【旭志織インタビュー】2AWタッグ王座挑戦を控えベテランとして若手の壁となり、現王者にはいばらの道を!そしてあわよくば…<プロレスTODAY増刊号>

千葉密着・発信型プロレス2AWより、旭志織がプロレスTODAY編集部に来社。

2AW年内最終戦となる12月25日(日)開催のTKPガーデンシティ千葉大会で、花見達也・仁木琢郎組が保持する2AW タッグ王座へPSYCHO(フリー)と共に挑戦が決定している旭。

勢いに乗っている王者組の花見・仁木について、「立ちはだかって超えられるのではなく、立ちはだかってしっかり足をすくいたい」と現在の心境を語った。

ベテラン選手として見てきた旗揚げからの2AWを旭はどう見たのか?

また退院したリッキー・フジについて思いを語った。

【大会名】有限会社 山﨑工業 プレゼンツ 2AW 年内最終興行 GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉
程】2022年12月25
【開場】12:15 【開始】13:00
【場所】千葉・TKPガーデンシティ千葉 4F コンチェルト

▼インタビューはコチラからご覧ください。

①2AWタッグ王座戦への意気込み
▼対戦カード
[2AW タッグ選手権試合]
《王 者 組》花見達也・仁木琢郎
     vs
《挑戦者組》旭志織・PSYCHO(フリー)

--12月25日(日)に行われるTKPガーデンシティ千葉大会で、旭選手はPSYCHO選手とともに、花見・仁木組が持っている2AWタッグ王座へ挑戦します

2AWになって、KAIENTAI-DOJOの頃と比べると、若い選手が中心になったということが一番変わったなと感じてるんですよね。若い選手たちが今躍動していて、チャンピオンも今、花見・仁木というデビュー5年以内の選手なんですよね。その若い子たちがチャンピオンとして、団体としては理想的だと思うんですけど、彼らが円滑に進むだけでいいのかなって常々思ってまして。いばらの道を用意してもいいんじゃないか、いばらの道がチャンピオンになってもいいんじゃないか、ということで今回挑戦させていただくわけなんですけど。立ちはだかって超えられるのではなく、立ちはだかってしっかり足をすくいたいなと

②王者組である花見達也・仁木琢郎の印象は?

--なるほど(笑)。王者組の印象はいかがですか

ベタな言葉ですけど、勢いはめちゃくちゃあるなと思います。ただ、勢いしかねえなと思いますね。逆にいうとそうですね、今はいいと思うんですよね。若い時代に勢いでガ-っと行けるのはいいと思うんですけど、もうちょっとしたらきっとさらに下からの突き上げが出てくると思うんですよね。そのときに彼らはどう立ち回れるのかなとは思います。そういったときのための経験値として、我々みたいなものがいらん事したいなと思ってるんですよね

--逆に言うと彼らが成長するための1つのきっかけになろうと

ただ、本当にただのきっかけにはなりたくないというか…きっかけのフリしつつ、ちゃっかり美味しいとこもらいたいなと

--あわよくば自分たちの時代を取り戻そうということですね

じゃないと。挑戦じゃなくて普通のタッグマッチでいいんで。ベルトのかかった試合にしたということは、結局は足かせとなりつつ、しっかりとこちらも美味しいところをいただきたいなという話なんで

③PSYCHO選手とのタッグについて

--PSYCHO選手とのタッグは実際組んでいかがですか

どうなんですかね。これはもうPSYCHO選手に限らず同じ若手時代を一緒に過ごした先輩・後輩は、僕は誰とでもタッグを組める自信があって。というのも、KAIENTAI-DOJOの初期の頃に一緒にいた選手たちであれば、もう全員と何度となく組んでますし、何度となく戦ってきてるんで。それから20年たった今であっても、いつでも何かしらできるなというの自負はあるんですね。そういったこともあって今回、PSYCHOがトーナメントに参戦して花見から勝って、そして自分はトーナメント負けた人たちが集まった試合があって、そこで花見から3カウントを獲ることが出来て。このタイミングでこういう風に2人が勝ったんであれば、PSYCHOと組んでちょっと色気出してもいいんじゃないかなと思った次第ですね

--なるほど。PSYCHO選手との意思疎通はいかがですか

基本的にやっぱPSYCHOってああいう感じの人なんで、意思疎通は出来ないという

--出来ない…

そうなんです。なんで、逆に意思疎通する必要ないかなと。たださっき言ったように20年間知ってる人なんで、何するかってのは大体わかるんですよね。そういう試合の呼吸みたいなのは心配してないですね

--なるほど。キャリアがあり、名バイプレーヤーなお2人だからこそですね

たぶんどっちもそういう役割が多かったと思うんですよね。内々でこう動かしていくみたいな、試合中にもそういう感じでやる立ち位置が多かったような気がする2人ですしね。そういう司令塔的なものが2人いても、それはそれで面白いんじゃないかなと

--剛(ごう)と柔(じゅう)の役割があると、今回は柔と柔が合わさったような形かなと思うんですよね。

あぁ、それが1番分かりやすいですね。彼ら(花見・仁木)は順調に来すぎているので、1回ちゃんとこけていいんじゃないかなと思うんですよね

--じゃあ今回は出る杭を打ちに行くという

そうですそうです、まさしくそうですね

 

④ベテラン選手として見てきた旗揚げからの2AWは?

--旭選手はKAIENTA-DOJOから2AWの旗揚げまでずっと見てこられたわけですが、今の2AWはどのように思われてますか?

2AWになって、みんな思いは一緒で。よし、新しい団体になったんだから、新しいものをしようぜっていうことで全員がスタートしたんですね。…なんですけど、結果的にたぶんそこまで変わってなくて以前と。今回のトーナメントを見ても思ったんですけど、今回のトーナメントの優勝者が吉田で、準優勝が浅川だったんですよね。その2人って2AWが旗揚げした当初にもメインイベントで戦った2人じゃなかったかなっていう

--初代のベルトを争ったお2人ですよね

それってつまり、旗揚げして3年から4年たちますけど、そのトップの構図を誰も変えれなかったってことですもんね。それは彼らが充実してるっていう意味もあると思うんですけども、その他が停滞したなっていうイメージがあってですね

--なかなか厳しいですね

負けといて言うことじゃないんですけど。負けた人間が言うセリフじゃないのは重々承知なんですけど、でもやっぱり誰もそこを突き崩せなかったなっていう、それはちょっと悔しいなと思います

--なるほど。でも2AWという団体になって、花見選手を筆頭に新しい若手の選手が伸び伸びやっている印象があります

僕はもっと伸び伸びやってほしいなと思いますね。ずっと今回このタッグ選手権がきまってから、花見のことを『ボンクラ』、仁木のことを『バカ』って言い続けてるんですけど

--(笑)

ずっと言っているんですけど、『ボンクラ』とか『バカ』しか、現状は打破できないと僕は思ってるんで。だから本当はもっと『ボンクラ』であってほしいし、もっと『バカ』であってほしいなってちう気持ちでずっとあえて言ってるんですけど

--なるほど。

でも、リング上でお利口さんでリング外で『バカ』な気がするんですよね。逆であってほしくて。リングの上でこそ『バカ』であり、『ボンクラ』になってほしいなって思ってるんですよね。だからそういう鼓舞の意味も含めて、ずっと彼らのことをそう言ってるんですけど…

--時代を変えるのは『若者バカ者』と言いますもんね。

僕はそう思ってるんで

--旭さんからの叱咤激励の意味をこめた発言ということですね

それ半分、本気で思ってるの半分ですね

⑤退院したリッキー・フジへの想い

--そして先日リッキー選手が退院され、会場にも足を運ばれてました

リッキーさんなんで、絶対帰ってくるだろうなと全員思ってたと思うんですよね。その通り、ちゃんとリッキーさんは帰ってきてくれたんで。それに関しては一安心というか、うん。でもたぶん帰ってくるまでのリハビリ期間とか、相当なご苦労があったと思うんですよね。リッキーさんってそういうところは見せないんで。いつも通りのリッキーさんがふらりと道場に帰ってきたんで、なんかもう僕らもちやほやせずに、いつも通りのリッキーさんとして接するべきかなと思ったんですよね。ちやほやするのは1回でいいんで。瞬間だけでね

--本人も早々にリングに復帰したいとおっしゃってますよね

本人は気持ちがはやってるんでしょうけどね。やっぱり体のことではあるんで、本人がやりたいと言ってもいろんな兼ね合いだと思います。もうちょっとリッキーさんには調整をしていただいた方がいいのかなと。

--リッキーさんは本当に超人ですもんね。以前お話を伺ったときも、頭が切れたりしたときにアロンアルファでくっつけるとかっておっしゃってました。

言ってましたね。普通に巡業の小道具の中に入ってるんですもん、アロンアルファ。

--滝澤選手と対戦するときは、チョップ対策でニベアを塗ってるというのもうかがいました。ニベアによって痛みを逃すというか、摩擦で肌が切れないようにする様です。

せこいっすね~。やり方、せこいですね。ベテランとか云々の前に、せこいですよそれは。そんなことやってるんすか

--旭選手はリングに上がる前にやっておくこととかありますか?

ずっと腰がよくないので、自分の腰に対して試合前にエールを送るっていうのをやってますね。自分の腰に対してエールを送る…おまじないですよね。それだけはずっとやってます。

--腰ちゃん頼むよ、みたいなことですか?

本当そうですね。恥ずかしいから、ここではやらないですけど。結構毎回やってます。

--レスラーは腰に負担かかりますよね。僕もぎっくり腰になったことありますけど、動けなくなりました

なんで、僕もぎっくり腰が多いんですけど…何きっかけでなるか本当に分からないんですよね。僕、技を受けてなるものだとおもってたんですけど、もう7、8年前の話しになりますが、試合中に卍固めを仕掛けてぎっくり腰になったりしたんで

--それは辛いですね

相手になにかやられてなるんじゃなくて、自分の動きでなったりするのでもう対策のとりようがないというか。だからもうおまじないしかないなと。そのときも全く動けなくなってしまったんですけど、人前で戦ってる以上はそうならないために、普段からケアをしていきたいなと思っています

 

⑥大会に向けてメッセージ

2AW、2022年の最終興行となります。その最終興行でシングル、タッグのタイトル戦が組まれているということで。そしてそのタイトル戦に名前を連ねているということに自覚をしつつ、さらに対戦相手である若き王者チームにもそのことを自覚させるような試合にしたいと思ってますんで。今年の年の終わりはベテランの力を再確認させれるような戦いをしたうえで、ベルトを巻いて年越したいと思ってますんで、よろしくお願いします

<インタビュアー:プロレスTODAY総監督 山口義徳>

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https://proresu-today.com/archives/207065/

▼インタビューはコチラからご覧ください。

 

【大会名】有限会社 山﨑工業 プレゼンツ 2AW 年内最終興行 GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉
程】2022年12月25
【開場】12:15 【開始】13:00
【場所】千葉・TKPガーデンシティ千葉 4F コンチェルト

【全カード】
2AW 無差別級選手試合
《王者》真霜拳號 vs 《挑戦者》吉田綾斗

2AW タッグ選手権試合
《王者組》花見達也&仁木琢郎 vs 《挑戦者組》PSYCHO(フリー)&旭志織

★条柴拓真 2AW所属ラストマッチ
条柴拓真 vs ナカ・シュウマ

★タッグマッチ
梶トマト(フリー)&浅川紫悠 vs 滝澤大志&若松大樹

★6人タッグマッチ
吉野コータロー&最上九&笹村あやめ vs CHANGO(フリー)&本田アユム&チチャリート・翔暉

★タッグマッチ
十嶋くにお&超人勇者Gヴァリオン(BRAVES) vs 大和ヒロシ(フリー)&レッカ(フリー)

※試合順未定。負傷その他の理由により欠場の場合あり。

 

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