【新日本】猪木さん追悼10カウントゴングセレモニーでオカダが涙「見に来てくれよっていう……思いがあったんで」
新日本プロレスは10月10日、東京・両国国技館にて『超実力派宣言』を開催。
試合開始前、10月1日に79歳で死去した団体の創設者であるアントニオ猪木さんを偲び、10カウントゴングセレモニーが行われた。
試合開始前リングサイドに選手、関係者が集まり、リングには田中ケロリングアナウンサーが登場。
スクリーンに猪木さんの名場面の映像が流された。
追悼セレモニー終了後のバックステージでオカダ・カズチカがインタビューに応じた。
──訃報を聞いた時はどういう気持ちで?
オカダ「まぁ……(※涙声で言葉に詰まりながら)何すかね……悔しかったっすかね。こうやって、猪木さんの入場今日を聞いて、『来てほしかったな』って思いもありますし。(訃報は)朝起きてのニュースだったんで、ビックリはしましたけど。ビックリしたのが一番最初ですね」
──ビックリした中でも、真っ先に思い出されたことは?
オカダ「『バカヤロー!』ってのが最初ですかね。(新日本の会場に)見に来てくれよっていう……(※涙声で)思いがあったんで……(※泣きながら)いや俺そんな悲しいと思ってなかったけど……悔しいっすね、やっぱり」
──生前、雑誌での対談などもありましたが、その中で印象に残った言葉は?
オカダ「そんな印象に残るぐらい話してもいなかったですし、まだまだいろんな話をしたかったなっていうのが本音ですかね。いろいろ聞きたかったことがありましたからね」
──2年前から猪木さんの名前を出して、会場に来てほしいという話もしていましたが、それが叶わなかったのが悔しい?
オカダ「やっぱ猪木さんらしいと言えば猪木さんらしいと思います。『バカヤロー、俺は行かねえよ』って言ってるのかなとも思いますし、もしかしたら新日本プロレスの戦いがもっともっと響いていれば来てくれてたかもしれないですし、そこは分からないですけど、向こうで見てくれていると思うんで、しっかりと僕たちの戦いで、もう一度猪木さんが『行っとけばよかったな』と思うような熱い戦いを見せたいと思います」
──来年の1月4日、東京ドーム大会が追悼大会ということになりましたが。
オカダ「追悼大会ですけれども、しっかりとね、追悼のできる熱い大会をね。僕はもうベルト挑戦が決まってますんで、そういう熱い戦いを、猪木さんの名に恥じない戦いをして追悼できたらいいなと思います」
──メインイベントを自分の勝利で飾って、猪木さんに捧げてという思いがありますか?
オカダ「まあ……(笑)猪木さんに捧げるというほどではないかもしれないですけども、しっかりとね、会場には来られなかったかもしれないですけど、向こうで見てくれていると思って、しっかりと熱い戦いをしたいと思います」
<写真提供:新日本プロレス>