【ノア】”奇跡の一戦”は中邑真輔が毒霧を吸い取りムタへ噴射、キンシャサで勝利!「バイバイ、マイアイドル、ムタ」

プロレスリング・ノアは昨年に続き、1月1日に日本武道館大会『ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2023』を開催した。

『ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2023』
日時: 2023年01月01日(日)開始: 16:00 開場:15:00
会場: 日本武道館
観衆:9,500人(札止め)

”奇跡の一戦”となったグレート・ムタと中邑真輔の試合は対戦が発表されると大きな話題となった。

事前の会見にて代理人の武藤敬司は「今回の戦いは世界観と世界観のぶつかり合い。たぶん他のレスラーたちでは描けないようなアート、芸術的な最高な戦いになるような予感がします。グレート・ムタ、生まれて30数年経ちますが、過去にはアントニオ猪木、ハルク・ホーガン、スティング、(リック)フレアー、スティーブ・オースティン、そうそうたる世界のトップと戦ってきました。その歴史のページに新たにこのSHINSUKE NAKAMURAの名前が刻まれることを非常に喜んでおります」と述べていた。

一方の中邑は「武藤敬司がね、リングから降りてしまう、グレート・ムタが魔界に帰ってしまう、この状況の中ではどうしても自分の本物の感情をさらけ出さずにはいられないです。やっぱり僕の中でね、中高生の頃、グレート・ムタは僕のアイドルでした。大好きでした」とこの一戦への思いを明かしていた。

入場ではWWE同様にバイオリニストのリー・イングランドJrさんの演奏と太鼓の共演で真っ白なガウンに身を包み会場を沸かせた。

試合は「神がかった状況を味わい尽くしたい」と言っていた通りじっくりと展開でスタートすると場外戦やムタをオマージュしたかエプロンのムタに中邑が花道をダッシュしてラリアットを見舞う。

ムタも毒霧を2回噴射など追い込み、さらにもう1回狙ったところで中邑がムタの唇を奪い毒霧を吸い取ると、掟破りの毒霧噴射からキンシャサを見舞い3カウント。

<試合結果>

▼ダブルメインイベントⅡ~スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)
グレート・ムタ ×
vs
SHINSUKE NAKAMURA 〇
18分19秒 キンシャサ → 片エビ固め

勝利した中邑はマイクを持つと「奇跡をありがとう。バイバイ、マイアイドル、ムタ」と花道を歩くムタへメッセージを送ると最後は「イヤァオ!」で大会を締めた。

すると花道を戻るムタを追いかけ、肩を抱いて一緒にゲートへ戻っていった。”奇跡の一戦”を目の前にした観客から鳴り止まない拍手が送られた。

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