地方プロレス団体が「全国プロレスサミット」開催を報告!各団体が現状を共有、未来に向けて手応え

4日、東京・後楽園ホールにて「全国プロレス選手権大会 グローカル・タッグトーナメント2022」開催前に会見が行われ、地方創生を目的として史上初の全国のプロレス団体経営者による「全国プロレスサミット:プロレス団体経営会議」を開催したことが報告された。

〈会見出席者〉みちのくプロレス:新崎人生、大阪プロレス:ゼウス、九州プロレス:筑前りょう太、琉球ドラゴンプロレス:グルクンマスク、いたばしプロレス:はやて、愛媛プロレス:キューティーエリー・ザ・エヒメ、栃木プロレス:沖田佳也


司会進行:沖田氏

大会準備もあり会見には出席できなたった団体を含む12団体が集まり意見が交換され、とても有意義であったことが明かされた。


※写真提供:グローカル・タッグトーナメント実行委員会

〈会議出席者〉
・みちのくプロレス
コミッショナー/新崎人生
・大阪プロレス
代表取締役/ゼウス
・チームでら(名古屋)
代表/高井憲吾
・九州プロレス
理事長/筑前りょう太
・新潟プロレス
代表取締役/シマ重野
・HEAT-UP(神奈川)
代表取締役/TAMURA
・琉球ドラゴンプロレス
代表取締役/グルクンマスク
・いたばしプロレス
代表取締役/はやて
・愛媛プロレス
代表取締役/キューティーエリー・ザ・エヒメ
・千葉密着・発信型プロレス2AW
代表取締役/十枝利樹
・栃木プロレス
常務取締役/沖田佳也
・フリーランス
大和ヒロシ

筑前「本日11時よりこの近くの会議室におきまして全国プロレス経営会議というタイトルで、全国から12団体の方にお集まりいただいて、それぞれの現状の経営状況を共有したということをおこないました。これまでそういったことがプロレス業界において無かったということで、我々選手の生活を預かる身としてはそれぞれの経営力を上げていかなくちゃいけない。プロレス業界、そして地域の発展を目指して、それぞれの地で頑張っていらっしゃる事例を共有したいという思いでこの会議を開催させて頂いて、4時間に渡って皆さんに発表して頂いて共有をおこないました。非常に有意義な機会だったなというふうに個人的には思っておりますし、みちのくさんや大阪さん、その他みな様方のこういうことをして地域の方に喜んで頂いたという事例をご紹介いただいて、これを九州に持ち帰ったら喜んで頂けるなと大変有意義な機会でした」

新崎「今日からグローカル・タッグトーナメントが始まるんですけども、なかなか現状でこれだけ地方にある団体が集まるという機会もないと思いまして、我々もこの業界で30年みちのくプロレスでやってるんですけど、なんとなく最初旗揚げした当初は地方に団体はなくて、徐々に団体が増えていく中で、こういう地域に根ざしてプロレスをやってるレスラーの方たちと一戦を交えることができたらなとぼんやりと考えたことはあったんですけども、実際に動いたことはなくてですね。今回九州プロレスさんが音頭をとってこんな素晴らしい大会を開いてくれたことに感謝します。これを期に来年以降も続けられていくものであれば、まだまだ地方には今日出ていない団体もありますし、これから生まれてくる団体もあると思いますので、ぜひ地域に根ざした団体がスポットを浴びる場所にしていければと思います。先程お話があったように、今日朝からずっと勉強会をやりまして、なかなか私も経営者として、一般企業の社長さんと集まって勉強することはありますが、同じ業界の社長さんと集まって、自分のところの経営の仕方や売上の実績とか、ここでは言えない部分のお話をちゃんと数字も交えてお話ししてくれて。そうなんだなって、自分たちの中でしかわかってなかったものが、非常に指標になって、もっとこうしなきゃいけない、ここはこうでいいんだとか、いろんな勉強になりました。今後こういった勉強会をもっともっと開いていただいて、地域、地方に還元できるように頑張っていきたいと思います」

――今回は東京・大阪・福岡と3都市の開催ですが、今後は各団体が拠点とする都市でもトーナメントを開催していきたいというのはありますか?

筑前「今回2回目ですけども、より各団体さんがホストをやりやすい状況にしてにお渡しできればと思います。東北で開催とかいろんな地域のその地元で開催できたらいいなと思います」

ーー経営会議で課題面などは見えましたでしょうか?

筑前「だいたい共通してて、人に関すること、お金のことが一番大きかったですね。採用であったり、人材育成ですとか、人にかかわるところは皆さん、あと地方ならではの発信面の弱さというのも共通の課題としてありました」

――各団体の問題がそれぞれ出てきたと思いますが、レスラーのステータスですとか、もしくはレスラーとしての基準を満たす人をどうやって選んでいくとかの話はでたのでしょうか。

ゼウス「僕ら地方の団体が集まって、なにか一丸となってこういう全国の大会を続けていけたらいいですねとか、誰でもリングに上がれてしまうという話もあったので、そういうライセンス的なものもあったらいいねですね、ですねぐらいなんですけど、そいういう話とかはさせてただきました。その中でやはり新日本プロレス、全日本プロレス、ノア、ZERO1、大日本プロレス、ドラゴンゲート、DDTさん、色んなプロレス界を支えていると言っても過言でない団体さんもおありで。その団体が今僕らの集まりの中で、僕が筑前さんに『僕らどういう集まりなんですか』って聞いたら、筑前さんが地元の団体、例えばいたばしプロレスさんは東京じゃないですか、けど板橋っていうところに重点を置いてやっていると。僕らの大阪プロレスも、ここから岡崎行ったり熊本とか行きたいなとかあったんですけど、筑前さんの領域に入ったらあかんなということで九州やからヤバいんじゃないかと話しながら思ったんですけど。そういう地域地域に密着した団体が集まって力合わせて、お互いによくできる方法があるんじゃないかなって言ってたんですね。その中でレスラーにも基準てどこに置くねんって話はありましたけど、僕はプロとしてケガをしない、させない。まあケガはすることもあるんですけども。お客さんに楽しんでいただける技術がある方がふさわしいんじゃないかと思うんですけども、しっかりと体作りができている方々が集って、みんなでせっかく集まった、すごくいい勉強会ができたので、『どういう方向性向いていきましょう』っていう話をしてたんで、なかなか面白いものになるんじゃないかなと思うんですよね。方向性さえ定めたら。ただ全国って名乗るのは、全日本プロレス、新日本プロレスあるやんけと、中でじゃあどう名乗ろう地方。僕らが目指してるものっていうのは筑前さんの心中では大きなモノを目指してると思うんですよ。その理想と現実と、その理想にいくまでに一歩一歩、歩んでいったら良いんじゃないかって新崎さんは。はじめは背伸びをせず、“地方プロレス協議会”からでもいいんじゃないかと。全国名乗らないで、地方。そこから僕らも力を合わせてなにか大きな事ができると思うんですよね。そうやって力をつけていったときに皆でもっともっと大きなことができるっていうのが、たぶん筑前さんまだ胸の内を話してないと僕は思ってるんですけど、僕そう思うんですよね。どうですか?」

筑前「いや、んなことないですよ。やっぱりみんなで一歩ずつ進んでいくことが大事だと思うんで、私の主観は私の主観としては、やはり全体で進めるかどうかってことが大事だと思いますし、そこはもう皆さんの意見が聞けてよかったなっていうのが一番ですね」

――会見に出席の他の方からも感想を聞かせてください。

エリー「今日はこういった会議に初めて参加させていただいて、色んな地域の方が本当に知らなかったような取り組みがあって、たくさん地域に価値を提供されていて、本当に勉強になったので本当に筑前さんに感謝しています」

グルクン「今日の勉強会、先程新崎さんがおっしゃっていたように、我々は他業種の社長さんとお話するっていうのは非常にたくさんありまして、そこで必ずやっぱり我々プロレス業界と一般の企業さんとのズレっていうのはどこかしらで必ず出てくるんです。だからもちろん参考になる部分もあるし参考にならないなっていう部分もあるんですけど、今日はプロレス業界同士のトップ会談という形になりましたんで、非常に得る部分も大きかったですし、僕は今日なにが一番よかったかというと、やっぱりみんな大好きなプロレスで地方を盛り上げようって同じ思いがあるんだから、誰それだけが得をする、儲かるとかじゃなくて、みんなで一緒に上がっていきましょうよという気持ちが今日の会議には込められていたので、とても意義深かったと思います。各々が持ち帰って、そこから生まれてくることをまた集まって合わせて意見を交わしあったりとか、そういう大きな一歩になったんじゃないかと今日は思いますので、沖縄から来た甲斐がありました。沖縄よりも東京は熱いです。沖縄のほうが涼しかったです(笑)」

はやて「今日は色んな地方の方が色んなプロレスの取り組みを聞かせてもらって、それぞれ環境が違うんで強み・弱みがそれぞれあるなっていうことがわかったのと、同じ強みだったり同じ弱みだったりってものもあるし、別の強み。別の弱みをそれぞれ聞けたんでよかったと思います。この先なんとかしてプロレスを盛り上げるっていう、皆さんの意思は1つだって確認できたのと、地方でプロレスがやはり力になっているなと。それは人々のためのプロレスでなければプロレスはたぶん衰退していくと思ってまして、やはりみなさんが地方の人々のために取り組んでいらっしゃることが確認できただけでも今日は意義深かったと思います」

――今日の勉強会を踏まえて、これから具体的に形にできそうな手応えはありましたか?

筑前「僕はすぐフライングしがちなんで(笑)皆さんと歩を合わせてというか、今日以前はみなさんがどういう温度でどういう考えをどんなふうに持ってらっしゃるのかって全くわからない状態での今日だったんで、それがこういう考えでこういうふうなことでこういう思いでやってらっしゃるってことが肌感覚で知れたというのが非常に大きかったなと思いましたので、ちょっと僕の思いはパンフレットにも書いてもらってますけども、九州プロレスの十歩も大事かもしれないですけど、全体での一歩のほうが大事なんじゃないかなというところでは皆さんと持ってる情報を共有し合うことで互いの距離が縮まったことは未来に向けて非常に有意義な時間だったなと思いましたし、もう必ずこの機会がまた必要だなと思うことが出来たんで、そういう意味では未来につながる。昭和のプロレスはリング上から物事が動いていたかもしれないですけども、令和のプロレス界は今年の1・8横浜アリーナでもそうでしたけど、経営側から変わっていくというところになってくるんじゃないかなという風に思いますので、リングで頑張る選手たちのためにも我々が主導して一緒にやったほうが良いことに関しては一緒にやっていければなと思いました」

――今後もこういう場を継続的にもたれる考えは?

筑前「はい、一応みなさんからいいねという風に言ってもらいましたので、またやらせてもらえたらと思うんですけど、みんないかがですか?」

全員「よろしくお願いします」

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