【ストロングスタイル】“関節技の鬼” 藤原喜明がデビュー50周年を記念して8年ぶりの参戦<11.23大阪>

初代タイガーマスク率いるストロングスタイルプロレスは11月23日(水・祝)、大阪・コレガスタジオにて「闘宝伝承2022–2nd」を開催した。

今大会のセミファイナルでは藤原喜明デビュー50周年記念試合タッグマッチが行われ、藤原喜明&アレクサンダー大塚vs船木誠勝&冨宅飛駈が対戦。

初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス闘宝伝承2022–2nd
■日時:11月23日(水・祝)12時20分開場/13時30分開始※13時15分第0試合開始
■会場:大阪・コレガスタジオ
■主催:闘宝伝承実行委員会/初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス
■共催:一般社団法人 初代タイガーマスク後援会
■後援:闘道館
■観客数:529人(満員)

【特別来場】
初代タイガーマスク 佐山サトル

▼セミファイナル  藤原喜明デビュー50周年記念試合タッグマッチ 60分1本勝負
○藤原喜明(プロフェッショナルレスリング藤原組)
アレクサンダー大塚(AO/DC)
vs
船木誠勝(フリー)
●冨宅飛駈(パンクラスMISSION)
11分23秒 脇固め

関節技の鬼、テロリスト藤原喜明がデビュー50周年を記念して、2014年7月以来ストロングスタイルプロレスに8年ぶりの参戦を果たすこととなった。御年73歳で現役。

船木誠勝をして「(ベテランだからと若い者に試合を任せきらずに)試合をするプロレスラー」は、世界広しといえども組長をおいてほかにいないのではないか。その藤原と弟子の船木が対戦する試合は2019年8月4日以来とあって、今回セミファイナルはメインと並ぶ話題となっていた。

まずは冨宅、船木、大塚がリングイン。大塚は観客に深々と一礼。最後にワルキューレが流れるなかを組長が入場。

73歳とは思い難いキレた体つきで、コンディションの良さが伺える。先発は冨宅と大塚。グラウンドの攻防、大塚が足を取れば、冨宅は大塚の腕を狙う。回転して態勢を入れ替えながら冨宅がアームロックを狙うが大塚も警戒してロープに逃れる。

船木と組長がリングイン。緊張感が漂うなか組打ち双方腰を落としながらグラウンドに。組長が船木の上になり袈裟固め。船木が回転して切り返し、今度は組長の上になるが、その船木の首を組長が再びクラッチして身動き出来ない船木の腕に手を伸ばしチキンウィングを狙うが船木逃れる。

立ち上がり、船木がロープ際で組長をヘッドロックするが赤コーナーへ引きこまれる。組長、大塚と交代。大塚が体重を掛けて船木を倒して太い腕を絡めて袈裟固めも。船木が解いてマウントポジションを取るがニアロープでブレイク。冨宅と大塚。グラウンドの攻防でスタミナを削られた大塚が交代をアピールするが組長拒否して「もっといけ」。

組長と冨宅。冨宅のカーフキックで組長の足が流れてダウン。冨宅が組長にストンピング、ヘッドロックしてスリーパーの態勢も極めきれず外して組長の背面に蹴りを入れ船木と交代。船木は早いモーションで組長を攻め立てるが、ニュートラルコーナーで組長が船木に張り手。

代わって入った大塚がバチバチの打ち合いから船木を鳴門の潮流彷彿のうず潮スイングでぶん回す。

大塚と交代した組長が船木に頭突き2発、3発目にG馬場さんを彷彿の豪快なヘッドバットを叩きこむ。冨宅に張り手をかまし、怯んだ冨宅の腕を取ってがっちりと脇固めで決め、50周年記念試合第1弾を勝利で飾った。

試合が終わればノーサイド、組長に花束が贈呈され、4人並んで記念撮影のあと、船木、冨宅、大塚3人組長と抱擁、握手を交わした。
ちなみに12月8日に東京・後楽園ホールで開催される「初代タイガーマスクストロングスタイルプロレス」で、50周年記念試合第2弾が行われることが既に決まっている。

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