【WWS】ミスター・ポーゴ最後の弟子、高瀬直也が大仁田に電流爆破を直訴

群馬で積年の思いが弾けた。11月27日(日)13時より、群馬県高崎市のGメッセ群馬で、WWS主催「ワールドウイングスピリットin Gメッセ群馬2022」が開催され、メインイベントにバンクハウスデスマッチルールにより、高瀬直也、チェーンソートニー、ジェイソンVS大仁田厚、グレートポーゴ、ギャングスターの試合がおこなわれた。

試合は、序盤から大仁田に狙いを定めた高瀬が、リング内外でマッチアップ。
高瀬は大仁田と張り手合戦でやり合ったのち、有刺鉄線ボードに大仁田を、なんと顔面から突っ込ませた。

右瞼上に有刺鉄線で裂傷を負った大仁田は、流血の止まらない中で試合を敢行。

最後は毒霧を高瀬に浴びせた大仁田が、そのまま机上パイルドライバーを決め、気力で返そうとする高瀬を沈めた。

試合後のリングで高瀬は、「大仁田さん、俺、あんたが好きなんだよ!だけど組んでるだけじゃダメなんだよ!俺、あなたと戦います!」と感情むき出しに宣言した。

大仁田は、「みなさん、高瀬を可愛がってやってください。高瀬がやりたいと言うなら来年は群馬に地雷爆破をもってきます。高瀬を、群馬の星にしてやってください。」と親心とも取れる言葉を返した。

WWSプロレスは、大仁田厚のFMW時代の最大の宿敵だった初代のミスター・ポーゴが、2000年に群馬の地で立ち上げたプロレス団体。高瀬はポーゴ最後の弟子にして、2022年4月に同団体を引き継ぎ代表に就任した。

試合後のインタビューで高瀬は、
「師匠のポーゴさんは、俺にとって厳しくもやさしい、親父のような師。最大のライバルながら、大仁田さんに対する尊敬と感謝の思いをよく話していた。」と話すも、これまで大仁田がWWSに参戦する際は常にタッグを組み、大仁田サイドに立ち続けたことに、釈然としない未消化な思いがあったという。
「プロレスラーとして、師匠のポーゴさんを超えたいという思いが俺の中にあるんです。そのためには、大仁田厚は俺が倒して越えなきゃならない壁。男として、挑むと決めました。」

群馬で電流爆破が開催され、高瀬の思いは成就するのか?
今後の動向に注目したい。

〈写真提供:大仁田屋〉

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