【東京女子】渡辺未詩がトリッシュ・アドラを破りIP王座V2!芸能活動と二刀流の上原わかなは黒星デビュー
東京女子プロレスが新春恒例のイッテンヨン(1月4日)・後楽園ホール大会「東京女子プロレス ’23」を開催。インターナショナル・プリンセス(IP)王者の渡辺未詩が、米国のインディーマットで活躍するトリッシュ・アドラを破りV2に成功した。
序盤、アドラの腕攻めに苦しんだ渡辺だが、ショルダータックル連発で攻め込んだ。アドラがジャーマン、変型羽根折り固めを繰り出すと、脱出した渡辺はジャイアントスイングでぶん回した。アドラはビッグブーツ、セントーンを見舞うも、渡辺はダブルチョップ連打で形勢逆転。レーザービームからティアドロップを決めて3カウントを奪った。
渡辺は「初めて防衛戦で海外の選手を迎え撃って。あの体格の選手って、今まで東京女子に来た選手のなかでも、だいぶ違うので怖かったんですけど、なんとか防衛できました。3月に有明(コロシアム)があって、その後、米国が決まってる。(有明は)米国に行けるかどうかみたいな大会になると思うんで。私はインターナショナルのベルトを持った状態で。これを持ってたら絶対米国に行けると思うんで」と米国興行のメンバー入りを期していた。
また、今大会で2人の新人選手がデビュー。タレントで先に企画された「夢プロレス‐dream on the ring -」でプロレスに挑戦し、その後もプロレス活動を継続して練習を積んだ上原わかなは、遠藤有栖とのタッグで、宮本もか&長野じゅりあの空手コンビと対戦。上原は宮本にボディスラム、スリーパー、ドロップキックを繰り出すなど奮戦したが、宮本の羅生門でギブアップ負け。
上原は「これから成長した姿を見てもらいたい。ドロップキックとボディスラムができたので、そこはよかった。プロレスを始めたいと思ったきっかけが中島翔子さんの試合を見てだったので、私もいつか空中戦とかできるような選手になりたい」とコメント。
愛野ユキとのシングル戦に臨んだHIMAWARIはエルボー連打、ドロップキック、逆片エビ固めなどを出して食い下がったが、愛野のヴィーナスDDTに沈んだ。HIMAWARIは「初めてプロレスラーとしてリングに上がれたという実感が痛みで味わうことができました。ここから東京女子の選手として、団体を盛り上げていきたい。笑っていただけて楽しませることのできる、感動も起きる試合ができるようなレスラーになっていきたい」と話した。
【大会名】東京女子プロレス ’23
【日時】2023年1月4日(水)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】1111人(超満員)
▼第一試合 HIMAWARIデビュー戦 15分一本勝負
○愛野ユキ vs HIMAWARI●
6分5秒 片エビ固め
※ヴィーナスDDT
▼第二試合 上原わかなデビュー戦 20分一本勝負
○宮本もか&長野じゅりあ vs 遠藤有栖&上原わかな●
9分15秒 羅生門
▼第三試合 20分一本勝負
○角田奈穂&桐生真弥&鳥喰かや vs らく&原宿ぽむ&猫はるな●
8分36秒 片エビ固め
※紫電改
▼第四試合 新春兎にも角にもウサちゃんマッチ 15分一本勝負
○中島翔子 vs ハイパーミサヲ○
14分53秒 当たり
※勝者は中島とミサヲ。リング上空に吊るされたうさぎのぬいぐるみ3体のうち「当たり」を引いた選手が勝利となる特別ルール。
▼第五試合 プリンセス・オブ・プリンセス王座次期挑戦者決定6選手参加バトルロイヤル 時間無制限勝負
○瑞希<5> vs 伊藤麻希●<2>
16分58秒 キューティースペシャル
※< >内は入場順。
【退場順】
①○上福ゆき<3> vs 乃蒼ヒカリ●<1>
4分52秒 オーバー・ザ・トップロープ
②○伊藤麻希 vs 上福ゆき●
6分20秒 オーバー・ザ・トップロープ
③○瑞希 vs 辰巳リカ●<4>
8分2秒 横入り式エビ固め
※伊藤、鈴芽とともに押さえ込む。
④○伊藤麻希 vs 鈴芽●<6>
10分40秒 伊藤パニッシュ
▼第六試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○渡辺未詩 vs トリッシュ・アドラ●<挑戦者>
10分34秒 体固め
※ティアドロップ。第9代王者が2度目の防衛に成功。
▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分一本勝負
<王者組>赤井沙希&●荒井優希 vs マックス・ジ・インペイラー○&ハイディ・ハウイツァ<挑戦者組>
11分29秒 体固め
※マスターブラスター。令和のAA砲が4度目の防衛に失敗、インペイラー組が第11代王者組となる。
▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○坂崎ユカ vs 山下実優●<挑戦者>
16分8秒 片エビ固め
※魔法少女にわとり野郎。第11代王者が
〈写真提供:東京女子プロレス〉