【DDT】男色ディーノ「20年に1度のわがまま」マッチは、愛犬ハクが勝利を挙げるまさかの結末に!

DDTプロレスはが12月21日、東京・後楽園ホールで「男色ディーノ20周年書籍出版記念(予定)大会」を開催。無事、単行本「イロモノの野望 透明人間と戦ってわかった自分の商品価値の上げ方」(徳間書店、28日発売)の出版にこぎ着けたディーノは、「20年に1度のわがまま、男色ディーノ自己満足試合」として、“朋友”マッスル坂井と対戦するも、ディーノの愛犬ハクが勝利を挙げるというまさかの幕切れとなった。

 2002年1月にデビューしたディーノはゲイレスラーとして、さまざまなハレンチ殺法でプロレス界に革命をもたらせ、DDTマットを席巻してきた。その一方で、同団体の最高峰KO-D無差別級王座を4度戴冠した実力者で、DDTには欠かせない存在。区切りの試合では、ほぼ同期の“朋友”である坂井を指名し、「自己満足試合」に臨んだ。

 両者が入場すると、スーパー・ササダンゴ・マシンならぬ坂井が“煽りパワーポイント”でプレゼンテーションを始め、「プロレスで最初に教えてもらう技」としてヘッドロックに着目。坂井はヘッドロックでディーノの頭を破壊すると予告。

 試合が始まると、ヘッドロックの応酬に。なぜかその間にイヤホンでハードロックを聞いたり、秋山準に減量指令を受けている坂井がチョコレート菓子を食べたりする異様な展開に発展。坂井が「今林(久弥GM)さんの前でやる最後のシングルじゃない?」と言うや、今林GMがリングインし、「会社をやめる俺のためにありがとう」と発言するも、ディーノが今林GMにブレーンバスターを見舞って蹴散らした。

 ディーノがホモイェ、坂井が垂直落下式リーマンショックを繰り出し、本格的な攻防になったが…。ここで、ビジョンにハクが登場し、「オマエらに普通のプロレスなんて求めてないでゲス! オマエらにしかできないことをやれ」とのテロップが流れた。そして、ハクがリングに入ると、坂井は股間を噛まれてダウン。ディーノはリードで首が締まり、こちらもダウン。すると、ハクが2人の体の上に前足を置いてフォール。レフェリーがマットを3つ叩いて、ハクが勝者になる衝撃の結末に。

 試合後、今林GMが今年いっぱいで会社をやめるものの、来年1月以降も業務委託でGM職は続けることを報告。

 ノーサイドで全選手がリングに上がると、ディーノは「私、周年が好きじゃないのは、何周年だろうが、やることは一緒なんです。だから周年ということで、そこだけ頑張るのは好きじゃなくて。今日のことは忘れてください。しばらく言ってこなかったんだけど、DDTには男色ディーノがいる。でも、その前にコイツらがいる。だからDDTは大丈夫。20周年と先に向けて、みんなで締めましょうか」と観客にメッセージ。最後は「明日も一日頑張るぞ。オー!」で記念大会を締めくくった。

 バックステージでディーノは「(坂井とは)こうなるでしょうね。坂井と試合したらああなっちゃうんです。ああしようこうしようじゃなくて、ああなっちゃう。出てくれた人、出てくれてない人、ホントに誇らしかった。こんな感覚を味わえるんだったら、20年頑張ったかいがあったんだなって。DDTが好きなんですよ。そうなっちゃう人がいっぱいいる。そうなっちゃうをもっといっぱい出したい。そんなDDTでいたい」と感慨深く語った。

【大会名】男色ディーノ20周年書籍出版記念(予定)大会
【日時】2022年12月21日(水)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】537人

▼ダークマッチ イロモノの野望 presents 敗者買取デスマッチ 10分一本勝負
●高木三四郎 vs 彰人&大鷲透&平田一喜○&アントーニオ本多&大和ヒロシ
5分43秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め
※高木の「イロモノの野望 透明人間と戦ってわかった自分の商品価値の上げ方」47冊自腹購入が決定。

▼オープニングマッチ キャリアが少ないDDTの選手をヤングドラマと呼ぶ 30分一本勝負
○アナルコ・モンターニャ&岡谷英樹 vs 正田壮史&須見和馬●
9分27秒 エビ固め
※シューティングパンク・プレス

▼第二試合 題名のない時間差入場ランブル 時間無制限勝負
○赤井沙希<8> vs 大石真翔●<5>/岡田佑介●<7>
9分33秒 オーバー・ザ・トップロープ
※赤井が2022年キング・オブ・パンストシストとして認定される。< >内は入場順。

【試合経過】
①●坂口征夫<6> vs ヤス・ウラノ●<2>
6分41秒 両者オーバー・ザ・トップロープ

②○岡田佑介<7> vs HARASHIMA●<1>
7分32秒 オーバー・ザ・トップロープ

③○岡田佑介 vs 竹田“シャイニングボール”光珠●<3>
7分42秒 オーバー・ザ・トップロープ

④○岡田佑介 vs 高鹿佑也●<4>
8分9秒 オーバー・ザ・トップロープ

▼第三試合 いまを生きる6人タッグマッチ 30分一本勝負
上野勇希&●MAO&小嶋斗偉 vs クリス・ブルックス&高梨将弘○&大家健
12分20秒 HOD

▼第四試合 目新しいシングルマッチ 30分一本勝負
○土井成樹 vs 勝俣瞬馬●
11分48秒 片エビ固め
※バカタレ・スライディングキック

▼第五試合 DDT伝承6人タッグマッチ 30分一本勝負
樋口和貞&●石田有輝&タノムサク鳥羽 vs 遠藤哲哉○&秋山準&DJニラ
11分12秒 片エビ固め
※旋回式トーチャーラックボム

▼セミファイナル 20年に2度目のわがまま、男色ディーノが見たいだけのシングルマッチ 30分一本勝負
○飯野“セクシー”雄貴 vs 今成“ファンタスティック”夢人●
16分43秒 体固め
※バドンカドンク

▼メインイベント 20年に1度のわがまま、男色ディーノ自己満足試合 30分一本勝負
○ハク vs 男色ディーノ● vs マッスル坂井●
16分8秒 体固め

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