、自分の中では半分満足感があって、やりきったっていう。まあレスラーをやっていく上で、リング上で戦うっていうこと以外に何か哲学だったり、やりたいことっていうメッージを発信しろって、僕は教わってきたので。3年前ですか?棚橋さんに見送られて旅立つ前にですね、前からずっとやりたかったこと、願い、夢、そういうのがあったものですから、また新日本プロレスにお世話になることになりました。信じてくださいって言ってもこればっかしは、いくら信じてくださいって言っても信じられないと思うから、これからも僕の姿を見守ってくださいと。そういうことですね。まあ、3年経って、変わったとこもあれば変わってない部分もあって、石森太二、凄え強えチャンピオンですよ。
WWEで、NXTで、体重関係なく戦ってきたけど、キャリア、立ち振舞、今の僕にとって最強の敵ですね。倒しがいがあります。(※立ち上がって、テレ朝の吉野アナウンサーを見つけると)吉野さんもよろしくお願いします。(※カメラに向かって)お世話になります。よろしくお願いします」

KENTA「なんだ、あれ?なんだ、今日の?(※TVカメラマンを見て)久しぶりじゃねえか。背伸びた?伸びるわけねえだろう!親戚の子かよ。なんじゃこりゃ、今日は。めっちゃKUSHIDAじゃん、みんな。俺も復帰戦。知ってた?(※TVカメラが頷くと)あっ、知ってた?みんなも知ってるのかな?知っててあれ?全然興味ねえじゃん、みんな。どうなってんの?ちょっ、ちょっと座ろうよ(※と言って、自らも座り、TVカメラマンも座らせる)。
(※会場から聞こえてくるKUSHIDAの声を聞いて)めっちゃ喋ってんじゃん、しかも。どういうこと?クッシー?クッシーっつったら、俺たち修徳野球部で言ったら、寮長の名前じゃん。それ以外ないんだよ、クッシーは。どうなってんだ、本当に。全くよ。そんで、何あの外国人?イタダキマス?ちょっとハゲてんじゃねえかよ。どうなってんだ、あれ?俺がアメリカで、逆にアメリカのWWEっていう所に行っていた時に言ってた『Respect me』っていうやつ、死ぬほど使ったけど、全然流行んなかったからね。どうなってんの、これ?日本人、優し過ぎるだろう。イタダキマスで暖かい拍手を送って。どうなってんだよ。知ってる?今日、俺も復帰戦だったの?全然……何これ?どうなってんだよ……。結局ね、久しぶりに帰ってきて、俺が何言いたいかっていうと、あの俺が使ってた杖ポンはどこ行ったの?」

石森「あいつ、ジュニア挑戦?いやいやいやいや、ちょっと待ってくれよ。KUSHIDA!お前、ロスに引っ越したんだって?ならよ、向こうの『STRONG』に出て、無差別でも何でも実績作ってからこっちに来ても遅くなかったんじゃねえのか?なあ?それとも俺から獲ったほうが手っ取り早いとか、そのほうが居場所確保に簡単だと思ったのか?ナメられたもんだぜ、本当に。でもよ、まだ受けるとは言わねえよ。明日も明後日もあるんだよ。なあ?とりあえずよ、KUSHIDAに関してはこれからも査定する。まだ挑戦は、いや挑戦はない!」

<写真提供:新日本プロレス>

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