【CMLL】本間多恵、清水ひかりの31日アレナプエブラ試合レポート

メキシコ遠征中の本間多恵、清水ひかりが31日のアレナプエブラでの試合に出場した。

試合レポートは以下、リリースより

10月31日は死者の日の前日。メキシコ年間最大のイベントである死者の日は先祖の霊を祀る行事として11月1日と2日に行われる。その前夜、町中の盛り上がりと合わせるかのように、この日のプエブラ大会もお祭り的な盛り上がりを見せた。

女子は4対4のタッグ戦。本来なら、バッケル&本間&清水&アビスパドラダ(アメリカ)という多国籍軍がメキシコ軍と対決する図式であったが、どらだが欠場のため、オブザーバー(欠場の待機選手)であったスヘイが多国籍軍側に。これにはメキシコ軍が入場と同時に、クレームを入れ、ダリスは自軍に引き入れようと、腕を引っ張った。また、バッケルは死者の日使用のペイント姿で登場。

この日からの目新しい点としては清水が入場より、ダンスを取り入れてのパフォーマンスを見せるようになったこと。手には扇子、腰にはwaveのタッグベルトの状態でのダンスは

新しいもの好きのメキシコファンに大歓声で受け入れられていた。

1本目、メキシコへの大声援に客席へ向かってポーズを取る本間と清水。CMLLツアーも2週目に突入。ファンとのやり取りを楽しむようになってきた。清水はハロチータとの絡みではティヘラからの丸め込みで翻弄したが、最後はCMLLナショナルタッグ王者のハロチータ&ジュビアが本間&清水を丸め込んで3カウント。まずはメキシコ軍が1本を先取した。

インターバルではダリスが本間の髪をつかんで挑発するなど、日本での因縁をメキシコでも再燃させる。2本目、清水がハロチータ&ジュビアにティヘラで投げると、本間も二人を相手にダブルのアームホイップを見せ、反撃の姿勢へ。さらに本間&清水がダブルのアームホイップでハロチータとジュビアを場外へ転落させる。ここで両者はロープの反動から後転してのニコニコポーズへ。これは駿河メイとともに3人でやっていたポーズだったが、前夜、メイはアメリカへ帰国。2人になってからもこのポーズは引き継いだ。

その後、清水はボディアタックからひまわりをメキシコで初めて見せてハロチータからフォール。そして、本間もミサイルキックから腕ひしぎへとつないでイシスをギブアップ。

これでメキシコ軍が2人敗退となったため、2本目は多国籍軍の勝利となった。

1対1のイーブンから3本目、バッケル&スヘイのアシストで本間&清水がダブルのドロップキックを4連発見せるなど、多国籍軍が好連携を見せる。さらに、8人が入り乱れる展開が続いたが、最後はバッケルがダリスを丸め込んで8選手によるエストレージャが完成。見事、3カウントが入り、多国籍軍の勝利となった。

「すっごいメンバーに勝ったよ。私も3年前、メキシコに来た時バチバチに試合をさせていただいたエストレージャの方の中にうちら入れていただいて。でもその中でレイナイシス選手から腕ひしぎで取りました!この4対4は初めてですね、日本では時々あるけど、3本勝負となると。でも本当、グランプリを終えた後のリングはまた一味ふた味違うし、メキシコ側と対角になったけど、リングでルチャを通じて対話しているので、今日、リングで再会したときもハグをして「今日はよろしく!」って気持ちになりました。やっぱりルチャは国境を越えますね。本当、みんなもメキシコに来てこういった経験をしてほしいって思います」(本間)

「今日は多国籍軍としての試合でしたけど、バッケルがすごい助けてくれました。日本でもお世話になりましたしこっち来てからも同じチームワールドとして一緒に戦ってきたから、こっちもすごく信頼して戦えました。グランプリ終わってからまた何か雰囲気がみんなも違うし、試合すればするほど、国境を越えるなと思いました。まだ明日の死者の日があるので、それらも私たちが勝ちます!」(清水)

■10月31日 アレナプエブラ
▽8人タッグマッチ
本間多恵&清水ひかり&ステファニーバッケル&プリンセサスヘイ(2-1)ダリス&ハロチータ&ジュビア&レイナイシス

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